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被害者意識と被害妄想

 被害者意識が強い人は、聞いてくれる人を見つけては、自分の状況がどれほど悲惨かを、力説します。自分は、周囲からのけ者にされている、敵意を持たれている、等など。内容は、信ぴょう性の乏しいものばかりです。...

被害者意識と被害妄想

 自分が誰かに陥れられた、辛い立ち位置に立たされた、など、被害を自覚するのは辛いことです。なるべくなら味わいたくない心境といえます。 ところが、世の中には、被害者意識の強い人もいます。この、みじめな心境にもメリットがあるのです。 被害者意識の強い人は、自分のミスで起きた不都合を、誰かに責任転嫁して自分を守ろうとします。周囲の同情を得るために、事実を少しずつ湾曲して、その創作された仮想の事実を自ら信...

恐れすぎる病

 妄想性パーソナリティ障害は、他者が自分に害をなそうとしている、欺こうとしていると、揺るがぬ確信を持っています。 その根拠のない恐怖心の根底には、自己への無力感があります。何かが起きた時、自分はそれには対処できない、それ故に、そうした事態が起きやしないかと、いつも身構えているのです。 他者への不信感が強いのは、他者と情緒的にかかわるスキルの乏しさの反映といえます。他者の感情の動きを察することが不得...

寄生型サイコパス

 被害妄想性パーソナリティーは、いつも、いかなる場合も、自分を被害者にしておきたい人です。「周囲の隣人たちから、自分は狙われている、空気中に毒をまかれる、自分の料理にだけ毒が入っている。」などといった荒唐無稽な主訴を聞くと、世の中を実際以上に危険なものと認識している気の毒な人と思うかもしれません。ですが、実際の被害者は、この人の周囲にいる人といえます。 被害妄想の中で生じた悪意と敵意を、この人は、...

被害者意識

 被害者意識の強い人は、当然自分が責任を負わなければならないような局面を、受け入れることができません。何でも、人のせいにしたがります。自分はいつも被害者の立ち位置です。自分の非は認めません。被害者意識は、認知の歪みによって生まれます。出来事を、あるがままにとらえず、自分の都合のいいように、少しずつ湾曲して解釈していくのです。そして、自分は、罪なくして責められる被害者に位置づけられます。...

偏執性人格障害

 非常に偏った被害的な認知が、この人の特徴です。外界に対して、常に恐怖を意識し、過剰な警戒心を抱いています。自分を取り巻く物事を、常に歪曲して受け止め、他人の親切も、その裏を読もうとします。自身の過失も認めようとせず、それを指摘する人を敵視します。自分を、常に間違っていない存在にしておかなければ不安なのです。 この猜疑心の強さが、嫉妬深さを生みます。常にパートナーの心変わりを疑い、詮索したり、行動...

被害妄想の心理

 周囲から監視されていたり、悪口を言われているなどと確信する被害妄想。妄想性パーソナリティー障害や統合失調症で、よくみられます。 被害妄想に陥る人には、「1を聞いて10を知る」といった、少ない情報で、すぐに意味づけをしてしまう特徴があります。事実は1、残りの9は憶測なのですが、自分がそう感じるから事実はそうなのだとする思い込みの強さを持っています。誤解だと言われても聞く耳を持たず、認知のひずみを修...

被害者を演じる

 自分にある責任を回避するために、また、同情を得るために、事実を湾曲し、被害者ぶる人たちがいます。その人たちは、自らの被害者ポジションを力説することで、周囲の同情を得、味方が増えると考える癖を持っています。 依存心の強さが窺えます。同時に、その湾曲されたストーリーで、他者を信用させられると思っているとしたら、他者を理解する想像力が弱いと言えます。自分しか見えていません。 被害者を演じるという行為は...

被毒妄想

 被毒妄想は、被害妄想の中の症状の一つです。自分の食事に毒を盛られるのではないか、という強い思い込みに囚われ、家族が作った手料理にも一切口を付けなくなります。自分で好きな食品を買ってきて、家族とは別に、ひとりでこっそり食事をすることを好みます。 スーパーで売られている食品にも、毒が盛られているとは、なぜか考えないようです。加えて、家族が自分に毒を盛っているとも思っていません。 他者、とりわけ、家族...

権力者の病

 他者の苦痛に対して冷淡でいられる人は、能面のように無表情なのではありません。むしろ、そうでない人よりも、うわべは魅力的であることが多いものです。他の人よりも、親切な振る舞いが目立ったりします。それは、心のこもらない建前だけの親切です。演じている親切、仕事のように行っている親切です。ですが、付き合い始めのころには、気付けず、魅力的に見えてしまいます。...

妄想と自己愛

 妄想性人格障害の人は、不都合な現実を見つめることができません。不都合な現実とは、自分の判断がいつも正しいわけではないというものです。 そもそも、人間を「正しい人」と「悪い人」に分けること自体が、幼児的発想といえます。関係性の中で、時と場合によって、ひとりの人が正しい人にも悪い人にもなりうるものですから。 ところが、妄想性人格障害の人は、いつも自分が正しくないと不安なのです。そこで、受け入れられな...

逆境と妄想

 妄想性人格障害の人は、現実見当識そのものが完璧に損なわれているわけではありません。ただ、他者の言動の背後に不穏なものを読み取ろうとする傾向が著しいのです。 妄想性人格障害の診断基準は、根拠もなく、他人が自分に危害を加えたり、だまそうとするのではないかという疑いを持つ傾向です。友好的な人に対しても、その誠実さや親切の意図を探ろうとします。吹聴されるのではないかと恐れて、自己開示できません。侮辱され...

原始的防衛機制(精神病的防衛)

 妄想性パーソナリティ障害、境界型パーソナリティ障害、自己愛パーソナリティ障害などの症状形成に関連する防衛機制です。 否認と歪曲 受け入れ難い現実を無かったことにします。抹殺した現実を、都合のいいように歪めて書き替えます。他者に対して白を切る、嘘をつくのではなく、自分自身を騙そうとします。妄想の土壌となります。...

被害妄想の背景

 理詰めで説明しても、払拭しきれない不穏な妄想。妄想性障害は微細な脳機能の失調による現実見当識の障害ですが、そこに陥っていく人の心理にも一定の傾向があります。 まず、過去に他者との間に、良好な関係が築けていません。信頼していた人に裏切られた、陰口を聞いてしまった、などの傷心から、他者との間に壁を築いてしまうような場合が多いと言えます。親になじられ続けたり、苛めを経験して人間不信に陥っているケースも...

妄想に生きる人

 私たちは外界を、とりわけ他人の心の中を、あるがままに見ているのではなく、自分なりの解釈を持って見ています。時に、その憶測を真実と思い込み、誤解します。そうした傾向が高じると、何でもない出来事に、危機的な演出をして大騒ぎしかねません。安心を得るためには、自分が感じた解釈の妥当性を、検討してみることが必要です。 ところが、妄想性人格障害の人は、誤解だと解っても、なお、不信を拭えない場合が多いものです...