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自尊心が低い人

 自尊心が低い人は、自分を大切にしない人と付き合う傾向があります。内心では嫌だと思い、悩みながらも縁が切れず、むしろ、相手に気に入ってもらおうと、いっそう努力します。相手に受け入れられ、自分の評価を上げることによって、この状況を改善しようとするのです。 たとえば、パワハラ上司に罵倒されながらも、人一倍働いたり、パートナーや恋人の暴力的な行動を容認したり、友人にお金を貸して、返してもらえなかったり、...

自尊心を取り戻す

 自尊心は、成長期の経験の積み重ねの中で、構築されていきます。自尊心が育たなかった原因は、身近な人の影響を強く受けてしまったからといえます。 親が子供のためにと行った行動が、子供の心を傷つけてしまうことは少なくありません。たとえば、スポーツや楽器の習得を子供に無理強いすることなど。子供は、やりたくないことをやらされ、うまくできないことから、自尊心を蝕まれていきます。自分の興味のあることを否定され、...

自分の主になる

 自分の人生の主人公は、言うまでもなく自分です。人はみんな、自分の得意とする領域で、誰かの役に立ち、役立つ喜びを感じます。 ところが、自分らしく生きられる人は、そう多くありません。まるで脇役や端役であるかのように感じて生きてしまう人も大勢います。 自分を抑えて、世の中のルールに従うのが、大人になることだと、子供のころ教わったかもしれません。そう望まれるから従うという生き方は、一見成熟した考えのよう...

怒りと自尊心

 怒るのはみっともない、大人げないと、沸き上がる怒りを恥じてしまう傾向はありませんか?すると、あの人もそれほど悪い人間じゃない、だとか、許さなくてはいけないと、怒る自分を尊重できません。 怒りは、傷つけられたり、攻撃された人の、当然の健全な反応なのです。にもかかわらず、怒りを見せると人格を疑われたり、周囲の人たちが引いてしまうのではないかと、封印してしまう人は少なからずいます。 確かに、怒りは、周...

子供の自尊心を蝕む親

 幼い子供を連れたママ友たちの会話、何気ない日常の会話です。「うちのB子、跳び箱を飛べないの。運動音痴で、情けないわ、ほんとに。お宅のAちゃんは、運動神経抜群ですごいよねぇ。」 傍にいる子供たちも聞いています。そんな恥ずかしいこと、ばらさなくてもいいのに、といたたまれない心境になります。 いつも、人前で子供を貶す人は、それが謙遜だと思っています。決して子供に対する愛情がないわけではありません。「B子...

上から目線

 人は誰しも、多かれ少なかれ「自分は大丈夫」という意識を持っています。そうでなければ不安に押しつぶされてしまいますが、この「自分は大丈夫」という意識を持って、トラブルに遭遇した人を見るとき、無意識のうちに、上から目線になっていることがあります。自分では自覚しづらいのですが、上から目線が過ぎると、周囲は引いてしまいます。 いつも上から目線で話してばかりいる人には、優越感とは別の心理が潜んでいることも...

仮想的有能感

 自己肯定感や自尊感情の低い人は、成長期に養育者からありのままの自分を受け入れてもらえなかったり、学校での友人関係が構築できなかったり、といった成育歴を持っていることが多いものです。 健全な自尊感情がはぐくまれていないと、人間関係で様々な問題を生じたり、そうした負の経験の積み重ねが、人格の歪みを形成してしまいかねません。  周囲から否定される経験は、誰にとっても心地いいものではありません。誰か一人...

被害者になりやすいとき

 認知の偏った人、パーソナリティに障害のある人は、ともすれば不用意に益のない攻撃を周囲の人にしかけます。とはいえ、誰もが被害にあうわけではありません。あう人とあわない人がいます。パーソナリティ障害の人が、好んで寄っていくのは、自他の境界の不明瞭な人です。 人は、誰しも他者との暖かな交流を求めますが、パーソナリティに障害のある人にとって、それは限度を知らない依存となりがちです。相手も、何らかの依存心...

虐待の後遺症

 人と接するのが怖いという人は、おそらく、過去に虐待や疎外といった拒絶された経験を持っていることでしょう。支えてくれる人や理解を示してくれる人が傍にいればいいのですが、虐待されている子供は、ターゲットに選ばれたことを恥じて、羞恥心から、人に話せないものです。すると、誰からも援助が来ないといった状態に、長く置かれることになります。 また、親からの過干渉や人格否定といった柔らかな虐待を受けながら、親の...

発達障害と自尊心

 自尊心が低い人は、他者から拒絶されるような経験を重ねてきている場合が多いものです。逆に自尊心が良好に保たれている人は、周囲と友好的な関わりを築いてきたことが多いでしょう。 自尊心が低ければ、身近な対象に暴力をふるう、弱者へのいじめの加害者になる、あるいは、他者と関わることを避けたがる、実質を伴わないプライドの高さ、といった傾向が生じます。 「弱い立場の人をあんなに苛めるなんて、自分の姿が恥ずかし...