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2014.03.16 (Sun)

自己責任の範囲外

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 加齢とともに瞬間判断力は低下していきます。決断や選択を瞬時に問われるような質問に対して、自身の都合や可能不可能を考慮する以前に、何が優先かといった質問者側の論理に飲まれて流される決断をしがちになるのです。後でゆっくり考えて、やはりできそうもないと前言を撤回するという展開になることも多いでしょう。
 若い世代の場合は、NOを言えない性格など、本人の性格上の問題に帰されますが、熟年世代になると、この瞬間判断力の低下が関わってきます。
 オレオレ詐欺などの犯罪は、こうした世代を狙って、その日のうちに、短時間で仕事を終えようとします。ゆっくり吟味する時間を与えないためです。
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テーマ : メンタルヘルス・心理学 - ジャンル : 心と身体

16:04  |  認知と社会  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.03.03 (Mon)

価値のない人間

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 人の役に立たないと、人から必要とされないと、生きる価値がない。ままならない現状に自己卑下して、こんなふうに考えてしまう人もいるかもしれません。では、みんなの役に立つ人は幸せなのでしょうか?

 自分のニーズを満たしてくれそうな相手に、人は近づいていきます。他者から必要とされることのみを喜びとしていると、いつの間にか、頼みごとや用事を持ってくる人ばかりに囲まれているといった状況にもなりかねません。気が付けば自分のしたいことをする暇もない、もうたくさんだ、などと叫びたくなるかもしれません。周りの人の役に立つ「いい人」は楽じゃないのです。

 親友や恋人、パートナーがいない、周りの人たちとは表面的な付き合いばかり、こうした状況にあるとき、それは自分の人格の欠陥だと考える人もいるかもしれません。こうした状況下では、人は、承認欲求や愛情欲求が働いて、ともすれば頑張りすぎてしまいます。そして、周囲に役に立つ人にはなれたかもしれないけれど、周りに自分の役に立ってくれる人がいない!!といった状況を招きかねません。


テーマ : メンタルヘルス・心理学 - ジャンル : 心と身体

15:28  |  認知と社会  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.10.23 (Tue)

社会性を身に付ける

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「社会性のある人」というと、どういうイメージでしょうか?活発で、リーダーシップを取れる人、友人も多く、物おじせず言いたいことを言えて、誰とでもすぐに打ち解けられる明るい性格の人、といった感じでしょうか?
 おとなしくて、誰かから話しかけてもらうのをじっと待っているような子供は、ともすれば問題視されがちです。本人も、クラス替えの後、数日もすれば他の子供たちはみんな仲良くしているのに、なぜか自分だけが浮いてしまっていると、悩むこともあるでしょう。それに加えて、社会性のない子といったレッテルを周囲の大人から貼られると、自尊心が健全に育たず、社交不安障害を招く場合もあるかもしれません。

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11:44  |  認知と社会  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.09.23 (Sun)

基本的信頼

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 他者や社会が安全だという感覚は、いつごろ作られるのでしょうか。おそらく、脳の発達著しい幼少期ではないでしょうか。
 子供には、第三の環境が必要だと思います。学校は競争社会であるが故に、必ずしもどの子どもにとっても、居心地のいい場所であるとは限りません。いじめ等の人権侵害も、昨今多発しています。
 もっとも信頼のおける場所であるはずの家庭も、両親のパーソナリティや価値観、また家族間の関係性の影響を強く受けます。子供にかける愛情には不足はなくとも、その表現がその子の個性にとって、適切でない場合も多々あります。親もまた、慌ただしい日常を生きていますから、子供と接する時間も限られてきます。些細な子供の変化に気付かない場合もあることでしょう。
 学校や家庭で自尊心の傷つきを受け、社会や他人は安全ではない、自分は受け入れられないダメな人間だと学習してしまったなら、それを修正する場所が必要です。第三の社会が必要なのです。

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21:41  |  認知と社会  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.06.17 (Fri)

疲弊と救世主願望

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 「がんばろう、日本!」
などといわれても、何をがんばれというんだ、これ以上!!と、返したくなる人も多いのではないでしょうか。
 この混沌とした状況の中で繰り広げられる政界のドタバタ劇は、日頃政治に無関心な人々の口さえも、唖然としてあんぐり開けさせてしまったことでしょう。
 原発事故の影響は、自己保身に汲々とする人々の間で過小評価され、専門家の発言までもが、業界寄りではないかと、疑わしくなるほどです。ひとり一人が自己責任で正確な情報を集め、判断を下さなければならない、そうした局面に差し掛かっているといえます。
 できるだけ早く、できるだけ遠くへ退去するのが最も安全なのはいうまでもありません。ですが、それが可能なのは、ごく一部の恵まれた人たちだけでしょう。多くの人々にとって、別の世界で別の人生を生きるのは容易ではありません。環境がどう変化しようと、そこに留まり、そこで生きるしか選択肢がない人も大勢います。
 不安を抱え、しかも、それを払拭できないとなると、人の心は次第に疲弊していきます。これからの人生の中で最もましなのが、不意打ちにカタストロフが襲いかかってきた今この時で、今後、さらにじわじわと状況は悪化していき、蝕まれていくばかり、もうかつての幸せな時代に戻れない、そうした究極の絶望を自覚すると、人は少しずつ、未来から目をそらし始めます。今日という日を、平穏に、何がしかの喜びを見出して過ごしたいと思うようになります。先のことは考えたくないのです、恐ろしくて。

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20:33  |  認知と社会  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.01.14 (Wed)

社会と個人

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「人はパンのみに生きるにあらず」ということばがあります。自己実現や生きがい、人生の意味を問うことの大切さを指しているのでしょうか。それは、『パン』を保障されている人々の目標であり、マズローの自己実現ピラミットの上層部にいる人々の課題といえそうです。
 社会には、日々の糧を得るために、休む間もなく働き通している人々が、大勢います。余剰人員として、その職さえ失ってしまう人々もいます。
 これは、安定して安全な職業を選ばなかった個人の自己責任で解決される問題ではなく、社会の構造上の問題です。
 ピラミッドの上層部にいる人たちにとって、自分とはかかわりのない問題という認識があるかもしれません。

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11:52  |  認知と社会  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

2008.10.24 (Fri)

なぜ若者が「宗教」を求めるのか

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 オウム真理教事件を初めとして、宗教団体が社会の注目を集めるとき、それは途方もなく非現実的な反社会的事件が表面化したときです。人々は彼らの言い分に共感できず、理解さえもできず、なぜ成績優秀だった彼らが、そうした思想に囚われてしまったのかと、首を傾げます。
 翻って考えれば、地に足の着いた現実感を持たない若い頃ほど、宗教的信念に染まりやすいといえるでしょう。子供の頃は、いやな現実から目を背け、アニメや漫画の延長線上の空想にふける「逃避」が占める時間は長いものです。大人になるにしたがって、現実問題を考える時間が長くなり、空想する時間は減少していきます。そして、眠っている時間以外は、夢を見なくなってしまいます。この現実の枠を超えて、科学で説明のつかない神秘的なことなど、そうそうありはしないことを、経験として知っているのです。

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13:08  |  認知と社会  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.07.19 (Sat)

宗教とアイデンティティ

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 医療と市場経済の発達によって、宗教やシャーマニズムは、当然淘汰されていく文化と、誰しもが考えるでしょう。ところが、科学がエビデンスを提示しても、神秘主義や信仰は、それに抵抗するかのように、一部の人たちを惹きつけています。
 原理主義者と呼ばれる人たちは、聖書に書かれてある言葉を、全て額面どおりに受け取ります。
 印刷技術のなかった時代、一握りの文字を解する人々によって、一文字一文字書き写されていく中で、誤字や脱字、あるいは自分の解釈によって、意味を持たせたり膨らませ、次第に難解になってきた聖書を、時代背景抜きに、現代社会に当てはめようとします。

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07:48  |  認知と社会  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.04.19 (Sat)

閉鎖的共同体と妄想

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 小さな田舎町。固定的なコミュニティ。どこそこの家で子猫が生まれたことも、知れ渡っている。こうした前近代的な閉鎖的社会には「プライヴァシー」がありません。自分の身に起こった様々な出来事を、今このときも、誰かが話題にしているかもしれない.....。
 いつ、どこから見られているかもしれないとなると、「姿勢を正さなくては」「羽目を外してはいけない」などと、ついつい考えて身構えてしまうのも無理はありません。
 その共同体で正しいとされている規範を守らなければ、陰での批判、敬遠などの村八分的制裁が待っているのです。それを恐れて、従順に規範に従う者は、一方で、それに誇りを持つようになります。
そして、守りたくもない規範を自分も守っているのに、逸脱する者がいるのは許せないというわけでしょうか。社会は逸脱者を矯正しようとします。

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2008.04.11 (Fri)

集団の狂気 『集団浅慮』

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 『狂気は個人のうちではまれであるが、集団ではありふれている』ということばがあります。「3人寄れば、なんとかの知恵」とことわざにあるように、ひとりの脳には限界があり、脳には別の脳の力が必要ですが、一方で個人ではとうてい考えられない狂気じみた判断を下してしまうのも、集団の力です。これは、『集団浅慮』と呼ばれています。集団の凝集性が高いときに起きてきます。
 その集団内の個々人が同じ見解を持ち、外部の異なった意見を受け入れないとき、
あるいは外部から隔離されているとき、問題を多方向から検討するゆとりが無いとき、圧倒的なリーダーへの同調が起きているとき、自集団の価値観が優位性や正当性を強めていきます。
14:07  |  認知と社会  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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