2009.11.07 (Sat)
強迫性パーソナリティの側面
「ですが、部長、この場合は.........わたしは........と思います。」となぜ交渉を試みようとしないのだろうか?最終結果はどうあれ、交渉してみる余地はあるのではないだろうか?せっかく自信を持って臨んだプログラムなのだから、と..........。
こうした一瞬のやり取りに、対立への恐れ、臆病さが見てとられてしまいます。それに対する防衛として、人間関係を上下に考える癖が身に付いているとも言えます。したがって、下位にいると、自分がみなした相手には、傲慢な態度で臨みやすくなります。
当然のことながら、相手も上下意識を持っているとは限りません。役職として上位にいても、人格としてはフラットだと考えている人々の目には、上に弱く下には理不尽な鼻もちならない人と映るでしょう。
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2009.11.06 (Fri)
言いたいことを言う人
「私は歯に衣着せずものをいう人なの。でも、言った後は根に持たないからね。」
それはそうでしょう。本人は言ってすっきりしたのですから。ですが、売られたケンカを買わずに我慢した人は、それから悶々とすることになります。相手に、「根に持たせる」のです。
相手のどこに『地雷』があるかは、よほど親しくなければわかりません。自分としては、軽く意見したかった、それが相手のためだと思ったのかもしれません。
とはいえ、相手の生き方、生活態度、価値観、仕事などに対して、批判ばかりしていては、人間関係はギクシャクしてきます。そこに、配慮がないからです。
自分の考えが相手よりも正しい、優れている、相手が劣っているといった意識がそこに働いています。
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2009.11.02 (Mon)
別れた相手をストーカーにさせない方法
どちらか一方の心が冷め、もう片方は依然として親密な関係でいたいと望む時、別離は少なからず泥仕合になってしまう可能性があります。
どうしようもなく止めようもなく恋に落ちてしまったように、どうしようもなく止めようもなく冷めてしまうのも恋です。
ですが、心が離れていることを相手に見せつけようと、相手の目の前で他の異性とべたべたするのは、賢明な方法とは言えません。心のままに、「あなたが嫌いだから、寄ってこないで」と、唇に軽蔑の薄笑いを浮かべるのも短慮と言えます。
2009.10.08 (Thu)
マインドコントロール症候群
たとえば、付き合い始めたばかりの相手から、
「女性は髪を長くのばすべきだ」
と言われたら、相手の好みにあわせて、ロングヘアーにしようと思うでしょうか。それとも、どんな髪型にしようと私の勝手だと、内心いらだちを覚えるでしょうか。
髪を伸ばし始めると、今度は、資格を取るために勉強を始めようとしていることに対して、「そんなことをして何になるんだ」とか「あの学校は二流だ」
そこで、
「家族にもそんなことは言われたことはないよ。うちの家族は、それぞれの自由を尊重してるから」
と返すと
「それは違う! その考えは間違っている! 君は○○というふうに、考えるべきだ!!」
異議を唱えると、彼は激昂して、立て板に水のように持論を唱えます。
こうした態度にとても傷ついたと、友人に相談すると、友人は、「それは彼の愛よ。心配してくれているのよ」と慰めてくれますが、釈然としません。
こんなにも相手の自尊心を挫き傷つける、これが愛? 愛なら、「がんばれよ」と励ましてくれてもいいでしょ?
2009.09.29 (Tue)
偽善のプロフィール
困ったとき、手を差し伸べてくれる人はありがたいものです。それが異性なら、恋に落ちてしまうかもしれません。
ですが、節度のない善意の押しつけは、それ自体がトラブルと化してしまう可能性があります。その人の親切には、はたして共感があるでしょうか。
困っている人は、ただそれだけで、そばにいる人を優れた人に見せてしまう引き立て役になりがちです。自分 をよく見せたい人を引き付けてしまう可能性があるのです。
誰しも人に親切にしたら、感謝という報酬を期待します。とはいえ、その報酬のために、困った人を探して奔走するようなことはありません。その人の周りに困っている人が多い、問題のある人とばかりかかわりたがるとしたら、要注意です。
共感の乏しさは、気配で感じられます。力を貸してはくれても、その力が足りなくて、どれほど困っていたかという会話には、無関心です。共鳴を求めても、ブロックされる感じです。目に見える不足を補って、それで完了です。心は付いてきません。
「お金に困っている人がいるから」といって、Aさんは夜更けに、友人や恋人と過ごすひとときを切り上げてまで、駆けつけます。
よほど、その人のことが心配なのだろうと思い、気になって、「あの人、どうしてますか?」と、尋ねると、「今頃、借金取りに追われて逃げまくっているだろうね、ははは。」
愕然となるような答えです。心配じゃないの?それなら、どうして取るものもとりあえず駆けつけたりしたの?
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2009.09.22 (Tue)
批判屋のプロフィール
批判に耳を貸し、冷静に受け入れて考慮するのが大人の取るべき態度だと、子供のころ教えられたかもしれません。ですが、それは、善意や好意に基づいた建設的な意見に限られます。嫉妬に駆られた揚げ足取りやライバルつぶしの批判は、第三者の立場であってさえ、不快な思いをするものです。ましてや、批判屋が至近距離にいる場合、知らないうちに自尊心に無数の傷を負ってしまっている、ということになりかねません。
口を開けば人を批判する人は、それが習慣となっています。勤めたこともない職場を、内情を知り尽くしているかのような口ぶりで語り、よく知りもしない人を、時には会ってさえいない人を、その人柄を知り尽くしているかのように第三者に語ります。そして、手厳しい持論の評価を下すのですが、当然のことながら、的外れです。実情を知らないのですから。
自覚している、いないにかかわらず、批判することで相手の価値を切り下げ、自分を高く持ち上げているといえます。ですが、話し相手が,それを真に受けてくれる人ばかりとはかぎりません。自らの劣等感の深さを見透かされるリスクを負いながらも、しかし批判屋は批判屋であり続けようとします。
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2009.09.20 (Sun)
宣伝する人
称賛の言葉が返らない場合は、「わたしは誤解されやすいタイプだから....」と嘆き、今度は慰めの言葉を求めます。
自己賛美の好きな人は、まるでワンセットのように他者批判を好みます。「人間というのは本当に罪深いもので」などという表現を好みますが、自分が罪の意識を持つことは断固として拒絶し、常に相手が罪に値するというのが自説です。
2009.09.19 (Sat)
非定型うつ病
そのために、良い気分になれる事柄を無意識に探したりします。おいしい食べ物を食べる、買い物をするなど、何らかの気分の高揚する対象への依存が生じやすいといえます。
ですが、根底に過去の出来事やかかわった人への怒り、失望等、負の感情が横たわっていますので、高揚感は長続きはしません。過去の出来事から生じた自尊心の低下や、暗い未来予測、そこから滲みだすイライラ感をコントロールしようとして、良いこと探しをしていますので、ちょっとしたうまくいかないことにも、突然強い怒りが爆発したりします。こうした時には、一度堰を切ってあふれ出した怒りは、なかなか収まりません。
2009.09.15 (Tue)
失恋というもの
ですが、その人には多くの異性の影があり、それだけに必死に傍に行こうとしている私を、その人は、他の女性と一緒に、ヒソヒソ話をしながら振り向いて笑い、
「押しのけても押しのけても寄ってくる」
その唇に浮かぶ薄笑いが、私の心臓を一撃しました。
助手席は彼女のために空けておくといわれ、幸せそうなふたりの姿を目の当たりに見るのが辛く、二人と顔を合わせるすべての場所から身を引いた後、生きている意味も見出せず、毎日泣き続け、身も心もボロボロになりながら、ただただ、必死に仕事をしながら時をやり過ごしました。
あれから6年の時が過ぎ、彼だけが魅力的なただひとりの異性ではないと知り、もう、今では彼を愛してすらいないのだと思うこの時も、あの辛さ、悲しみ、絶望感は、多くの記憶を飲み込んだ忘却の海から浮上して、未だに私を捉えています。
2009.09.09 (Wed)
妄執と妄信 妄想性障害の周辺
信じることによって疑わしい要素を排除します。現実の妥当性から目を背け、希望に基づく推測を確信することによって、安心を得るのです。
この確信と周囲の理解との乖離が広がれば、問題視されることとなります。カルトは妄執への依存へ導こうと説得します。一度それを受け入れると、別の概念への移行は、容易ではありません。妄執は柔軟さの対極にあるのです。信じた事にしがみつく頑なさのゆえに、妄信があるといえるのでしょう。
得られているかどうかわからない愛や受容を確信することによって、内心の不安を癒し、安心を得ている図は、理解しやすいでしょう。一方、正体不明の相手から毒を盛られたり、付け狙われたりといった恐ろしい妄想を何故抱くのかとなると、首を傾げてしまいます。闇の中に、亡霊や暗殺者が潜んでいる世界よりも、現実の方がはるかに安全で安心できると思えるのですが。
2009.09.07 (Mon)
被害妄想を理解する
妄想を理解するには、もっと緩やかな、「憶測」や「思い込み」から入っていくと解りやすいのかもしれません。私たちは外界の出来事を、自らの経験知に基づいて理解しようとします。妄想とは、この洞察が外れたまま、修正されていないということです。
憶測の対象が親しければ親しいほど、コミニュケーションによって、そのずれは修正されていきます。疎遠であればあるほど、修正されません。そして自分の憶測が真実となるのです。事実はひとつでも、真実は人の数だけあるといわれるのは、この、人それぞれの勝手な思い込みがあるからでしょう。
妄想の背景には、疎遠さが、それが広範囲に及ぶのなら、広範囲の疎遠、つまり孤立や孤独があると考えられます。誰しもいやな相手や状況は避けたいものですが、そうすると真相にたどり着けず、改善する機会も得られないのです。
2009.09.06 (Sun)
学習された無力感
学校でのいじめ、職場のパワーハラスメント、男女間のドメスティックバイオレンス、いずれも同じ原理です。特殊なケースとして、長期間にわたる拉致監禁などもあります。
何故、そのような悲惨な状況から逃げ出さないのか、という素朴な疑問を抱くでしょうか。逃げ出せるのは、扉を開ければそこに、別の、もっといい世界が待っているという期待のある場合です。扉は開かない、あるいは、開いたとして、そこに待ち受けているのは、噴火口、もしくは荒れ狂う大海だとしたら、現状に耐えるほうがまだましというものです。
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2009.08.24 (Mon)
他力本願と無価値感
すると、相手にふさわしい自分になろうと、相手は価値を置いているけれど自分は興味のない分野の勉強や仕事に熱心に取り組んだり、相手にとって理想的な自己像を演出したり、自分の意見を言うことに不安を感じて、本音が言えなくなってしまいます。
ありのままの自分では受け入れられないという自己否定が胸中にありますから、相手の言動も否定的に解釈しがちになってきます。そして、自分を抑圧して、相手や周囲のニーズに沿って生きようとするのですから、だんだん苦しくなってきます。にもかかわらず、無価値感に苛まれていると、往々にしてさらに頑張ってしまいます。
これは自分の人生を生きていない状態です。意中の相手から愛されたり、仲間から受け入れられるのは幸せですが、愛されることへの願いが強くなりすぎると、相手に振り回されてしまいます。
意中の人や、友人のためにと、自分の時間や動力を捧げているのですから、相手がその犠牲に報いてくれなければ惨めな気持ちになります。自らの幸福の主導権を相手にゆだねてしまっているからです。
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2009.08.22 (Sat)
依存症 逃避と幻想
その依存対象に夢中になっている時だけ、この現実から目を背けることができます。依存は逃避の手段なのです。周囲を変えることができないという絶望を、自らの内的世界を変えることによって癒すのです。快楽物質ドーパミンを分泌し、悲壮感とのバランスをとるために、脳がそれを欲しているといえます。
したがって、ひとつの対象への依存が見られるときには、常に他の対象への依存への移行も生じます。嗜癖は苦痛への自己治癒なのですが、それ自体が新たな困った問題を引き起こしていることを自覚したとき、他の対象へシフトするのです。
2009.08.06 (Thu)
支配の形 搾取
頼み事をしてくるときは、急に声音のトーンが上がり、優しくなったりもします。しかも、その内容は、こちらには荷の重い、過ぎた要求であることも多いものです。
そして、聞き入れたとしても、望みの叶った後は、感謝のことばもありません。あったとしても、白々しいほど、お世辞的な態度です。
要求を断ったら、今度は相手がその決断に対して罪の意識を抱くような態度をとります。罪の意識にからめとって、相手を操ろうとするのです。わたしが悪かったと、自分を責める殊勝な態度を周囲にちらつかせながら、激しく相手を切りつけるます。
こうした一連の言動を計算した戦略として自覚を持って行っている場合もありますが、無自覚のうちに行われている場合も多いものです。そうした場合、人間関係に問題が生じると、「いつもわたしは誤解されてばかりいる」と周囲にねちねちと嘆いたりします。そこにもまた、周囲からの同情や賛同を得ようとする意識が、無自覚なまま働いています。
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