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2008.08.29 (Fri)

自己愛障害の裏と表

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 この世で最も大切な存在、それは自分自身です。自己愛は人の根幹をなすものです。
 この正常な自己愛と、病的な自己愛を見極める指標の一つに、「暴力的な攻撃性」の有無があります。自己愛の障害では、自信過剰(誇大自己)や過度の自慢(自己顕示性)がよくみられます。そして、対人関係を、自己評価や利益を高めるために利用する傾向も顕著です。
 その結果、自分にとって利用価値のなくなった相手に対して、手のひらを返したように冷淡になることもあります。
 親密な関係である相手に対しても、その相手との関係が、自分に不利益をもたらすかもしれないと予見すると、まるで敵対しているかのような、攻撃的な言葉や冷やかな侮蔑の感情をぶつけることがあります。
 このときに、常軌を逸した暴力的な攻撃性が見られます。そして、一度攻撃性を炸裂させると、怒りを吐き出して収まるどころか、過集中が起きて、次々と怒りがさく裂し、とどまるところを知りません。もはや自分では止められなくなってしまうのです。
  相手の退路を塞いで、『正義の剣』を振るうために、相手に与える心身の傷害はときに、致命的です。ところが、本人は相手に致命傷を与えようと思っているわけではありません。自分の要求を飲んでくれたら、期待に応じてくれたら、付き合ってやってもいいと考えています。
 それだけに、相手が傷心のあまり、去ってしまうと、傷つき、裏切られたと感じます。こうした暴力は、甘えの手段ですから、誰に対しても振るわれるわけではなく、しばしばドメスティックバイオレンスの加害者像として浮かび上がります。
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11:05  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.08.27 (Wed)

嫉妬と自傷行為

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 特別な好意を寄せるその人と、排他的な親密な関係を維持したい。そこに至福を見出せば見出すほど、相手のちょっとした態度の変化、日々出会い接する、他の異性への態度に、ざわざわと心が騒ぎます。嫉妬心は、とても苦しいものです。
 人間とは勝手なもので、相手が誠実に自分だけを見ている時には、それに慣れっこになって、感謝も薄れ、欠点ばかりが目について、他にもっとふさわしい人がいるような気がしてきます。
 逆に、相手の視線が他の異性に移ろって、定まらないと、不安を覚えます。嫉妬心は、劣位のシグナルです。
 パーティや会合などで、一人の男性に他の女性が話しかけようとした時、さっとその男性のパートナーが寄ってきて、間に割って入り、別の女性が彼に近づくのを阻止するような場面を見かけます。必死になって彼の話題を独占したり、逆に、彼の前に立ちはだかって、相手の女性に話しかけて話題をつないだり。
 男性はと言えば、「彼女はわたしの学生時代の女友達とも、すぐに親しくなって...」などとのんきなことを言っています。この場面の壮絶さには気づいていません。
 彼が紹介してくれるような異性の友人には、嫉妬しない人も多いことでしょう。「この人は、私と彼との間に立ち入っている。」と感じる境界線は、受け止める心の状態によって異なります。
 嫉妬は不安の表れです。他の異性が近くにやってきたら、相手の心がその人に向いてしまうかもしれないという怖れです。

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10:14  |  恋愛依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.08.24 (Sun)

燃え尽き症候群

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 一生懸命頑張ったからといって、物事がうまくいくとは限りません。失恋する人もいるし、解雇されてしまう人もいます。自分の頑張りだけで結果が出ないことは多々あります。
 その人だけしか見えなくて、一途に尽しつづけた恋が破局に終わった後、何年か経った後で、「もう二度とあんな無防備な恋なんかできないだろうな。」としみじみ思ったり、抑うつ状態に陥って、自分の殻に閉じこもってしまったり。
 一生懸命にひた走って来ただけに、ゴールがなくなってしまうと、倒れこまずにはいられません。これは、うつ病というよりは、燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)と言えるものです。
 仕事に関して使われることが多いですが、対象が仕事であっても、恋愛であっても、心のエネルギーを使い果たして、枯渇してしまった状態です。これでは、走りたくても走れません。

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16:34  |  失恋の処方箋  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.08.19 (Tue)

機能不全家庭と基本的不信感

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  誰しも、「どうも○○さんは好きになれない。陰で何か言っていそうで、信頼できない。」と感じることはあります。

 基本的不信感にはそうした明確な対象があるわけではなく、この世のあらゆる物事、あらゆる人に対して、漠然とした不安感を持っています。基本的不信感は被害妄想の土壌となります。

 エリクソンは、基本的信頼感は、乳児期に養育者との関係を通して築かれるといっています。機能不全家庭に育つと、当然獲得しにくいといえるでしょう。

 精神的にも安全で、愛情を注がれて育つことが望ましいのは、いうまでもありません。愛情は、感情ではなく、行為です。

「子供を可愛く思わない親はいない」とは、よく言われる言葉ですが、可愛く思っているからといって、適切な養育ができるとは限りません。過干渉、過保護も心理的虐待の部類に入るのかもしれません。子供が自分自身の能力に、不信感を抱いてしまわないとも限らないからです。まるで、ひな鳥の世話をしながら羽をむしって、大空に巣立てない翼にしているようです。自立しないように、自分に依存させているようにも見えます。

 

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22:26  |  共依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.08.14 (Thu)

恋愛依存からの離脱

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 もしも、その関係性から喜びを得る事が乏しく、痛みや苦しみばかりが多いならば、その関係性を終らせたほうがいいのです。修正するのではなく、終らせたほうがいいのです。
 ですが、それは容易ではありません。他の依存対象にも増して、異性関係への依存は、強い愛着と執着を生み、またそれが正当化されやすいのです。一方的な搾取や、心理的恐喝に耐えていても、諦める決意をするまでには、時間がかかります。
 通り魔に切りつけられたとき、介抱してほしい、悪かったと気付いてほしいと、その通り魔を追いかけるようなまねはしません。ところが、異性関係では、まずこうした行動が起きてしまいます。

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11:38  |  恋愛依存  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2008.08.11 (Mon)

ボーダーラインと共依存

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 「ある人間関係に囚われ、逃れられない状態」
 現在では、アルコール依存者とそのパートナーだけでなく、広くこのような状態が、共依存として定義されています。暴力を振るう男性とそれに耐える女性、回避的、あるいは支配的な男性と愛情飢餓でしがみ付く女性、相手から愛されたいために、理不尽な扱いにも耐える恋愛関係など、全く正反対に見えて、双方には同じ問題があるといえます。
  仕事や他の異性に回避し、パートナーと心理的に向き合おうとしない男性のパートナーなる女性は、他者を操作する境界性人格障害である傾向が多いといえますが、同様に男性側も見捨てられ不安のある自己愛性人格や強迫性人格であるケースも多いものです。
 もっとも、そうした人と接したために、巻き込まれてしまう可能性は誰にでもあります。共依存の問題点は、それが容認され、さらにサポートされることで、日常化、正当化されていくことです。、さらに、自分たちの論理に、関わる人たちを巻き込んでいくことになります。
 回復には、自分が美化し正当化している行動の裏に潜む自己中心性に気付く必要があります。

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09:57  |  共依存  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2008.08.10 (Sun)

心理的恐喝をする人

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 搾取する人、恫喝する人、モラルハラスメント加害者も、実は依存症といえます。依存の対象が人であり、他の依存の問題などを抱えていることもあります。
●自分が被害者、又は正しい、と主張し、相手に責任を押し付け、罪悪感を抱かせようとする。
《自分が受けた傷の痛みでいっぱいのとき、他人に与えた傷には気付けません。
 今でもヒロシマ、ナガサキを正当化するアメリカ人は多いと聞きます。争いは双方に傷をもたらします。そういう意味では勝利者はいないのかもしれません。自分が与えた加害の部分に注目できるには、傷の癒しや時間経過による風化が必要なのでしょう。これは個人にも言えることです。
 罪悪感を抱かせることに成功すると、優位に立ち、相手を支配できるかに見えますが、多くは対立と人間関係の崩壊に終ります。自己正当化のリスクは、決して低くはありません。相手は、「たいせつにされていない。この関係性を終られてもいいと思われている。」と理解します。》

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06:46  |  DV-モラルハラスメント  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.08.09 (Sat)

作話と虚言癖

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 現実吟味能力が成熟していない幼児期では、空想的な虚言、作り話と現実が入り混じっているような表現は、多く見られます。
 『狼少年』は自分が語る虚言を周囲が信じ、注目を浴びることで、報酬回路を活性化させます。大人になってからも、この空想虚言癖を持つ人がいます。
 妄想性人格障害の、恐怖を核とした、迫害被害妄想とは異なり、その内容を自らが確信しているわけではありません。そうありたい自己像を演じているうちに、自らの虚言を率先して信じ込むようなところがあります。
 自分で自分を騙しながら、信じてくれる他者を探し、周囲の人たちを巻き込んでいきます。

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09:06  |  妄想性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.08.08 (Fri)

ボーダーライン症候群

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 境界性人格障害は、統合失調症と神経症のボーダーライン域にあることから、ボーダーライン人格障害、境界例とも言われています。感情や対人関係、自己のイメージの不安定さを特徴としています。
アメリカ精神医学会の精神科診断基準「DSM-Ⅳ」では、下記のうち、5項目が該当すれば、境界性人格障害と診断されます。
・見捨てられることへの強い恐れ。
・過剰な理想化と過小評価との両極端を揺れ動く、激しい対人関係。
・不安定な自己像(同一性障害)。
・衝動的で自分を破綻させるような行為(摂食障害、浪費、恋愛・セックス 薬物などへの依存)。
・自殺行為や自傷行為を繰り返す。
・目まぐるしい気分の変動、不安定な感情。
・慢性的な空虚感。
・不適切で激しい怒り。そして、それを制御できない。
・一過性の妄想観念 解離性障害。

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07:08  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2008.08.07 (Thu)

妄想に生きる人

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 妄想の大半を占める被害妄想は、不安や恐怖を感じる大脳辺縁系や大脳基底核の機能が亢進し、妥当性を検討する前頭葉の機能が落ちていると起きてきます。 不安が暴走した脳は、その不安をさながら現実であるかのように描き出し、それを癒すための想像を、また描くものです。
 統合失調症圏内の妄想は、精神医療の領域ですが、微細な妄想は、周囲もそれと気付かず巻き込まれ、多くの混乱と不幸の原因となってしまうことも少なくありません。
 被害妄想の傾向のある人は、妄想がもたらす利点に依存しているといえるかもしれません。

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09:47  |  妄想性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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