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冷静な対応

 誰かがあなたのことを、陰であれやこれやと、ひそひそ囁いている、と知って、あなたは心を痛めます。いら立ちや怒りがこみあげます。「そんなことを言われる覚えはない。こちらの事情を何も知らないくせに!」 そう、そもそも、噂や陰口は、流す人のバイアスで脚色されています。その人の視野以上のものは見えず、独断で語られることが多いのです。 悪意を持った人は、その悪意に基づいた非難を真実であるかのように言い広め、...

いじめ後遺症

 いじめの被害者は、いじめられていることを周囲の大人には言えません。クラスの中で自分だけがいじめのターゲットとして選ばれている。これは屈辱なのです。そんな恥ずかしいことは言えません。ですから、助けも求められません。 それでも、内心では、誰かが救いの手を差し伸べてくれることを、疎外しないで仲間に入れてくれることを願っています。でも、誰も助けてはくれません。 登校するのが嫌になります。自分はまるで、オ...

許すということ

 あの人だけは許せない。たとえ死んでも、永遠に許せない。誰しも、そんなふうに誰かを恨むしかない状況に追い込まれることがあります。恨みとは、誰かにひどい仕打ちをされながら、不快な思いをただじっと辛抱し続けた結果、出口のない怒りが蓄積した感情です。 「せめて一発殴りたかった」「せめて一言言い返したかった」憤懣やるかたない思いが、今も胸中に燻っていることでしょう。 そうできなかったのは、何か圧倒的な力関...

苦しい愛

 誰かを好きでいることが苦しくなったら、その時はきっと求めすぎているのです。求めすぎているときは、足りないところばかりを数えます。そして、どんどん疑心暗鬼に陥っていきます。 極端な例は嫉妬妄想でしょうか。周りも迷惑しますが、それ以上に本人は苦しいことでしょう。 すでに与えられているものに目を向けましょう。自分の希望や周囲の基準に達していなくとも。その人は、すでにその人のできる限りの愛を与えてくれて...

疑心暗鬼

あの人と確かな未来を歩きたくてそれなのにあやふやな日々が流れ望まれていない痛みに心が塞がれるとき孤独の中で涙を流すとき疑う心が生まれてくるやっかいに感じて逃げたがっているそうに違いない確信に満ちた声が聞こえるその声に促されてうなづくそうそう思い当たることがいっぱいここ数日電話がつながらないことや以前独りが気楽でいいと言っていたことやあの人の考えそうなあれやこれや詰め寄って一気に破綻してしまうのは辛...

アスペルガー症候群

 アスペルガー症候群は、広汎性発達障害の一つで、高機能自閉症と呼ばれています。多くの場合、社会性に問題を抱えていますが、一見して障害があるように見えないことが多いものです。 大人のアスペルガーには、下記のような特徴があります。 他人へのかかわりが一方的です。打てば響くといった会話が苦手です。話すとき、聞くときのタイミングがうまく収まりません。 複雑で微妙な人間関係の理解が難しく、そのため、相手の感...

ストーカー殺人の心理

 信じていた人に裏切られたとき、思い描いていた未来が相手の心変わりによって、手に入らないと知るとき、愛情を求める強さの分だけ、その恨みは深く静かに潜行します。時間が経つにつれ、愛する対象を失った悲しみよりも、自尊心の痛手が、重くのしかかるようになるのです。あの人さえいなくなれば、こんなにも無様で惨めな自分を知る人はない、惨めな自分を葬り去りたい。 もはや愛情の回復が目的ではなく、報復することが目的...

人づきあいが重い時

 なんとなく、陰で批判されているような、悪口を言われているような気がする、尊重されていないと感じる。こうした感覚は、人間関係が重くなってきたときに湧き上がります。 その感覚が強くなりすぎて、外界を締め出してしまうようになると、社交不安障害と呼ばれるのかもしれません。他人と接する際に緊張が強すぎて、そうした場面そのものを回避したくなっている状態です。 ですが、そもそも、「気がする」のは、主観的判断で...

DV依存症

 親しい相手に支配的に接したり、時に声を荒げ、暴言を吐く、ドメスティックバイオレンス。発信者は、自分もまたそうした家庭環境で成長した可能性があります。 父親が男尊女卑の価値観を持ち、従順な母親を支配した環境です。子供は、母親は支配されて当然、支配していい存在とみなすようになっていきます。その一方で、自分は支配されたくない、支配する立ち位置に居たいと願うようにもなるでしょう。そのために、人間関係を上...

絶対的不信感

 妄想性人格障害の人は、常に他者の中に悪意を読み取り、警戒しています。他者は、自分に危害を加える存在でしかありません。絶対的不信感ともいうべき、対人認識があります。 それは、他者に対する依存心の大きさに、比例しています。自分を丸ごと受け入れてほしいという巨大な依存心を、他者は誰も、パートナーや親ですら満たせません。彼らにとっては、子供ですら依存する対象なのです。 「私が困っているのに、誰も用立てて...

撤退する勇気

 理不尽に他人から怒りをぶつけられることはありませんか? 人は、不用意に、自らのいら立ちを、関係のない相手に向けて、放出させることがあります。それは、その当事者の問題ですが、ぶつけられた側には、どう対応するかというストレスがかかってきます。 相手の感情のゴミ箱を引き受けていたのでは、自分の器がゴミであふれかえってしまいます。相手が混乱して苛立っている場合は、なだめたり励ましたりを試みても、ますます癇...

孤独を受け入れる

 孤独にはネガティブなイメージが付きまといます。ひきこもり、社会性、対人関係スキルの乏しさ、末は孤独死への恐れ、などなど。 人は一人では生きていけない。傍に人がいること、それ自体が喜びであり、悲しみを分かち、喜びを倍にする、よく言われることばです。特に日本の文化は、群れることを良しとして、孤独を憐れむ傾向にあるのかもしれません。 そうした文化の中にあると、独りでいると、まるで自分が劣った、哀れな存...