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グリーフワーク 死別と孤独

 人はいずれ、愛する人と別れるときが来ます。いつか遠い将来、そういう時が来るのだと、誰しも、理解しているつもりでいます。 平均寿命が発表されると、あるいは、肉親の寿命から、自分たちの余命を測ることもあるでしょう。保証された長さではないにもかかわらず。 別れは、ある日突然、何の前触れもなく襲いかかることもあります。たとえ平均寿命まで何十年残されていようとも。 覚悟もないままに受け入れなければならない...

暴君タイプ

 物事が予定通り運ばないとき、思い通りにならないとき、傍に居る何の関係もない相手に、いら立ちをぶつけたくなるのは、誰にでも経験のあることでしょう。その対象は家族やパートナーといった、甘えられる対象であることが多いことでしょう。受け止めて心配してくれる相手であり、安心して本音を語れ、後からいくらでも埋め合わせができる対象です。 ところが、暴君タイプが選ぶ対象は、こうした信頼関係にある相手ではありませ...

安全神話

 遠くの街を災難が襲ったと、風の便りに聞き及んでも、わたしたちはわけもなく安心しています。その波は、ここまでは及ばない。その風は、ここまでは吹いては来ないと。 隣家の、まだ若い主や、当然未来にあふれているはずの子供の訃報に接しても、明日は我が身だとは考えません。ただ、気の毒だと同情するばかり。いえ、それすら、しないかもしれません。 自重しなかったからだと、誰からともなく批判の声も聞こえます。利害の...

愛するということ

 この人の為に何かしたい。自分にできることで、相手の喜ぶことをしたい。愛は、人を行動に駆り立てる力です。 決して、『人の為にいいことのできる自分』が相手や周囲に認められることを目的にしていません。それは愛されたい願望であり、愛ではありません。 『こんなにもあなたを好きなわたしに、愛を注いでください。』と要求しません。もちろん愛し返されることは喜びであり、それがなければいつかは枯れていくのも、人の心...