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理不尽な隣人

 人はそれぞれ。やっている仕事も、取り巻く人間関係も、当然、考え方も違っています。それなのに、なぜか、人は自分のスケール、物差しで周囲を測ろうとするのですね。相手の立場や、住んでいる環境や、背景にあるこれまでの人生経験など知ろうともしないで。 そのうえ、愚かなことに、自分を教師の立場において、あれはいけない、こうするべきだ、うんぬん、言いたがります。これは自他の心の境界を越境しています。自分の好み...

自己愛性パーソナリティの特徴

・第一印象は魅力的です。誰からも好感を持たれることが多いでしょう。ちょっとした気配りができたり、饒舌であったり、人当たりがよく、時にカリスマ的魅力を備えていることもあります。※ 誰からも支持、賞賛されたい欲求が強く、誰にでも親切です。特定のパートナーがいても、他の異性の注意を引こうとします。そのため、パートナーは自分が愛されていないのではないかと不安になります。他の同性に対して、嫉妬深くなることも...

いじめをする心理

 大人の社会にもいじめはあります。職場や組織などにいる顔見知りであることが多いでしょう。間違っても、友人でないことは確かです。自分の価値を引き下げる人を、誰しも友人には選びませんから。 その人は、最初は小さな頼みごとを持ってきたり、近づいてきて愚痴を言ったりする人かもしれません。頼みごとを引き受けたり、愚痴を聞いては慰めているうちに、だんだん相手が攻撃的になってきます。 一方的に依存してくる時点で...

他人という鏡

 他者は自らの姿を映す鏡だといわれています。そのために、他者の目にどう映っているか、時折気になることもあるでしょう。 ですが、自己を知る信頼を他者に委ねすぎると、翻弄されてしまいかねません。他者という超自我が自らの判断の基準になってしまうのでは、自分を見失ってしまいます。 自己愛に障害があると、よい評判を得るために衝動を我慢するといった、中心志向型のライフスタイルを選びやすくなるようです。誉められ...

失恋してしまったら

 なぜメールや電話をくれないんだろう。来る日も来る日も待って、もう待ちくたびれてしまった。こちらから、さりげなく用事を装って、メールを出したい。そしたら、きっと返事をくれるはず....... 逢って相手の気持ちを確かめたい。どれほど、その人のことを気にかけているか、打ち明けたい。 相手のつれない仕打ちに、どれほど傷ついたか、友人に話して慰められたい。「ほんとにひどいよね」と、相手を責める言葉が、口をつい...

孤独力

 「人の間と書いて、人間と読みます。人は一人では生きていけません。誰でも、どこかに属する必要があります。」 これらのことばは、説得力を持っています。対人関係の少ない職種についていたり、家庭の中が生活基盤である場合、いささか脅威的に響くこともあるかもしれません。独身生活を送っていると、行きつく先は孤独死かと、不安を覚えることもあるでしょうか。スケジュール表や住所録がぎっしり埋まっていることが質のいい...

生きることに疲れたら

 場の中で、楽しそうにはしゃいでみたり、明るく振る舞ったり、はた目には何の悩みもないかのように見えていても、孤独と絶望が心を覆い尽くしてしまっているとき、そんな時は、思いきって休んだ方がいいのです。 でも、あの仕事が、この役割がと、あれこれと理由を見つけては、思いきれない。一人になるのがこわいのでしょうか。 もう、すでに気付いているはずです。思うほど、友だちは当てにはならないと。あれこれと、相手の...

独り泣く夜

 たった一週間で心変わりするくらいなら、告白なんてしないでほしかったよね。人の心は、一瞬先は闇だから、仕方ないことかもしれないけれど、一瞬、幸せの予感に満たされた後、奈落を知るくらいなら、聞きたくなかった。知らずにいたかった。 泣き顔なんて見せたくないから、しばらく誰にも会いたくない。独りで泣いて過ごすよ。 今度会うときには、いつになるかわからないけど、その時には、何事もなかったかのように笑ってい...

妄想という逃避

 誰かが、あるいは、周囲の誰もが、自分を滅ぼそうと狙っている。終始見張られている、盗聴されている、料理には毒が盛られているかもしれない、いや、自分の皿にはきっと毒が入っている。  誰が?何のために?どんな方法で?と問い詰めても、明確な答えはありません。ただ、外界への強固な不信感がうかがい知れるばかりです。人格の崩壊を伴わないこうした症状は、「偏執病 (パラノイア) 的特徴を伴う人格障害」と診断されます。 他人...

基本的不信感

 「人はパンのみに生きるに非ず」といいます。パンのみでは、人の心は飢えるのです。人の心を弾ませるには、ポジティブな、「愛」という栄養素が必要です。愛の少ない世界の住人は、他者や外界に、基本的信頼感が持てません。たとえば、他者の言動の裏側に、表現されていることとは正反対な意味を読み取ろうとしたり、不信感や被害意識を強めたり、心をオープンにできません。愛の対極にあるもの、それは怖れです。 幼少期に、無...

絶望を癒すもの

 もしも、あなたが家族も仕事も友人もなくし、たった一人永遠の孤独に耐えながら、絶望だけを抱きしめているとしたら、同じように絶望の中に住む人を癒せるのは、あなたをおいて他には居ません。同じ人生の修羅を知り尽くした、あなたをおいて他には居ません。 家族にも友にも仕事にも恵まれ、何一つ苦境を味わったことのない人が、マニュアル通りの慰めの言葉を口にしたとして、決して相手の心を癒せないのです。むしろ自分の裕...

触れられたくない傷

 こんなことがあったよと、人に話せるとき、その傷はすでに癒えているのでしょう。その傷がもたらした絶望の中で、ぼろぼろになった心を抱えているとき、誰にも話せません。むしろ、そこから目をそらし、他の楽しげな話題を拾っては、明るく振る舞っているかもしれません。悩みなんて、何一つ無いかのように。 唇に微笑を浮かべながらも、心の中では、自分がこの世で一番不幸な人間のように感じています。些細な悩み事や愚痴を口...

臆病な恋

 気になる人がいても、なかなか近づけない、むしろ好意を気付かれないように、素知らぬ顔をして、やり過ごしてしまう。 こんな時、心の中は恐れがいっぱいです。傷つきたくない。その防衛から、一歩も踏み出せずにいるのです。当然、何も始まりません。想いを秘めたままになります。 時に、秘めた想いが、心の中で大きくなってしまうこともあります。そして、相手に抱いたイメージが、後に現実によって裏切られるといった傾向を...