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臆病な人

 鈍感な人は、コワいもの知らずな大胆さを発揮し、繊細な人は、必然的に臆病になります。危険な兆候を少ない情報から察知し、最悪の展開を想像しやすいのです。危機を回避するための、これは重要な能力です。半面、取り越し苦労が多く、精神が疲弊しやすい欠点もあります。 「傷つかないように」これが、繊細な人の生き方の基盤です。未知のものは避け、不安なものからは逃げ、失敗は避けられても、同時に、得られるものも少なく...

成功しても鬱になる

 まだ新人だから、あるいは収入が乏しいから、相手にしてもらえない、無視されていると、自己の存在価値を低く感じるとき、その「ポスト」を手に入れられたならと願うものです。スポットライトが当たれば、注目され、孤独や疎外感に苦しむこともないと。 ところが、「それ」を手に入れても、思ったほど、幸福は感じられません。注目され、賛美のことばを浴びても、大勢の人と心かよう関係になれるわけではないのです。むしろ、あ...

孤独

 誰とも繋がっていない、独りぼっち。孤独は長くなるにつれ、心身を蝕みます。うつ病のリスク、免疫力の低下等など。 孤独ではなかった頃は、何か人間関係の問題が生じると、親しい人にあれこれ話して憂さ晴らししていたことでしょう。孤独になると、このガス抜きできなくなってしまうのです。不穏なままに、ストレスとして心の中に積もっていきます。 世の中は、独りでは解決できないことだらけです。周囲の力を借りたり、話す...

恐怖を癒す

 心的外傷後ストレス症候群は、恐怖感で過覚醒に陥った扁桃体が静まらない状態です。恐怖感は心にも体にも壮絶な苦しみをもたらします。しかも、苦悶している状態では、制御装置である前頭前野も機能しません。扁桃体の興奮に、大脳新皮質が乗っ取られてしまっているのです。また襲われるのではないか、追い詰められるのではないかといった恐怖感が、その妥当性を吟味する大脳新皮質を通らず、負の情動が脳を侵略しています。...

心的外傷後ストレス障害

 強い恐怖を感じる体験をした後、苦痛が続いたり、生活にも支障をきたしているような場合、PTSD診断されます。しばしば、鬱症状を伴うこともあります。 その恐怖体験の現場や、加害者を避けようとします。本来ならば、もう危険ではなく、鈍感な人ならば、しれっとして加害者とも平然と世間話ができるかもしれません。ですが、体が恐怖を覚えてしまった場合、加害者と対面することは恐ろしくてできません。その人と顔を合わせない...

不安はエスカレートする

「ああなったらどうしよう、こうなったら生きてけない」未来に起きるかもしれない出来事への予想は、どんどん悪い方にエスカレートしていきます。未来に備える脳の、危機管理としての正常なメカニズムです。 トイレットペーパーは中国製というデマから、トイレットペーパーが市場に供給されない!!という危機感に火が付き、日本中のマーケットの棚が空になりました。妄想も集団で起きると、現実味を帯びてくるのがコワいところです...

心配性

 何かあると、最悪の展開を恐れ、不安に陥ってしまう人は、繊細で内向的な人が多いようです。同じ物事が起きても、楽天的な人より、ネガティブに受け止めます。否定的な判断をして、不安や恐れといった感情を喚起させます。 心配性の人が恐れた最悪の展開は、起きないことが多いと言えます。そうした正体のない恐れのためにストレスを抱え込むと、日常生活にまで影響が及びかねません。心配のエスカレートを食い止めるために、不...

不安障害と性格

 不安障害になりやすい、といわれる性格があります。内向的で自己内省的、小心で敏感、小さな事にくよくよしやすい心配性、完全主義で負けず嫌い、といった弱さと強気が拮抗する性格です。つまり、気弱な自分を恥じて、困難に挑もうとするなど、内心に葛藤を抱きやすいタイプです。 その性格特徴は、まじめで自制心が強く、羽目を外しにくいという長所を備えています。常に自分自身の心身を分析し、自分を見失うことがありません...

突っかかってくる人

 ちょっと声を掛けただけなのに、いきなりキレて怒鳴られた。何気ない言葉に、激しく突っかかってくる。もう、うんざり。この人は、どうしてこうなのだろう。周囲に、そんな風に、感じる人はいませんか? 心の中に、不快感を抱えていると、何気ないシーンで、暴発してしまいます。誰しも、とりわけ不機嫌な日はありますが、怒りっぽい人は、常に周囲にストレスをぶつけて、人間関係がうまくいきません。 原因は、自分の生活の現...

恐怖のメカニズム

 人は不安や恐怖を感じることによって、精神が不安定になり、そうした状況が長く続くと、うつ病や恐怖症になって、日常生活に支障をきたすことがあります。 恐怖とは、遭遇した出来事の情報を、脳が、「自分に危害が及ぶ」と判断したときに起こる感情です。身体は、勝手に心拍数が上がったり、手が震えたり、時には腹痛が起きたりします。闘争か逃走かに備えて、交感神経が優位になるのです。自己防衛システムが、作動するのです...

対人不安症

 人が大勢いる場所では、自分だけが取り残されて、ひとりぼっちのように感じる。本当の気持ちを、素直に口に出せない。結局他人はあてにならないと感じて、誰も信頼できない。嫌われないように、相手に迎合して生きてきた。 ふと、こんなふうに感じたことはありませんか。漠然とした対人不安を抱えていると、他者と過ごすことに、楽しみや喜びを感じられません。にもかかわらず、相手の気持ちを配慮する過剰同調性を駆使して、迎...

見せかけの微笑み-躁的防衛

 協調性があって明るい人柄が、好まれるなどといわれます。すると、おとなしい人、生真面目な人、思慮深い人などは、自分の性格は取っときにくいのではないかと悩むこともあるでしょう。そこで、人前に立つときは、笑顔を繕って、内面の苦悩など見せないというスタイルを取ることも少なくありません。 当然のことながら、人はいつでも良い気分でいられるわけではありません。そうした時にも、笑顔の仮面をかぶり続けるのですから...

過剰同調性

 相手の迷惑を省みず、自分の手足のように都合よく使おうとする人に使われて疲弊してしまう人、その人は過剰に他者に同調する傾向があるのかもしれません。 子供時代、いじめにあったり、家庭が暴力に満ちていたり、ストレスの多い成長期を過ごした人にありがちです。常に自分を抑圧し、相手に同調することで、味方を得て生き延びてきた人といえます。心には常に抑圧がかかっているので、その疲れが体に現れ、慢性疲労症候群に陥...

回避性パーソナリティ

 その人と付き合うことが楽しければ、得るものが多ければ、人はその人と関わりたいと望みます。逆に、苦痛が多ければ避けるようになります。相手との関係がいい状態というのは、互いに与えあう関係性が維持されています。これが、奪い合う関係性になってしまうと、当然崩壊を招きます。自分から相手を遠ざけるときは、そこに付き合い辛さを抱えた状態なのです。 わたしたちは、周りの人たちを選んでいますが、同時に周りからも選...

不信と防衛

 少し相手からの連絡が途切れると、私生活なら「何か気に障ること言って嫌われたかな?もう飽きられたかな。」仕事のシーンなら「この取引はうまくいかない。相手は乗り気じゃない。」こんなふうに不安が沸き上がることがあります。そして、しばらくして、相手から何事もないかのような連絡が来ると、あまり他人を信用していない自分の姿に気付かされ、自己嫌悪に陥る人も少なくないことでしょう。 不信感の出どころは、過去のネ...