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正しさという攻撃

 何が何でも自分の見立てが正しいと、正論を展開して相手を攻撃する人がいます。君の考えは違う、君は間違っている、などなど。つけ入るすきが見当たらないと、「潜在意識では、必ずそう考えているはずだ。君は自覚していないだけだ。」とまで決めつけます。他者の潜在意識まで見通す力を持っていると断言しているわけですから、たいしたものです。 自分を正当化することが何より大切で、そのためには手段を選ばない状態なのです...

投影-心を映す外界

 わたしたちは無意識のうちに、周囲の人間関係のドラマから、その背後にある、相手の真意を読み解こうとしています。そして、ひとたび、あの人の言動の意味はこうだと認識してしまうと、それを修正するのが難しいものです。間違って解釈しても、これは自分の憶測にすぎないと気が付かないことが多いのです。外界はわたしたちの心を映しだす鏡ともいえます。 たとえば、ある人が、「私は、女性にもてる。」という自己認識を持って...

鬱からの回復のために

 人の脳には、他者の脳が必要です。個人の考えには限界があります。あれこれ、よく考えているようでも、自己の殻を破れません。他者の意見という風を入れる必要があるのです。 独りベッドにうずくまっていると、どうしても考えはネガティブな方向へと傾きます。ストレスを感じているときには、引きこもらず、快く受けいれてくれる場所に出かけることや、友人と語らうことが、気分の安定に役立ちます。...

たいせつなあなたへ

わたしはあなたのことをたいせつに思っています。わたしはあなたの幸せを願っています。わたしはあなたと巡り会えた運命に感謝しています。わたしはあなたを理解し、受け入れようとしています。わたしはあなたのことを考えています。わたしはあなたと一緒にいると充たされます。わたしはあなたともっと親密になりたいと願っています。わたしはあなたの存在に感謝しています。わたしはあなたの声で幸せな気分になります。わたしはい...

離れている時間

 愛する人が傍に居る時、わたしたちはその日常を当たり前のように捉えています。相手の良さに気付くよりも、至らなさが目につき、ともすれば不足や不満を並べがちです。その人がどれほどかけがえのない存在であるかに気付きません。 離れている時間が、それを教えてくれます。もう会えないかもしれない。失ってしまうかもしれない。そうした危機感の中で、相手の存在の大きさに気付くのです。失ってしまってから気付く場合も多い...

見捨てられ不安

 親密な相手と寄り添い、満ち足りた時間を過ごし、ささやかだけれど幸せだなと感じているとき、心の中に不安が忍び込んできます。失うことへの怖れです。 その人と逢えない日や連絡が取れない日が続くと、相手の言葉の中に否定的な材料ばかり探して、絶望感でいっぱいになります。わずかな距離に過敏になるのです。確かに繋がっているという安心感が持てません。 この「見捨てられ不安」が強くなると、いつも、どうしているかと...

感情が揺らぐとき

 私たちの感情は、周囲の出来事や人々によって、容易に揺れ動きます。すると、その動揺を、今度は自分が周囲に伝えてしまいます。不快な感情を伝染させてしまいやすいのです。 鬱気分に陥っている時や、逆に高ぶっているときは、誰かから癒してもらいたい、解ってもらいたいという心境に駆られがちですが、気分が収まるまで人に連絡をとらない方がよさそうです。不安や泣き言は聴く人には重荷ですし、鬱憤の八つ当たりに至っては...

脳から観る理解

 精神活動は脳にある無数のニューロンと、それに栄養を送るグリア細胞の活動の総和です。すべての領域で、脳が順調に機能しているとき、人は優れた人間力を発揮します。いずれかの場所で変調をきたすと、その領域や量によって、それぞれに異なった複雑な精神の不調を起こします。 統合失調症は幻覚妄想などの陽性症状と、意欲減退などの陰性症状を呈して、認知機能障害をひき起こし、社会生活に大きな影響を与えます。1980年...

前頭葉機能不全

 前前頭皮質は、物事の後先を考えた分別のある判断をする、衝動を抑えるといった、最も人間らしい働きをする脳の部位です。健全に機能していると、過去の失敗から学び、先を見通して考え、自らの感情を適切な表現を持って表し、問題解決に当たります。他者の立ち位置に立って、共感を示すのもこの部位です。人間の最も人間らしい場所ですので、活動が少なすぎると、様々な問題を生じます。 最大の関心事に集中するために他の情報...