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いら立ちと虐め

 虐められやすい人は、ことばによる攻撃に対して、即座に言葉で反撃できません。唖然としているうちに、言われっぱなしになって、後で憤懣やるかたない心境になります。 誰に対してもそうなるわけではなく、関わりの薄い相手に対して、こういう傾向が顕著です。つまり、まだ本音を言えない様子眺めの相手から、攻撃を受けるという構図になります。 即座に反撃ができないのは、その結果がどう出るか、予想がつかないからです。気...

対象喪失と鬱病

 人の命が永遠でない以上、人生のある時期に愛情や依存の対象を喪失するという経験は、誰しも免れえません。グリーフワーク、悲哀の仕事には1年から3年程度かかると言われています。これは、他の家族の有無、経済状態、本人の健康状態によって大きく異なってきます。 三世帯同居など大家族の中で暮らしていると、配偶者との死別からの立ち直りも早まることでしょう。ところが、最近ではパートナーとの死別=独り暮らしとなる人...

 境界線逸脱

 年に数回、職場での合同会議の席で顔を合わせる相手、その顔と名前と存在を知っている程度の相手から、突然電話が掛かってきます。何か不自然さを感じながらも受け応えしていると、頻繁に電話をかけてくるようになります。依頼事や、第三者の悪口といった内容で、何とかなだめて落ち着かせようとするうちに2~3時間の長電話になってしまうことも多く、しかも早朝や夜更けにかかってくるので、しだいに迷惑感が募っていきます。す...

対人関係過敏症

 わたしたちは、日常多くの人々と関わっています。新しく出逢った人の人となりを推し量り、相手との接し方を決めていく。誰もが当たり前のようにしていることですが、実は高度なスキルを必要とします。どんな相手とも適切に関われる人は、少ないかもしれません。誰にとっても人間関係は、少々頭の痛いこともあることでしょう。 中には、人とのかかわりが全般的に不得意な人もいます。他者に対する不信感が強く、関わることに不安...

NOが言えない人たち

 概ね周りの人たちと仲良くできているようでいて、不愉快な特定の出来事を我慢している人がいます。その人は、頼まれごとを断ることが苦手だったり、 自分の意見を表現することを躊躇いがちだったりすることでしょう。こうした人は人一倍働いているのに、評価が低く、屈辱感を感じていることが多いものです。 寡黙な人は従順な人と見られやすく、周囲の人にとって、使いっ走りを頼みやすい人です。本人も、頼まれた用事を自動的...

人間関係を良くするために

 人づきあいで何か不愉快な感情が生じた時、わたしたちは簡単に相手を批判してしまいます。相手が精神的に未熟だから、至らないから、こんな状態になっていると相手を責める光景は、日常的に見られます。ですが、責めて相手との関係性が良くなることは少ないでしょう。たとえ、指摘されるだけの非が相手にあったとしても、相手は自分の立場からの事情説明、あるいは言い訳を口にすることでしょう。そして、それを責めてくる人との...

傷つくということ

 時に、ことばは刃物のように、人の心をえぐります。いつまでもその傷跡が塞がらず、痛み続けることもあるでしょう。 ですが、ことばは、本来、誰も傷つけることはできません。そのことばを受け取った時、傷つくことを選んだのです。上司や親族、教え子や義理の子供から良い評価を得たいと頑張っていると、批判や非難に傷つきます。自分のこういう点が、周囲の人に比べて劣っていると信じていると、それを指摘することばに傷つき...

怒っている人の心理

 怒りをまき散らす人ほど、はた迷惑なものはありません。大人ならば、マナーとして、自分の立腹で周りにいる何の関係もない人に、不快な思いをさせないものです。とはいえ、時には、言動の端々にいら立ちがはみ出す事も、あるかもしれません。特に、親しい相手には、甘えから、そうした傾向が顕著になります。親しくなくとも、部下などの弱い立場の者に、鬱憤を炸裂させる人もいます。 「わたしはこんなに大変なのだから、もっと...

傷ついた子供の心理

 周囲の人々と、安心のおける関係でない状態は、大人にとってもストレスが溜まります。ましてや、まだ充分社会化されていない幼少期における虐待的な環境は、人格形成や対社会的姿勢に、大きな影響を及ぼさずには済みません。青年期は元気に乗り切っても、中高年期に差し掛かってやっと、生育期の環境の影響の大きさに気付くこともあります。 疎外や無視、ことばによる虐めの中で生きる子供には、世の中が楽しいものという認識が...

過去からの卒業

 わたしたちの過去には、無数の傷跡があります。中には、今も痛みを放っている傷もあるでしょう。「あの人だけは、死ぬまで許せない。いえ、死んでも許せない。永遠に許せない。」そんなふうに、憎むしかできない苦しさを、今も抱えているかもしれません。その人は、それだけの痛手をあなたに与えたことでしょう。 それは、心変わりして、他の異性の元に去っていった恋人かもしれません。自分を守るために、追ってくるあなたを、...