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失恋を手放す

 愛した人が、他の誰かのもとに去っていってしまった。まぶしい笑顔や優しい声音は跡形もなく消え、思わず追いかけた自分に向けられたのは、なんで付いてくるのだと言いたげな軽蔑の表情。許せない。彼も、私から彼を取りあげた人も。 仕方のないことだから、許さねばいけないと、何度自分に言い聞かせても、独り冷めた食事を口に運ぶたび、今頃二人は幸せそうに食卓を囲んでいる、暖かな部屋で抱擁している、そう思うと怒りがこ...

恋に不慣れなストーカー

 一目で恋に落ちてしまったら、その人のことを、もっと知りたいと願います。偶然を装って、帰り際に待ち伏せたり、悪いかなと思いつつ、職場の名簿で電話番号を調べたり.....もしかして、これって、ちょっとストーカーっぽい?と、普段と違う自分の行動に戸惑ったりします。 人は、誰しも、ある日突然恋に落ちてしまわないとも限りません。そして、これまで恋とは縁のない暮らしをしていた人ほど、情熱に押され、ほどよい加減が解...

頑張らない心

 およそ、私たちの悩みは、今ここにピンで貼り付けられているようなものかもしれません。ここしかない、この人しかいない、そんな思いにとらわれて、苦しくても頑張ったりします。それだけに、明日、「もういいですよ、去ってくれてもいいですよ。」なんて言われたら、裏切られたような心境になりかねません。 恋しい人が、冷たい視線しか投げかけてくれなくなった時、もう人生が終わったと感じるかもしれません。一生涯、消え去...

覚悟のいる関係

 人の心は変化しやすいものです。永遠の約束も、永遠とは限りません。恋愛では、理不尽な展開に傷つくことも多いものです。傷つくことなしに恋愛はできないのかもしれません。 とはいえ、初めから傷つく結果が予想される関係もあります。相手に、他の異性関係があったり、結婚している場合です。 解っていても、はやる想いにブレーキはかけづらいものでしょう。そのような場合には、普通の恋にも増して、覚悟が必要と言えるでし...

挫折愛

 交際は、始め方よりも終わらせ方が難しいものです。恋愛やパートナーシップは、他の人間関係では埋め合わせできない、この世でただ一つの排他的関係なのですから。他のどんな人間関係でも充たしえない渇望を満たす力があるだけに、激しい執着も生み出します。 片方がこの関係を継続したい、さらにもっと親密になりたいと願い、もう片方が終わらせたいと考え始めたような場合、どうしても不安に駆られて「追いかける」心理状態に...

ことばの力

 かっとなって言い放ってしまったその一言が、ふたりの決別を決定づけてしまうことがあります。一度発せられた言葉は、言った方はすっきりするかもしれませんが、受け止めたサイドはいつまでも記憶に残ります。時に、その言葉が「あの人の人格の本質」とされてしまうこともあるのです。放った本人が忘れ果てたころに、その効果が戻ってこないとも限りません。 できることなら、別れ際は、相手を気遣う言葉で締めくくりたいもので...

愛と憎しみ

 ふたりの関係が、どちらかの心変わりによって思いがけず終焉を迎える時、心変わりされた人は、胸をえぐられるような苦痛を感じることでしょう。一方、決断して自ら別れを決めた人は、その判断を正当化し、前向きに次の人との幸せな交際をスタートさせるかもしれません。 ふった側フラれた側によって、視界に映る状景はずいぶん違います。ふった側は、まだ何とかなるかもしれないと追ってくる相手を、疎ましく思い蔑みさえするか...

けじめと告白

 告白の目的は、もちろん好意を告げて、良いお付き合いをスタートさせることです。ですが、こんなにもこんなにも想っていることを解ってもらいたい、受け入れてもらいたいとせつに願っているときは、しない方が賢明かもしれません。相手の出方次第では、深手を負ってしまいます。 一方、告白しやすいのは、終わった恋でしょうか。切なさや未練はまだ心の中に巣食ってはいるけれど、もうふたりの前途はないと知った時、どんな返事...

フラッシュバック-過去の再演

 事故や災害など、生命にかかわるような恐怖体験に遭遇した時の記憶が、それを連想させるような視覚情報や聴覚情報に接した時、不意に生々しく蘇る。その映像のひらめきが、フラッシュバックと呼ばれています。 恐怖体験ばかりではありません。過去の出来事、虐めや虐待、失恋など、理不尽な辛い経験が、あの日あの時のワンシーン、さながら映画を見るように思い出され、同時に当時経験した悲しみや怒りが、再び湧き上がってきま...

突然冷める人

 付き合い始めた当初にテンションが高すぎる人は、それ以前に、勝手な理想像を抱いている可能性があります。 遠目に眺める印象から得られるイメージは、距離が近くなってくると、違っているところも多いものです。最初に相手に高い評価を付けていると、当然、段々と評価が落ちていくことになります。思っていたような人ではなかった!!ここに至って、相手に抗議したり、矯正しようとしたり、激怒して、ぱったりと音信不通になって...

失恋後の虚しさ

 突然、彼から別れを告げられて、思い返せば、結局うまい言葉に操られて、都合よく遊ばれただけだったんだ、と感じる。そんな経験がある人も、いるかもしれません。 そもそも、最初からドタキャンの連続で、不誠実な人だった。でも、そうした態度に翻弄されながらも、付き合っているときには、なぜか、それも裏切りで、愛のない行為だと、それほどには真剣に感じてはいなかった。 他にも、自己チューなエッチとか、小銭すら出し...

失恋の渦中

 彼から「距離を置こう」と言われた。こんなに頑張って付き合ってきたのに。彼の望むことなら、何でもしてあげようと思った。なんだか便利なだけの都合のいい存在になってしまっている、たいせつにされていないと、内心傷ついていても、好きだから、逢いたくて、一生懸命だった。いつも手作りのお弁当を携えて彼の家に行き、料理を作ったり、庭仕事をしたり、翌日にも疲れが残るほど、頑張った。 でも、彼は少しも楽しそうじゃな...

不誠実さのサイン

 心惹かれる男性に出会ったら、誰しもその人と、誠実に長く付き合っていきたいと願うことでしょう。それには、相手の人柄を見ることが大事ですが、往々にして、恋の情熱は人を見る目を曇らせてしまいます。 不誠実さのサインは、最初から見え隠れしています。たとえば、楽しみにしていたデート、たいした理由もなく、ドタキャンされたり。それも、一度ではなく、たびたび。 女性を裏切る男は、視点が内向きになっています。自分...

決断する時

 誰しも、心惹かれ、愛し合ったその人と争う近未来など、予想だにしていません。良い関係性を長く維持しようと、努力してきたはずです。 にもかかわらず、理不尽に別れを告げられた時、捧げたものに対して何も見返りがないと、裏切られた心境にもなるでしょう。憎しみが湧いてくるかもしれません。 人を見る目がなかったと、自分を責めたくもなるでしょう。ですが、果たしてそうでしょうか? いずれ別れが来る、このままの状態...

失恋の手当て

 送ってくれるはずの彼に冷たく背を向けられて、あの日独り電車を待った駅を、今日も電車で通過します。彼と彼女が一緒に入った店の前を、独りぽつりと取り残されて、きりきりと胸を痛めた店の前を、今日も通りかかります。その都度、そういえば、そんな日もあったと記憶が蘇ります。「そんな日もあった。それが何か?」胸の痛みは、さほどありません。何故、その人が去って行ったことで、あれほど胸を痛めたのか、むしろ不思議な...