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2007.09.30 (Sun)

妄想と狂信

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新興宗教に傾倒する人の中には、妄想性障害を持っている人もいます。
「根拠のない事柄への確信」
妄想と、狂信は、似通っているのです。
「目には見えないけれど、天には超越した絶対的存在なる唯一無二の全能の神がいて、その神からわたしは受け入れられ、愛されている。」という着想は、安心感をもたらし、気分を良くしててくれます。
また、確認できないので、現実によって裏切られることがありません。
 決して心変わりしない幻の恋人を慕うように、こうした観念に依存する人は、発達早期の段階で自尊心や自己愛に深刻なキズを受けていることが多いといわれています。その傷つきを想像的に補おうとする過程で、誇大自己的な妄想念慮が肥大してきたと考えられます。
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テーマ : 統合失調症 - ジャンル : 心と身体

15:02  |  妄想性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.28 (Fri)

妄想と依存

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 妄想性人格障害の人は、不都合な現実を直視することができません。受け入れられない現実を、自己の中で都合よく書き換えてしまいます。それでも、どうしようもなく押し寄せてくる現実は、『幼児的な全能感』をもって防衛しようと努め、『誇大的な妄想観念』を築くこともあります。


 こうした認知のひずみは、いかなる場合にも起きるわけではありません。自己愛が傷つく可能性を感じさせる場合において、それは顕著です。責任を問われかねない場面においては、すばやく現実を湾曲し、潔白なのに責められている被害者に徹します。このような理由から、妄想の大半は被害妄想です。その苦しさからの防衛として、誇大妄想が生じます。

テーマ : 統合失調症 - ジャンル : 心と身体

11:07  |  妄想性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.27 (Thu)

自己愛と強迫と依存 (1)

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 強迫性人格の人は、「〓でなければならない」
「〓であってはならない」といった道徳規範に縛られています。その規範は、自らの経験を通して培われたものではなく、たとえば、古い粘土板に刻まれた十戒のように、外部規範(超自我)を鵜呑みにしたものです。未知なるものへの強い不安感、恐怖心が、根拠のないままに存在しているからなのです。
この不安を避けるための「〓ねばならない」ルールが歪んだ形で定着してしまっています。

テーマ : 社会不安障害 - ジャンル : 心と身体

11:36  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.26 (Wed)

 強迫性人格障害

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 この人格障害の人は完全主義的傾向が強く、その硬直性故に、しばしば変化していく現状に対応できなくなりまます。。彼らは用心深く、まだ見ぬ危機を過剰に警戒し、防衛から激しい攻撃に出て、周囲を驚かせることもあります。
秩序や完全主義が望まれる分野で業績を上げることも多いのですが、
感情面や対人関係、コントロールできない状況や局面では、臨機応変に対応できません。
周囲の状況や人間関係までも、完全に自分でコントロール下に置くことを望みます。
真面目である・几帳面という面を持ちますが、柔軟性・開放性に欠け、
全く融通が利かず堅苦しい印象を与えます。
また、他者の誤りや不完全さに我慢ができず、不寛容です。
クラスターC群」の人格障害に属します。

テーマ : 双極性障害〔躁鬱病) - ジャンル : 心と身体

22:18  |  恋愛依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.25 (Tue)

共依存の本質

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 共依存の特徴には、自己犠牲的な相手への献身があります。これは、一見すると純粋な利他心から出ているような印象を与えますが、その根底には、相手を支配しようとする自己中心的な他者操作が潜んでいます。相手を放っておけないということは、「コントロールせずにはいられない」ということなのです。
この「他者をコントロールしたいという欲求」の存在こそが、共依存の本質といえます。

テーマ : 恋愛依存症? - ジャンル : 心と身体

17:27  |  共依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.24 (Mon)

共依存の特徴

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「男は仕事と社会に依存し、女は家庭と家族に依存する」
前世紀、常識とされてきた日本の文化は、個々人の共依存的特徴を見えにくくしていました。
共依存とはどういうものなのか、
システムに隠されてきたその心情的特徴をまとめてみました。


・(彼、彼女は)自分を価値の低い者と感じている。(ありのままの自分に対する自己評価が低い。人と比べて取り得が無いと感じている。自信がない。)

テーマ : 恋愛依存症? - ジャンル : 心と身体

14:34  |  共依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.23 (Sun)

共依存という関係

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嗜癖にはアルコールや薬物や食料のような「物質嗜癖」、
ギャンブルや仕事や買い物などの行為の過程を内容とするものを「過程嗜癖」
さらにこれらの嗜癖の基盤として、
人間関係の嗜癖である「関係嗜癖」があります。
「共依存」は「関係嗜癖」の基本型といえます。

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13:28  |  共依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.22 (Sat)

共依存という概念

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「共依存 」という概念は、アメリカで、
アルコール依存症の治療にあたる臨床の現場で生まれたといわれています。
 アルコール依存症の治療への取り組みのなかで、
家族から隔離することと、同じ依存症に苦しむ仲間との交流が、アルコール依存症の回復にとって効果的であることが明らかになってきたのです。
そして、同じ家族関係のなかに再び帰っていくと、また、アルコール依存に戻ってしまういう状況が起きることが解ってきました。
そこから、アルコール依存症は、個人の問題だけではなく、家族がとの関係性の病理であるという認識が生まれました

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13:10  |  共依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.21 (Fri)

妄想の真実

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妄想性人格障害の人の、その主なる妄想は、被害妄想です。敏感関係妄想とも言います。
道を歩いていて、すれ違った人が笑った。あれは、自分を軽蔑している笑いだ、などと解釈するのです。自分自身に対する寄る辺の無さが、そこにはあります。
この自己不全感から自らを防衛するために、『幼児的な全能感』を維持しようと試みることがあります。

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10:51  |  妄想性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.20 (Thu)

妄想性障害の外見

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傍目には妄想性人格は、『猜疑心の強い人・嫉妬心の強い人・他人の意見を聞かない人・自分の意見に固執する人・自分の世界に内閉している人』に見えます。他人を信頼できず、根拠のない疑いの眼差しや攻撃的な態度を向けるので、対人関係を築けません。障害が重くなればなるほど、孤立していきます。
異性関係や結婚関係では、理不尽にパートナーの浮気、自分以外の異性の影を疑う嫉妬妄想が頻繁に見られます。

テーマ : 不安定な心 - ジャンル : 心と身体

20:19  |  妄想性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.19 (Wed)

妄想性障害の基底

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他者への不信感や猜疑心の非常な強さが、妄想性障害の基底にあります。
それ故に、警戒心や用心深さが極度に
高く、
『何でもない他者の言動』に
恣意的に『悪意や裏切り』を読み取る傾向があります。


「あの人のあの発言は、自分に対する拒絶の意味じゃないだろうか。」
と、パートナーや身近な人に尋ねることがあります。そこで、
「考えすぎに過ぎない。」
と、答えが返れば、多少落ち着きますが、毎度毎度、陰気な態度で拉致もない訴えをされて、家族は疲弊していきます。
妄想性障害を抱える家庭は、機能不全を起こし、
崩壊していくことが少なくありません。

テーマ : 統合失調症 - ジャンル : 心と身体

09:46  |  妄想性人格障害  |  TB(1)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.17 (Mon)

妄想性人格障害

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妄想性人格障害(Paranoid Personality Disorder)は、
他者の発言や行動に悪意を読み取るという人格構造の偏りです。
現実吟味能力(現実検討能力)全体が障害されるわけではありませんが、
妄想性人格障害の人は『現実社会や他者の言動』を客観的に正確に認知することが出来ません。
つまり、絶えず主観的な妄想のバイアスをかけて物事を見るため、
『自分の見解は間違っていない。他者がいつも自分を陥れようとしている』という偏った認知を修正することが非常に困難になります。

テーマ : 統合失調症 - ジャンル : 心と身体

17:33  |  妄想性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.15 (Sat)

抑うつと躁的防衛

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 自己評価が他者依存的なナルシスティック・パーソナリティは
外面を装うことに長けています。
そして、周囲の賞賛を得ることで、自信を強化させていきます。
ナルシスティックな誇大自己を膨らませていくのですが、
それは、抑うつと表裏一体をなしています。

テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体

21:31  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.14 (Fri)

抑うつと人格

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うつ病の背景に、人格のひずみが隠れていることがあります。抑うつをもたらす人格には、3系統あるといわれています。
 スキゾイドパーソナリティ、ナルシスティック・パーソナリティ、ボーダーライン・パーソナリティです。
 ナルシスティック・パーソナリティは
自己評価が他者依存的ですので、
当然、職業的な成功欲求や社会的な承認欲求が強く、
『対人的・社会的な評価への過敏性』が見られます。
このため、往々にして、ワーカホリックになります。

テーマ : 鬱病 - ジャンル : 心と身体

15:13  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.12 (Wed)

自己愛障害の認知療法

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「自分の価値観は絶対ではない」ということを丹念に合理的に説明していきます。
このとき、相手の自己愛の傷つきに共感を示し続けることが大切です。
批判的意見や、教育的意見は、激しい攻撃を持って拒絶されます。

テーマ : おだやかな心でいるために - ジャンル : 心と身体

21:39  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.11 (Tue)

先天的それとも後天的

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知能や性格が遺伝することは、経験的に知られています。
その一方で、
「子ども時代の不適切な養育は、大脳辺縁系にダメージを与える」ことが、最近の
研究で明らかになりつつあります。
大脳辺縁系は海馬、扁桃体などから構成され、海馬は情動に関わる記憶に重要で、扁桃体は外からの情報に快、不快の感情での価値判断をするといわれています。
ストレス下で慢性的に糖質コルチコイドが分泌されると、そのレセプターが多く存在する海馬の神経細胞が壊死ににいたることが、動物実験で示されています。
また、子ども時代に虐待を経験した成人の脳のMRI診断では、海馬の体積が減少していることが確かめられています。

テーマ : 不安定な心 - ジャンル : 心と身体

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2007.09.10 (Mon)

自己愛性人格障害(NPD)の生物学

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自己愛性人格障害の人は、
一見自尊心が強いように見えますが、よく知るに連れ、
この強さが柔軟性の欠如と、硬直した防衛に基づくものだと解ってきます。
これは、
帯状回全体の活動が活発になっているために、他者について考えたり、広い視野を持つことができないでいるためだと考えられています。

テーマ : 恋愛依存症? - ジャンル : 心と身体

21:54  |  自己愛性人格障害  |  TB(1)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.08 (Sat)

自己愛と他者コントロール

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自己愛性性格の人は、自己と他者の境界線を越えて
自分に有利なように相手をココントロールしようとします。
相手が自分よりも不利な立場で、能力的に劣っていると思われるばあい、『支配的・威圧的・利己的』といった態度になりがちです。
『他者の自己不信・不安感・利己心・依存心(被保護欲求)』を巧みに利用することで、他者を自分に従わせようと
無意識のうちに試みるのです。

テーマ : 全般性不安障害(GAD) - ジャンル : 心と身体

10:37  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.09.06 (Thu)

自己愛性障害の性格行動パターン

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自己愛の障害全般に共通する性格行動パターンと
認知・思考の傾向をまとめると以下のようになります。


尊大さと誇大性に関する認知・行動パターン


1.無条件の賞賛や無批判な肯定への飽くなき欲求。
(人の話を聞かない。自分の自慢話ばかりをする。)
2.他者をコントロールしようとする自己中心性。
(自分の価値観や概念を絶対視する。違う意見は未熟であり、劣ってる、誤っていると決め付ける。そのため、相手を導こうとする。)
3.他者の注目・関心を集めようとする自己顕示性(演技性)。
(スポットライトを浴びる位置に立つことを好む)
4.平凡ではない特別な存在であることを望み、
平均ではない偉大な存在であることを幻想すること。

テーマ : 不安定な心 - ジャンル : 心と身体

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2007.09.05 (Wed)

自己愛性人格障害(NPD)

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自己愛性人格障害(NPD)
英語ではNarcissiscti Personarity Disordor (NPD)


他者依存的な自尊心を持ち、内的には不安定であるが、優れたペルソナを演出することに成功していることが多い。
「頭がいい」「仕事ができる」「表現力がある」「人づきあいがうまい」「ルックスがいい」などの印象をもたれることが多い。
自分について素晴らしい理想的な自己像(誇大的自己)を抱き、
自分は他人より優れた能力を持っている、特別だと思い込んでいる。
うぬぼれが強い。そして、次から次へと際限なく成功・権力・名声・富・美を追い求める。
ほめられ認めてもらうために、自分を駆り立て休むことなく努力し、誇大自己を満足させようとする。
他者の目に立派に見える自己像の追求。 その他者依存性が、内的には、深刻な不安定感や頼りなさをもたらしている

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2007.09.04 (Tue)

脳ー心の住処

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はじめに


 近年の脳画像解析の進歩により、かつては、心の病とされてきた精神疾患が、
脳の機能異常であることが、解明されてきました。
 100年ほど前、早発性痴呆と名づけられ、
後に精神分裂病と呼ばれてきた統合失調症も
その「こころの闇」について、詳細な研究がされています。
 統合失調症は、青年期に好発し、妄想、幻覚などの異常体験、
まとまりを欠く思考、作為体験などの自我障害を示して、
病識の欠如を伴う疾患です。
 妄想の大半は被害、迫害妄想であり、
根拠による妥当性を伴っていません。
それだけに、周囲の理解は得がたく、偏見にさらされてきました。

11:45  |  脳と精神  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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