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動揺と手の振るえ 大脳基底核

大脳基底核は深部大脳辺縁系を取り巻いて、脳の中心に向かって突き刺さっているような、大きな構造です。尾状核、 被殻、(このふたつを合わせて線条体と言う)淡蒼球、扁桃核、中隔核、前障、ルイ体、黒質、赤核を含む終脳皮質下の部分をいいます。 大脳基底核は錐体外路系として不随意運動のコントロールを行っています。緊張、不安、動揺等によって、大脳基底核の活動が過剰になると、筋肉の緊張が高まり、微細運動障害が起こ...

癲癇気質と側頭葉

ドフトフスキーは癲癇に罹患していたと考えられています。癲癇とは脳の神経細胞の異常興奮に基づいて生じる様々な症状で、痙攣や意識消失といった特徴的な症状以外にも、クレッチマーが癲癇気質と呼ぶ性格特徴があるといわれます。 癲癇気質とは、すなわち、粘着気質であり、凝り性、きちょうめん、勤勉、融通がきかない、潔癖、カッとなりやすい、ときどき爆発的に怒りだす、執念深い、など、粘着性と、爆発性を備えているといわ...

ネガティブ・ストローク

 不幸な人の特徴は、進んでネガティブな人や事柄に関わるところだといわれます。 ネガティブな人というのは、相手や相手の能力を軽んじる人、貶す人、批判する人、こちらの目的達成の邪魔をする人など、マイナスのストロークを投げてよこす人たちのことです。 こういう人と関わると、一つ一つは些細な傷つきだったとしても、重ねられる年月のうちに、徐々に心を蝕まれてゆくこともあります。 こうした相手や状況から遠ざかるこ...

失恋は魂の死

 真剣に好きな相手から拒絶されることは、死ぬのと同じことです。その人の傍らにあることが、この世にいる唯一の幸福と思っていたその相手から、拒絶されるわけですから。 走り続けた後に、失格と判定されたマラソンランナーのようです。へとへとになって、「もう生きているのイヤだ」「生きてなんかいたくない」と、心は絶叫します。 夢中になって恋しい相手に献身するその姿を、当の相手は、他の女性と一緒になって、嘲笑を浮...

バタードウーマン 渇愛

「都合のいい女」などということばがあります。尽くす女は報われないともいわれます。 翻ってみれば、報われないからさらに与えるのです。尽くすことは求愛行動です。 ありのままの自分をさらけ出して、受け入れられている相手に、自分の気持ちを押し殺して、無理して相手に合わせてしまうことなどありません。わがままを言っても手ひどい反発を受けることの無い家族や、けんかをしてもいつの間にか仲直りしている親しい友人に、...

自慢と批判

「あら、キレイなチューリップね」花瓶の花を見て、何気なく言ったことばに、すかさず脇から、「それね、百合なのよ。チューリップに似ているけど、新種の百合なの。わたし、花のことなら詳しいのよ。」「....、そう、知らなかったわ...(この人、百合とチューリップの区別も付かないほど、花には疎いのね)」 まさか、チューリップと百合を間違える人は少ないでしょうが、これがあまり知られていない山野草なら、自信たっぷりのそ...

恋-前頭葉と側頭葉の葛藤

 ある日、ある場所で偶然出会ったその人に、一目で恋に落ちてしまいます。ずっと前からの知り合いだったかのような、妙な懐かしさを覚え、運命を感じます。彼・彼女のどこに、それほど惹かれるのか、自分でも答えられません。一瞬にして、強い感情的高揚が生じてしまうのです。 接近したいという願望が起きます。どんな人柄なのか、知りたい。そして、その身体に触れたい。キスをしたい...... 片想いの期間を経て、その希望...

ナルシスの自己愛障害

 嗜癖の中核には抑うつがあります。酩酊状態によって、自らへの無力感、絶望感から目を逸らそうとする防衛なのです。ギャンブル、ドラッグ、過食、衝動買い、などは経済や、健康への悪影響から目に付きやすいものですが、仕事依存などは社会に受け入れられやすく、見過ごされがちです。 ありのままの自分では何もとりえがない、そうしたネガティブな自己評価を癒す手段として、嗜癖は機能しています。恋愛嗜癖でも、それ自体がも...

失恋受容のプロセス  

 失恋の受容は精神科医、エリザベス・キュ-ブラ-・ロスの発表した、死の受容プロセスに似ています。失恋は、魂に対する死の宣告なのです。胸をスコップで抉られるような苦しみにもがきます。「死にたくない」と、自分にスコップを突き刺した相手に、命乞いをします。 取引をしようとします。「欲しいものは何でもあげるから、だから、かつてのあなたに戻って!!」 お金、相手のニーズに従うこと、その他、ありとあらゆるこ...

恋と執着

 ある日、ある時、心惹かれる人に出会った。偶然に引き寄せられるように再会して、運命を信じた。 けれども、ある日、気付いてしまう。「私にとって○○さんは、この世にただひとりの黄金郷。でも、○○さんにとって私は、取り巻きのひとりでしかない。もっと近くに行きたい。」 そして、無理をして気に入られようとつとめる。それは、ある程度成功する。 それでも、時は止まらない。その人が、離れていった。別の誰かの元に、いっ...

強迫性障害と不安

 強迫性障害(OCD)は、これまで心因(精神的な原因)によって起きる難治性の神経症だとされてきました。近年の神経科学研究や、脳画像研究の飛躍的な発展によって、強迫性の生物学的研究が進んでいます。 その結果、大脳基底核、側頭葉、辺縁系、前頭前野皮質の機能と、セロトニンの関与が指摘されるようになってきています。   OCDの周辺には、多くの合併症状と呼ばれる存在があります。抑うつ、気分障害、不安障害(...

アダルトチルドレンと発達障害

 アダルトチルドレンということばがあります。アルコール依存の親を持つなど、不適切な環境、機能不全家族で成長したがために、大人になっても、強い愛情欲求を持っている人たちのことを、このように表現しています。 自己愛性人格障害の特徴は、このアダルトチルドレンに似ています。それが幼少期の環境によるものなのか、あるいは生得的な遺伝子レベルの問題なのかは別として、これらは発達障害、(微細脳機能不全、自己正当化...