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親密さへの怖れ

 好きになった人とは、もっと親しくなりたい。そう願わない人はいないでしょう。ところが、この欲求にブレーキがかかることがあります。 もっと親しくなったら、その先にあるのは何?自分の中に不安が生じ、それに打ち勝つ自信がなければ、どんどんネガティブな未来予想図を描いてしまうのです。 たとえば、交際が深まれば、当然話題に上るのは結婚。そうなれば、相手の人生を引き受けなければならなくなる。支えられる経済力が自...

絆と幸福感

 傷ついているとき、落ち込みの激しい時、100の励ましのことばよりも、黙って肩を抱いてくれる友人の、その手のぬくもりに癒しを感じた経験はありませんか。身体は、時に言葉よりも雄弁です。あなたを励ましたい!と、手のぬくもりが伝えます。人は、身体が触れ合うときに、絆を強く感じるのです。 ましてや、友人間の身体の境界線を越えて、深く触れ合うパートナーとの良好な関係が、人の幸福感を左右することは言うまでもあ...

不信感

 信じていた友人や恋人から裏切られたて、傷ついてしまった。また同じ目に会わないようにしよう。そう思った時に、その人に対して不信感が芽生えます。 人は、特定の誰かに対して、信頼したいと願っています。裏切られるのは、その期待感なのです。 この人なら、と、悩み事を打ち明けます。ところが、その友人が、他の人から受けた相談事を話題に、批判がましい雑談をしている場に、出くわします。わたしのことも、陰でこんなふ...

いじめと自己肯定

 人には誰しも得意不得意があり、苦手な分野があります。得意分野で頑張り、自分には苦手な領域では、それを得意とする人と張り合わない、『自分の土俵で相撲を取る』のがベストです。 とはいえ、周囲の人々と自分との収入の差が気にかかり、それが密かにコンプレックスになるなど、よくあることです。 「いじめゲーム」を仕掛ける人は、表面的には誰もが知っている客観的な事実を口にしながら、その実、相手が抱いているコンプ...

妄想の正体

 人の脳は、現実だけを認識しているわけではありません。人は信じたいように目の前にある状況を、意味づけするものです。 たとえば、誰かが浮かない顔をしていると、「昨日のことをまだ気にしているのかな?」と、昨日の出来事と結びつけたりします。実は、その人の脳裏にあるのは、全く別な心配事だったりするのですが、相手に確認しないままに、憶測を第三者に口外することによって、誤解が広がる。およそ人間関係の混乱はこう...

付き合ってはいけない人たち-ナルシスト

 たとえば何か忘れ物をして困っているとき、さっと自分の持ち物を差し出して、にっこり微笑んでくれるその人が、売出し中の新人俳優にも似た洗練されたルックスの持ち主なら、幸運の女神が微笑んでくれたと感じるかもしれません。そんな時は、よく注意する必要があります。それは、地階に落ちるマンホールの蓋が開いた瞬間かもしれません。 身体的暴力を振るう相手のみが、危険な相手ではありません。危険と言われる人たちには様...

反応性うつ病と感情の起伏

うつ病性障害は、心のエネルギーが低下してしまっている状態と言えます。反応性うつ病は、近親者との死別、それに伴う孤立や孤独や、それに類似する喪失体験等、大きな精神的ショック、その体験や記憶によって引き起こされるものです。とりわけ、突然訪れる死別の悲しみは、長い期間に亘って癒されることがありません。当座はパニック状態に陥っていたものが、落ち着くに従って、うつ症状が強くなってきます。失恋による悲哀体験で...

鬱のやり過ごし方

 後30年も人生が残っていると考えると、耐えがたい心境になってしまう、そんな時は、自分の寿命は後2年半だと考えてみるといいかもしれません。それくらいなら、耐えられそうですか。 明日に希望を持とうと、明るいメッセージが巷に流れていますが、未来に希望を持てそうもない時は、未来などないと考える方が、楽かもしれません。未来などないと知って初めて、今与えられているものに価値を見いだせるかもしれません。 未来...

犠牲の愛-断れない心理

 仕事や他の予定が詰まっていたり、逆に、少しゆっくりしたいと考えているときに、友達からちょっと強引に誘われたり…。 そんな時に、つい迷ってしまって、断り切れずに受けてしまい、後から後悔したという経験はありませんか? 恋愛のみならず、対人関係の中でありがちなことです。相手をたいせつにしたいし、その人と逢っている時間は楽しいひと時だから、つい、無理をしてしまうのでしょう。そこで、本当にしたいこと、優先...

過去は変えられる?

 「過去と他人は変えられない。自分と未来を変えよう。」よく言われることばです。たはして本当にそうでしょうか? 確かに物質的な物の存在や、起きた現象自体は動かせませんが、現実とは、それをどう認識するかによって変わりうるものです。 たとえば、黒く塗りつぶしたいような最悪の失恋。時が流れ過ぎ、もう一人の当事者も、当時を知る人々も、もう周りには居ません。自分の記憶の中に、過去の事実として存在しているだけで...