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2012.08.31 (Fri)

不毛な恋 ②

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「女のために金を使うのなんて、もったいない。ラーメン一杯だって、おごりたくないんだ。金は自分のために使いたいんだ。」
 そう言い放つ芳樹に、香奈は怒りを禁じえません。使ったお金の額なら、私の方が多いじゃない!!そう言い返したいのに、芳樹の爬虫類のように冷たい目が怖くて、まともに顔を見ることもできません。芳樹はキレると形相が変わるのです。これはDVだ!!と香奈は思いました。
 芳樹が香奈に要求するものは、家事サービスと、少額のお金でした。
「コーヒー飲みたいけど、財布忘れちゃって。」
といった具合に。
「その額は、だんだん大きくなるよ。」
と友人の莉子からは忠告されています。香奈は、うなづきました。確かにそうかもしれません。
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テーマ : メンタルヘルス・心理学 - ジャンル : 心と身体

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2012.08.30 (Thu)

不毛な恋

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 人に喜びや幸福感をもたらす、最大のものは何でしょう。やはり、愛に元ずく人との絆だと思います。いくら物質的に恵まれていても、人に恵まれなければ虚しいものです。
 ですが、愛の周辺には喜びとは対極の苦悩も渦巻きます。特に男と女の物語においては。
 恋は、幻想から始まるといっても過言ではないかもしれません。遠目に眺めて、感じのいい人だと心惹かれる相手から同じ思いを告げられて、喜びに心は弾みます。もう独りではないのだと!!
 喜びもつかの間、近づくと、相手の素顔が見え始めます。思っていたような人ではなかったという事実、パラダイスからの転落です。
 見限って、さっさと別な相手を探しに行く人もいるでしょう。付き合い続ける場合、相手の至らなさに気付いたうえで、その背後にある、人としての寂しさややるせなさを受け入れ、この人と生きていこうと思えるのなら、それはもう恋の域は過ぎて、愛だといえます。
 問題は、離れた方がいい、でも、離れられないと、葛藤する場合です。知ってしまった相手の内面が、外面とはあまりにもかけ離れている場合に生じます。見切りを付けられないのは、そこに何がしかの引力が生じているからでしょう。

テーマ : メンタルヘルス・心理学 - ジャンル : 心と身体

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2012.08.27 (Mon)

縁があるなら

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 長い付き合いの友人と、ほんの些細なことですれ違ってしまうこともあります。ほんのちょっと支えてほしい時に、相手にとってはそれが重荷なのか、音信不通になってしまった。このまま長い友情も自然消滅かな?それなら、それで仕方ない....。そんなふうに思っていても、縁があるなら、ほとぼりが冷めたころに、また戻ってきて、すれ違った時の心情など忘れ、変わりなく付き合いが続きます。同性の友人ならば、暫く音信不通になっても、執着にとらわれて深追いしないからでしょうか。
 もちろん、それぞれの人生の曲がり角ではぐれてしまったまま、時が静か過ぎ去っていく、そういう場合の方がはるかに多いものですが。

 恋をしている最中には、相手が離れていくときにはそのままに、帰ってくる時には何事もなかったかのように、などという心境にはなれそうもありません。早く安定した関係性になりたいと願い、焦るものです。相手の一挙手一投足にも、愛されていないような気がして、不安にもなります。

テーマ : 愛のかたち - ジャンル : 恋愛

11:55  |  恋愛依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.08.24 (Fri)

耐える人

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 怒りを外に出すことに慣れていない人は、少々のことでキレたりはしません。気にしていないかのように微笑んで、やり過ごそうとします。狭量と思われたくないという意図があったり、ただ習い性だったりすることでしょう。
 ですが、誰が聞いても不快に思うような言動は、その人にとってもやはり不快なものなのです。懐の深い人だなどと考えて、見逃していくと、何度も相手を不快にさせてしまうことになります。
 決して、何でも許されているわけではないのです。不満は徐々に徐々に溜まっていきます。我慢して、辛抱して、理性で押さえつけて、その挙句に、何かの些細な出来事で、限界に達した風船が割れるように、突如爆発してしまうこともあるでしょう。

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07:23  |  恋愛依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.08.23 (Thu)

生きることに疲れてしまうとき

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 次から次へと押し寄せる、思いがけない不運な出来事。そのたびに、懸命に対処してきた。これ以上、悪化させないために。後から振り返ると、よくあんな大変なことをやってのけたものだと、気が遠くなるほどに。
 これでもかこれでもかと、アクシデントが次々にやってくる。短期間のうちに。その都度、全力で対処してきた。戦って戦って戦い続けてきた。多忙で多忙で、いらいらしながら、汗かきべそかき、走り続けてきた。
 その挙句に、いら立った相手からの心無い態度に、突然、もう限界だと感じてしまう。突然、何年も前の、忘れたはずの人生最大の屈辱的な出来事が蘇ってくる。あの人だけは、やっぱりどうしても許せないと、涙がとめどめもなく溢れ出す。

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2012.08.20 (Mon)

円からの脱出

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 「彼さえ変わってくれたなら....」おそらく、虚しい願いでしょう。彼女に去って行かれそうだと気付くと、見え透いたお世辞や美辞麗句の大盤振る舞いで、好意を取り戻そうとするかもしれません。一瞬、彼がこうなら、またやっていけそうだと感じるかもしれません。ですが、暫くするとまた、身勝手さが目立ち始めます。そしてまた、彼女は利用されているだけの自分に悩み、背を向け.....。くるくると円を回ることとなります。
 円は、一周すれば充分です。二週目は、始めるまでもなく想像がつきます。同じことを繰り返すのは、退屈なだけです。
 彼は、もともと女性に依存したがる傾向の強い人なのでしょう。それでも、彼女にも、それを容認したという責任の一端はあります。相手のためにできることは何でもしてあげたい、役に立ちたいという能動的な好意は、相手の依存心を助長してしまうことがあります。気が付けば、与えるものと受け取るものが不均衡な関係になっていることでしょう。

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2012.08.18 (Sat)

ストーカー・ファン

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 「ストーカー」といえば、男性が女性を付け回すことと認知されていますが、その逆もあり、同性同士も起こりえます。異性間であろうと、同性同士であろうと、その心理や背景には、共通するものがあります。
 たまたま参加した趣味の会やサークルで居合わせた人たち。その中で、ある人がとある人を見染めます。お近づきになりたくて、最初は、年賀状や暑中見舞い、そこから始まって、たびたび絵葉書などを書き綴るようになります。
 書かれてあるのは、自分の個人的な事柄ばかり。受け取る側には、何の関心もないことです。相手が異性なら、警戒もしますが、同性なら相手の意図が解らなくて、首をかしげることでしょう。そして、返信するまでもないと放置し、忘れてしまうのです。

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2012.08.16 (Thu)

対等な関係

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 非難攻撃的な彼とのあれやこれやを誰かに相談すると、異口同音に、そんな相手とは別れるのが幸せへの道、と、答えが返ってくることでしょう。別れるか、それとも現状に甘んじ続けるか、白か黒かの二者選択に誰しも陥りがちです。ですが、そうあっさり、決別を決められるものなら、そもそも悩んだりしないことでしょう。
 別れられないでいるということは、まだ相手がたいせつな存在であり、完璧に見限っていないということです。相手が、望むように変わってくれることを期待せず、自分の関わり方を変えることによって、関係性を変えることは可能かもしれません。

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2012.08.12 (Sun)

モラル・ハラスメント・トラウマ

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 モラル・ハラスメントが原因で、職場や所属している集団を離れる決意をすることもあるでしょう。その対象から離れさえすれば、苦痛から解放される、そう信じて。
 ところが、ネガティブな人間関係の中に長くいた場合には、そうあっさり忘却の彼方へとはいきません。いつまでも、あるいは、何らか事あるごとに、その経験が蘇り、憤懣やるかたないという心理状態に陥ることがあります。
 「今度会ったら、あの時言えなかったことを言ってやりたい。」「どうしてすぐに言い返せなかったのだろう…」「何がいけなくて、ターゲットに選ばれてしまったのだろうか?」
もう会うこともない相手、どうすることもできない過去の出来事ばかりに心が奪われてしまいます。

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2012.08.07 (Tue)

非難と責任転嫁

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 非難は非常に有害です。人間関係で摩擦が生じた時、それを相手のせいにすると、その関係性にヒビが入ります。
 「私は悪くない。わたしが△△な行動に出たのは、君の態度が□□だったからだ。」と相手を責めれば、相手もまた、「私が□といったのは、あなたのこれまでの態度に傷ついてたから。」そして、互いに自らの言動の理由を相手に求め、相手の謝罪を求めて、傷を深めます。
 相手を非難するとき、私たちは自分の立ち位置から一歩も出ません。あれこれの理由から、自分の取った言動は正当なものだったと思っています。自分の言動が相手に与えた影響を、考える余裕もありません。

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