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2011.02.24 (Thu)

傲慢と自己愛の障害

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 しばしば暴力的な言動で、DVやモラハラの加害者像として登場する人格に、自己愛性人格障害があります。ここでいう人格障害という概念は従来の精神病質とは異なり、実年齢がいくつであろうとも、一定の未熟さを脱しない人格といえます。
外面の柔和さと、内心の怒りの閾値の低さに乖離があり、親しくなるにつれ、そのジキルとハイドのような二面性に驚くこともあるでしょう。そうした影の部分は、表面上は尊大さや傲慢さとして見えていることも少なくありません。
傲慢の背後には、小心や臆病といった心性があります。自らもそれを自覚して、劣位に立つまいとする気負いが傲慢を生んでいるといえそうです。
 したがって、侮辱されたと感じるような場面には、たとえそれが些細な行き違いであっても、激しい怒りの衝動を生じやすいのです。
 衝動のままに怒りをぶつけるか、あるいは社会的ひきこもりで防衛するかは、対峙する相手によっても異なりますが、基底には小心が生む過剰防衛があります。
相手を劣位のものと位置付けると、退路を塞いで徹底的に『正義』の制裁を加えます。それが暴力に値するなどという認識はありません。その『正義』の正体が軟弱な自己を防衛しようとする欲望であることも否定します。そのために、正義は客観的にも正義であらねばなりません。
 それを正義とするために、自分が言ったことを相手が言ったこととし、あったことをなかったことにする欺瞞と否認にも塗れています。
 非常な傷つきやすさと、他者の非難を怖れる誇大な自己像がその中核にあります。
自らの小心臆病を恥じて、立ち向かおうとする気の強さが、その方向性を間違えて、弱い相手や、自身に対して好意的な相手に向かいやすいのが自己愛障害の特徴といえます。
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テーマ : メンタルヘルス・心理学 - ジャンル : 心と身体

15:15  |  DV-モラルハラスメント  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.02.18 (Fri)

失恋からの回復

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 もしも、あの日あの時、あの場所で、あの人に逢わなかったら、こんなに不幸になりはしなかった。もしも、時を戻せるなら、あの人に出会わない、出会ってしまったとしても好きにはならない、そういう人生を生きたい。そうすれば、こんな苦しみも悲しみも知らずにいられた。
 ひとり、涙にくれながら、何度、そう心に叫ぶことでしょう。親密な男女関係は、程度の差こそあれ、すべて依存症だといっても過言ではありません。したがって、失恋からの回復は、依存症からの離脱に似ています。
 必要とする対象を失った人の脳は、渇いて水を求めるような激しい渇望に悶えています。仕事をしていても、道を歩いていても、テレビを見ていても、常に相手のことを考えずにはいられません。相手が踵を返して去っていく以前の、あの日に戻ることを願い続けます。
その人がどれほど不実であったかを目の当たりにしても、なおも、自分を拒絶した人を切望するのです。少し距離を置いて、はた目には冷静さを取り戻したかのように見えても、再会すると、また元の木阿弥になってしまうことも多々あります。さらに距離を開けたとしても、一瞬にして隔たっていたはずの時間が繋がってしまうことも珍しくありません。渇いて水を求めていない人には理解できないほど、その渇望は激しいのです。

テーマ : 癒し・ヒーリング - ジャンル : 心と身体

09:47  |  失恋の処方箋  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.02.07 (Mon)

愛されたい症候群

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 なぜ、あなたは愛する人とのとっておきの夕食のひと時に、その人の些細な言動を取り上げて、文句や不足を言っているのですか?
 その人と、長い人生をずーっと一緒に歩いていきたいから、自分が不安に思うこと、さみしく思うことを、ちゃんと相手に伝えようとしているのですね。もっとぴったり寄り添いたくて、もっと愛してと要求を出しているのですか。ちょっと気まずく沈黙が流れて、せっかくの料理が冷めてしまっても。
 これが最後の晩餐になるかもしれないなんて、考えてもいませんよね。だから、明日のわたしの夕食がより楽しいものにしたいと、願っているんですよね。
 でも、これが最後の食卓になったら、あなたは後悔するでしょう。その人の癖が少々気に入らないからと言って、それが一向に治らないのは私に対する愛が少ないからだと責めたことを。
 もしも、明日が来なかったら、あなたは後悔するでしょう。なぜ、今夜で世界が崩壊しても構わないと思えるほど、今夜の夕食を楽しいものにしなかったのかと。そのために、自分のできることはすべてしようと思わなかったのかと。
 後になって悔いるのは、相手がしてくれなかったことではなく、自分が相手にしてあげられなかったことばかりなのです。

テーマ : 人生のコツ, 生き方のコツ - ジャンル : 心と身体

10:07  |  恋愛依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.02.02 (Wed)

憎しみを手放せないとき

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「憎しみを抱いてはいけない。自身の健康のためにも捨てなければいけない。」
よく言われる言葉です。ですが、恨んではいけない、許さねばいけないと、ネガティブな感情を封じ込めれば封じ込めるほど、行き場を失った怒りは、胸の奥で沸き立ってしまいます。
 そもそも、逆さに持ったフォークやハサミにも似た言葉の凶器で、斬りつけられた傷が、痛み続けているのなら、許せるはずもありません。人間なのですから。天使ではないのですから。
 心に与える傷は法で裁かれることもありませんから、相手はあなたに斬りつけ、あるいは、あなたから奪った幸福の中で、今もぬくぬくと楽しんでいるかもしれません。誰から責められることもなく、幸せかもしれません。

 風邪を引いて寝苦しい夜など、忘れようとしたはずの忌まわしい記憶が、次々と蘇ってくることがあります。いえ、すべては思い出せないほど、多くの歳月を忍耐の中で過ごしていたのかもしれません。「もう我慢できない、もう二度と会いたくない!!」と、そのために捨てねばならないすべてを捨てて、逃げ出したその日まで。

テーマ : 癒し・ヒーリング - ジャンル : 心と身体

12:29  |  認知と癒し  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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