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対人不安症

 人が大勢いる場所では、自分だけが取り残されて、ひとりぼっちのように感じる。本当の気持ちを、素直に口に出せない。結局他人はあてにならないと感じて、誰も信頼できない。嫌われないように、相手に迎合して生きてきた。 ふと、こんなふうに感じたことはありませんか。漠然とした対人不安を抱えていると、他者と過ごすことに、楽しみや喜びを感じられません。にもかかわらず、相手の気持ちを配慮する過剰同調性を駆使して、迎...

見せかけの微笑み-躁的防衛

 協調性があって明るい人柄が、好まれるなどといわれます。すると、おとなしい人、生真面目な人、思慮深い人などは、自分の性格は取っときにくいのではないかと悩むこともあるでしょう。そこで、人前に立つときは、笑顔を繕って、内面の苦悩など見せないというスタイルを取ることも少なくありません。 当然のことながら、人はいつでも良い気分でいられるわけではありません。そうした時にも、笑顔の仮面をかぶり続けるのですから...

過剰同調性

 相手の迷惑を省みず、自分の手足のように都合よく使おうとする人に使われて疲弊してしまう人、その人は過剰に他者に同調する傾向があるのかもしれません。 子供時代、いじめにあったり、家庭が暴力に満ちていたり、ストレスの多い成長期を過ごした人にありがちです。常に自分を抑圧し、相手に同調することで、味方を得て生き延びてきた人といえます。心には常に抑圧がかかっているので、その疲れが体に現れ、慢性疲労症候群に陥...

回避性パーソナリティ

 その人と付き合うことが楽しければ、得るものが多ければ、人はその人と関わりたいと望みます。逆に、苦痛が多ければ避けるようになります。相手との関係がいい状態というのは、互いに与えあう関係性が維持されています。これが、奪い合う関係性になってしまうと、当然崩壊を招きます。自分から相手を遠ざけるときは、そこに付き合い辛さを抱えた状態なのです。 わたしたちは、周りの人たちを選んでいますが、同時に周りからも選...

不信と防衛

 少し相手からの連絡が途切れると、私生活なら「何か気に障ること言って嫌われたかな?もう飽きられたかな。」仕事のシーンなら「この取引はうまくいかない。相手は乗り気じゃない。」こんなふうに不安が沸き上がることがあります。そして、しばらくして、相手から何事もないかのような連絡が来ると、あまり他人を信用していない自分の姿に気付かされ、自己嫌悪に陥る人も少なくないことでしょう。 不信感の出どころは、過去のネ...

適応障害

 誰しも、思いがけない出来事や、新たな環境、困難な状況に直面することがあります。わたしたちは、その都度、自分にもたらされた環境の変化に馴染んでいくことを迫られます。 例えば、パートナーと死別した場合、その人のいない人生を歩まねばなりません。そうした変化が唐突であればあるほど、適応力が及ばず、普段のその人らしくない振る舞いや、不眠や頭痛といった身体症状が現れることもあります。 適応しがたい環境から離...

傷つきたくない症候群

 学校や職場は、限られた人員だけで構成された閉鎖空間ですから、いじめやハラスメントは、ともすれば長期化する危険性があります。すると、ターゲットになった人は、他者に対して助けを求めたい一方で、援助を得られない経験を積みやすく、他者不信に陥りやすくなります。 年齢が幼ければ幼いほど、現実を離れて、想像の世界に逃避する傾向が生まれます。漫画やアニメの虚構の人物、あるいは有名なアイドルやミュージシャンなど...

PTSDと眼窩前頭皮質

 眼窩前頭皮質は、感情の制御の他に、特に激しい苦痛や恐怖をもたらした記憶を消してゆく働きもします。目から額の奥に位置するこの部位に機能低下があると、ある日ある時の苦痛や恐怖に満ちた情景が、いつまでも昨日のことのような鮮烈な映像として、記憶に留まり続けます。 その結果、苦痛をもたらした他者や場所、状況に対する恐怖心や憤りが長く続きます。それほど恐れる必要はないと冷静な判断を下せていても、その人、その...

ありのままの自分でいられない

 沸き上がる自分の感情は、誰よりも自分が一番よく知っている!!そのはずですが、負の感情は、沸き上がると同時に蓋をしてしまうことがあります。「そんなことを思っちゃいけない」と。 そして、ずっと後になってから、「あの時、思っていたよりも傷ついていたんだ。」と気付くことになります。不快な出来事から、自分の感情に気付くまでに、時間的なズレが生じてしまうのです。 アレキシサイミアという性格傾向のある人は、弱音...

心の悲鳴

 相手と良い関係性を築きたくて、そつのない付き合いを心掛けていると、あるがままの自分を出せません。やがて、気遣うことに疲れてその相手との関係を遮断したくなってしまいます。親密になりたかったのに、なぜこんな結果に?これでは、元も子もありません。 人付き合いに苦痛を感じるのは、無理をしているからです。その環境に、その相手との関係性に、生き残る方法ばかりを探して、ずっと緊張していては、疲れきってしまうの...

回避的パーソナリティと葛藤

 自分の全てを受け入れ、愛してくれる人に出会いたい、等と願っていると、結果として対人関係を遠ざけてしまうこともあります。他者は期待通りにはならず、傷つくことも多いからです。深い人間関係を築きたいという気持ちと、傷つきたくないからと壁を作る、そんな二つの相反する気持ちで、絶えず葛藤が生じている状況にもなりがちです。 中には複数の異性と付き合うことによって、一人の対象を失うことへのダメージを避けようと...

発達障害の周辺 過敏性と不安

 対人関係から距離を開ける、あるいは断絶することによって解決を図ろうとする人たちのなかには、社会不安障害や強迫観念、強迫行為などの強迫性障害がみられることもあります。また、内面の不安や葛藤から、いら立ちやすく、身近な家族などに暴力を振るい、DV、家庭内暴力として問題化することもあります。当事者が自覚する症状としては、睡眠障害、抑うつ気分などが、多くの場合、共通しています。 引きこもる人は、子供の頃か...

バーンアウト・シンドロームとパニック

 仕事がうまくいかない。そこで、さらに膨大な時間と動力を投入する。しかし、期待はずれに終わる。少しずつ少しずつ疲弊感が蓄積していきます。  バーンアウト・シンドロームでは、一連の心身の兆候が見られます。かつての意欲的、情熱的な取り組みから一転して、仕事に対する嫌悪感が湧いてきます。もう、たくさん!!といった感じです。自分に対する有能感も薄れます。かつて足を引っ張られた経緯のある相手に対して、不信感や...

友人関係 崩壊の前兆

 相手が自分の期待に応えてくれるものと、あまりにも期待をかけすぎてしまうのは、相手を疲弊させてしまいます。しかも、その相手が自分の期待に添いきれないと判断すれば、それは失望に変わり、相手を責める気持ちが生まれます。 相手の心にも、変化が生まれます。期待に添えないのは、添えきれない事情があるからに他なりません。それを責められたからといって、期待に応えられるような状況になるわけではありません。無理なも...

罪悪感コントロール

 誰の心にも、他者から認められたい、褒められたい欲求があります。そうすることで、自分の価値を感じられるからです。 ですが、他者が自分に何を期待しているかを意識し過ぎると、自分がしたいこと、自分が楽しいと感じることを後回しにしがちになってしまいます。 自由に生きている人は、まず自分を優先して考えます。人の評価への依存が少ないと言えます。人がとやかく言おうとも、自分がやりがいや充足を感じることが大事な...