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2008.01.28 (Mon)

恋愛依存と過剰適応

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 心惹かれる対象と、寄り添って生きられること。そこに幸せがあると誰しも感じます。食べること、眠ることに次ぐ、それは基本的な欲求です。そのために、時に、愛を手に入れようとして無理をして、自分の気持ちをごまかしたり、自分を大切に扱えなくなってしまいます。
 恋の情熱に身を焦がしていると、自分の夢を諦めたり、意見を曲げて相手に合わせることが愛の証だと思えてしまうのです。
 実はそれは、そうまでしても愛されたいという、強烈な愛情欲求にほかなりません。そのために、自ら犠牲となることを選んでいるのです。
 ところが、その犠牲に相手が報いてくれるとは限りません。それが多大な犠牲であることに、気付いてもらえないことも多いかもしれません。献身的な態度は、相手の心に慢心を芽生えさせ、望んでいるものとは全く逆のもの、『軽蔑』や『嘲笑』すら招くことがあります。
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テーマ : 適応障害 - ジャンル : 心と身体

13:18  |  恋愛依存  |  TB(1)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.26 (Sat)

過剰適応

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 順応的な「よい子」は、自らの本音に抑圧をかけているために、危うさと隣り合わせにいます。その挫折や反動から、一転して、抑うつや引きこもりへと移行していく可能性が多いといえます。
 過剰適応とは,外的適応と内面との不一致です。外の環境に対して順応的、適応的であるように振舞ってはいても、内心には不満や不安を抱えている状態を過剰適応状態といいます。
「自己主張することへの不安」が、その内面にあります。ですから本心を明かさず、心理的葛藤状態へと陥っていきます。
 心を開けないのは、周囲の人々との間に摩擦が生じることを恐れる心理が働いているのです。相手から見捨てられることへの不安、つまり愛情飢餓的な不安があるといえます。

テーマ : 適応障害 - ジャンル : 心と身体

10:03  |  抑うつ・不安障害  |  TB(2)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.22 (Tue)

恋と依存

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 恋はある日突然罹患する熱病のようです。思いもかけず、不可抗力で恋に落ちてしまいます。
 誰もが経験する感情でありながら、不慣れだとその激情に飲み込まれてしまう危険性もまた高いものです。
 恋の始まりは幻想に包まれています。その人が、人生の難関を潜り抜けてきた成熟した大人に見えたり、他の異性の中から、際立って魅力的に見えるものです。「この人さえいてくれれば幸せになれる。この人の傍にしか、幸せは無い。」と思いつめます。恋に溺れている状態です。恋は退屈な日常を一瞬にしてばら色に染め、未来への不安をかき消してくれます。その人が、自分を幸せにしてくれるかのような幻想を抱くのです。
  すると、相手を自分の期待に合わせたくなります。相手の考えが自分の考えと異なっているような場合、相手が未熟に見えたり、至らなく思えて、正しい考えを相手に教えたくなります。双方が相手を自分色に染めたくて、コントロールに手を尽くします。相手が自分を染めようとしていることに対して、支配されるような危機感を感じ、逆に自分が相手を自分色に染めることによって、ふたりの間の溝を埋め、安心感を得たいと感じます。
ここに、コントロ-ルしようとする側と、コントロ-ルされまいとする側との争いが生じます。誰かを好きになったり、愛した瞬間、相手を自分の望み通りにしようと期待し、無意識のうちに、コントロ-ルをし始めているのです。

テーマ : 不安定な心 - ジャンル : 心と身体

09:37  |  恋愛依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.19 (Sat)

依存症からの回復

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 常にパートナーとともに行動し、パートナーの趣味に付き合い、パートナーが起こした問題の後始末をし、パートナーの成功をともに喜ぶ。ひとりの相手に対する依存的関係が、他の依存症のように問題化しにくいのは、「良妻賢母」的な社会の価値観と無縁ではないでしょう。一方で献身的に世話を焼きながら、もう一方では、自分の考えに相手を従わせるよう、依存させながら コントロールしていく。そうした関係性の結び方を依存だと気付いていない人も、少なくないのではないでしょうか。
 「自分のして欲しいことを、相手にしてあげる」のだという人がいます。「いつも自分を後回しにして、人のためにやっているので、受け入れられないと惨めだ」という人もいます。「好意」や「評価」の照り返しを求めているなら、失望する機会も多いといえます。それが自己中心的な行為である事が、相手には見えているのですが、自分には自覚が無いからです。
10:31  |  共依存  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.17 (Thu)

失恋抑うつ-許せるということ

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心の傷、それをもたらした他人に対する怒りと憎しみは、心にも身体にも好ましくない影響を及ぼします。
 他人に対して抱く怒りと憎しみは、ストレスホルモン、コルチゾールを増やします。高濃度のコルチゾールは免疫システムを破壊して、感染症に罹患しやすくなったり、脳の記憶中枢、海馬の細胞を壊します。「許すこと」「許されること」、許容は非常に大切なのです。
 それでも許しは、それほど簡単に行なえるわけではありません。そんなときには、「許そう、許さなければ....」と自分を責めれば責めるほど、怒りがこみ上げてきます。
 そのときは辛い失恋も、数ヶ月もたてば、穏やかになることもあれば、何年も何年も引きずって、残酷な別離のシーンばかりを思い出し、また怒りに駆られることがあります。
 その違いはなんでしょうか?時間とともに忘れていく恋は、それなりに報われていた期間があったのでしょう。たとえ、その時間が短かったとしても、好意を向けて、受け止められ、好意を返された。その充足感があってこそ、相手の心変わりも受け入れられるような気がします。

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17:41  |  抑うつ・不安障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.16 (Wed)

執着気質と抑うつ

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 執着気質の人は、人付き合い、友人同僚との付き合いは良く、温厚ですが、内心には、人と対立することへの恐れがあります心配性で、人に否定的なことを言われると気になってしまい、そのとき喚起された感情がなかなか静まらず、尾を引きます。そこから、対立を生まないよう、一層気を使う事になります。
 他人の思惑を先読みして、自分の意見を抑えて同調を示し、そして、自分を出せない状況への苦痛や葛藤を引き起こしてしまいます。
 自分の意見に同調してもらえない事、批判されることへの怯えが、そこにあります。この怯えが強いと、世評に受け入れられないと感じている自らの感情すら、否認してしまいます。
14:01  |  抑うつ・不安障害  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.15 (Tue)

抑うつ気質

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うつ病を発症しやすい性格がある、と以前から指摘されています。よく知られているのは、「メランコリー親和型」「執着気質」です。
 几帳面で真面目、ルールや規範に従順、人に気を使う、物事にこだわる、人や物事へのかかわりは、熱中しやすく、凝り性、関心が一つの事柄に化集中され、他の事柄には無関心からの大雑把、一度喚起された感情がいつまでも静まらず、長く続く、融通が効かず、認知的柔軟性に乏しい、といった特徴があげられています。
 完全主義であり、「何々すべき」といった表現をよく使い、責任をひとりで背負い込み、弱音を吐くのが苦手、また状況の悪い面のみを拡大解釈するために、情報の処理が偏る、といた傾向が顕著です。
真面目で仕事熱心であることから、社会での評価は悪くありませんが、これが裏目に出ると、「規範やルール、マニュアルに忠実なばかりで、柔軟性がない。」従って臨機応変な対応を求められる状況の変化に脆い、ということになります。

テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体

11:11  |  抑うつ・不安障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.14 (Mon)

不安障害と嗜癖と抑うつ

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 脅迫・恐喝やパワーハラスメント、いじめなどの特定の人間関係から、恐怖感が持続しているような場合、その精神的苦痛から、人は報酬系を刺激する事柄を求めます。ゲームに興じる、買物をする、などなど....。その興奮によって、持続する恐怖感を自己治癒するのです。
 なかでも、恋愛は、強い歓喜と熱狂をもたらします。人は不安な状態にあるとき、持続する苦痛のなかにいるとき、恋に落ちやすいのです。
 恋に落ちたその瞬間に、脅迫者の影は、脳裏から消え去ります。寝ても覚めても、浮かぶのは恋しい相手のことばかり。少ない刺激で、扁桃体中枢回路が恐怖のスイッチを入れる脳は、また同様に、乏しい刺激でも、熱狂のスイッチを入れます。爆発的な感情を静止できないことにおいて、どちらも同様です。
11:50  |  恋愛依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.13 (Sun)

不安障害の回路と依存症

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 不安感による精神的苦痛・払拭できない疑念・強迫観念を生じているとき、眼窩前頭における線条体、視床、前頭前野皮質へと続く持続的な過投射作用が起きています。
 パニック発作、恐怖症の場合には、一時的な、扁桃体からの破壊的な出力、内側前頭前野皮質、帯状回、眼窩前頭皮質における投射が生じています。
PTSDは、海馬記憶が扁桃体を経由し、破壊的な感情出力を引き起こいるためと思われます。
 このように、扁桃体中枢回路の異常皮質、線条体、視床、皮質へと続く回路)は、恐怖関連の症状や恐怖感による精神的苦痛に共通する神経生物学的基質と考えられてます。これらの回路は、様々な異常反応を活性化させる要因となるため、様々な症状を引き起こす可能性があるのです。

テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体

16:12  |  脳と精神  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.12 (Sat)

不安障害-暴走する恐怖

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 不安障害は症状によって様々なサブタイプに分類されていますが、重複している要素も多く、合併症も頻繁に見られます。こうしたこから、共通する神経回路の異常が考えられています。
 恐怖を感じると、扁桃体が作用します。「これは逃走か闘争か」を決断するための、通常の反応です。
 これに対して、問題となるのは、それほど危機的ではないと前頭葉が判断を下しているにもかかわらず、特定の相手や事柄に、強い恐怖を感じてしまうといった場合や、不安の発作が予測不可能に生じてしまう場合です。恐怖感によって、その対象を避けたり、不安感を和らげるために、不合理な行動に走ったりと、日常に支障をきたしてしまいます。
 「それほど危険ではないと解ってはいるが、恐くてたまらない。」時、扁桃体からの出力が過剰になっています。

テーマ : 不安定な心 - ジャンル : 心と身体

12:29  |  脳と精神  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.09 (Wed)

DV-激昂、逆切れの背景

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 興奮しやすく冷めにくい辺縁系を持っていると、不都合な出来事を生み出しやすくなります。それは、遠くにいる知人よりも、親密な相手との間に起きることから、DVの加害者にも被害者にもなりやすいといえます。
 
 側頭葉に障害があると、些細と思われる相手の言動に激昂し、火の付いた導火線が次々に爆弾を炸裂させるように、その怒りは破裂したことによって収拾せず、破裂したことによって、さらに次なる破裂を引き起こします。ここに、最大の人間関係の問題が生じます。
 殴った相手が倒れると、さらに勢いづいて殴り続け、相手が自分の前から去ってしまっても、いつまでも恨みがくすぶり続けます。

テーマ : 恋愛依存症? - ジャンル : 心と身体

10:33  |  恋愛依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.07 (Mon)

DV-暴力に至る脳

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 恋に落ちたとき、人は誰しも、その人との幸福な未来を夢見ます。身も心もぼろぼろになって、這うようにして逃げ出す幕切れなど、夢想だにしていません。
 蹴り倒して、倒れた相手を、なおも蹴り続ける。これが、相手の身体に及ばないことばや態度で表現されると、犯罪としては成立しくいですが、それが暴力であることにかわりはありません。
 愛する人から暴力を受けると、なぜこの人は、これほどまでに執拗に、自分に対して好意を向けてくれる相手を攻撃し続けるのか、しかも、何ヶ月、何年と続くのか、理解に苦しみます。「尋常ではない」ということは解りますが、なぜ尋常ではない状態に陥ってしまうのか、それが何ヶ月も何年も収まらないのか、理解し得ないのです。

テーマ : 恋愛の悩み - ジャンル : 恋愛

09:20  |  恋愛依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.06 (Sun)

環境によって生じる脳の変化

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MRIを使った研究で、子どものころに虐待を受けた人の脳では、海馬が小さくなっていることがわかっています。海馬は記憶に重要な部位です。海馬の成長が阻害されると、解離性同一障害の症状や人格の病理が出現すると考えられています。
 また、不適切な生育環境は、記憶や情動を制御する原始的な皮質領域である大脳辺縁系を少ない刺激で剰興奮させるシステムを作ります。
 長期間続くストレスは、高濃度のコルチゾルの影響を、脳に与え続けるのです。そして、海馬の神経細胞は特に、ダメージを受けやすいのです。
ラットを使った実験で、ストレスを与えると、海馬や扁桃体に存在する分子の組成が変わることが解っています。
 その重要な結果の1つが、扁桃体でのGABA受容体の変化です。

テーマ : パニック障害(PD) - ジャンル : 心と身体

22:07  |  脳と精神  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.05 (Sat)

脳の傷-発達障害

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 幼少期の不適切な環境や虐待が、正常な脳の発達を阻害することが解ってきています。その結果、成長期に作られたシステムが、大人になってからも精神的なトラブルの原因となってしまうのです。
 以前は、幼少期の体験によって刻まれた認知システムを変えることによって、
再プログラムが可能なのでは、と考えられていました。つまり、つらい体験に打ち克つようクライエントを支援すれば、心の傷を治せるという考え方です。
 ですが、最近の脳科学の目覚しい進歩により、心の傷は脳の傷、記憶や情動の中枢、海馬や扁桃体に発達障害をもたらすことが解ってきました。その影響は大人になってからも続きます。
そして、それはさまざまな形となって現れます。うつ病、不安障害、ストレスによってもたらされる心的外傷後ストレス障害(PTSD)の人格的背景、外に向かう場合には、反社会性人格、注意欠損多動障害、あるいは物質乱用などの依存症。

テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体

10:29  |  脳と精神  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.01.03 (Thu)

こだわる脳-前部帯状回皮質

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 前部帯状回皮質は、前頭部の深いところにあります。この部分の神経回路は強迫性、いわゆる『こだわり』と深く関わっているといわれています。
 物事の順序にこだわる、やらなくてはならないといった観念に駆られる、何らかの習慣化した儀式を行なっている、無意味かもしれないと思っても、そうせずにはいられない、など等。
  前部帯状回皮質は、認知の切り替えを担っています。一つの考えから別の考え、他の選択肢へと視野を広げる、ギアチェンジのような役割です。
 強迫性障害SPECT画像では、前部帯状回皮質と大脳基底核・視床領域の血流は高いものになっています。前部帯状回が過活動となっているのです。ここが過活動となると、柔軟性が損なわれます。

テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体

17:55  |  脳と精神  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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