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ハラスメント加害者像

 被害者、あるいは傍観者としてハラスメントに遭遇した時、「あの人はなぜこんなことをしているのだろう?」と不思議に感じたことはありませんか?  誰でも、疲れや多忙さから、いら立つことはあります。そんな時には、つい、傍に居る人に刺々しい口調を返したりしたこともあったかもしれません。そうした態度は持続しないのが普通です。ストレスから余裕をなくしてしまっている自分の姿に気付き、八つ当たりされた相手に対して、...

境界性パーソナリティ障害の輪郭

 境界性パーソナリティ障害は、衝動的な言動を特徴としています。湧き上がってくる衝動をうまく制することができず、普通の人がするように、よく考えてから発言することができません。相手や周囲が困惑したり不快に感じるような発言を、気分のままに口に出してしまいます。 当然の結果として、あちこちで難航する対人関係を経験することとなります。その出来事に自分が及ぼした負の影響を直視することが難しいので、責任も自覚で...

職場のハラスメント

 職場のハラスメントは、個人の問題であるとともに、組織の問題でもあります。精神的負荷の多い職種、それぞれのメンバーが時間的、体力的に余裕のない状態では、他者のミスに不寛容になりがちです。 あるいは、メンバーの中に、人間性に問題のある人がいると、職場全体がその人の姿勢に影響され、ハラスメントが容認される傾向もあります。そうした場合には、組織全体が支払う代償も大きくなりますが、渦中にいると慣れから認識...

成熟の時

 私たちの過去には、数々の痛みが散らばっています。心が幼く未熟であればあるほど、対人関係での傷を負いやすいのです。 そうした数々の痛手を通して、今では、あの頃には解らなかった人の心の構図が見えてきました。些細な問題はいつも起きるけれど、いつまでも心を煩わせるほどの事ではないと、感じるようになってきました。 一緒に時を過ごす相手を、選ぶようにもなりました。かつては、愛しても愛し返してくれない人を、追...

敏感関係妄想

 人がひそひそと立ち話をしているのを見ると、自分の悪口を言っているのではないかと感じる。対人関係に齟齬を生じ、感情が過敏になっているときには、誰しもこうした穿った見方をしがちです。他人の目、他者の評価が気になっているのです。 うまくいかなかった事柄に対して、内心くじけていますから、「だいじょうぶだよ」と外側から支えられないと辛いのです。ところが、落ち込みがひどいと、他者からの慰めや励ましのことばも...

フラッシュバック-過去の再演

 事故や災害など、生命にかかわるような恐怖体験に遭遇した時の記憶が、それを連想させるような視覚情報や聴覚情報に接した時、不意に生々しく蘇る。その映像のひらめきが、フラッシュバックと呼ばれています。 恐怖体験ばかりではありません。過去の出来事、虐めや虐待、失恋など、理不尽な辛い経験が、あの日あの時のワンシーン、さながら映画を見るように思い出され、同時に当時経験した悲しみや怒りが、再び湧き上がってきま...

奪う人

 あの人は敬遠したい、あまり関わりたくない、そう感じる人たちの特徴を上げていくと、幾つかの共通点が見つかるのではないかと思います。さらにその共通点を絞り込んでいくと、自分と相手の関係性が見えてきます。 その人は奪う人なのです。あなたから、時間、動力、金銭などを一方的に奪う人、しかもお返しを考えない人、してもらって当然と考え、与える心を持たない人です。 奪うものは、時間や動力ばかりではありません。話...

自閉症スペクトラム

 自閉症スペクトラムの人は、高い知能や言語能力にもかかわらず、他者の意図や感情を直感的に汲み取ることが苦手です。そのため、しばしば社会生活に困難を感じたり、あるいは周囲が困惑したりします。相手や周囲の状況を理解し同調するといった対人コミュニケーションの障害が主な特徴で、近年の脳科学の発達から、定型発達者との脳活動の違いが解ってきています。 定型発達の人は、相手の発言内容と表情や声のトーンが異なって...

いじめと自尊心

 モラハラやパワハラは、特定の反撃できない相手を、狙い撃ちにすることが往々にしてあります。狙われた相手は、選ばれてしまったこと、それ自体にショックを受けます。何故なのか、自分側には思い当たる理由がありません。迷惑をかけるようなミスもしていないし、そればかりか、攻撃者とも協調してやっていこうと、ずいぶん気遣いも重ねているはず!! 被害者は、人と闘った経験が乏しいのです。それゆえにスキルもありません。し...

非社会性パーソナリティの周辺

  非社会性パーソナリティは、他者や社会への無関心を特徴としています。他者の感情には無関心です。配慮することができません。したがって、自己中心の動機で、容易に約束を翻すなどの、幼稚な裏切り行為に走りがちです。 一見して、社会的経験やスキルが不足しているように見えます。他者への無関心のゆえに、社会から遊離していったのかもしれません。 心の中の光景は、窓を閉ざし、常に自分だけと対話しているイメージです...

自己愛が過敏になるとき

 人間関係に疲れて、ちょっと距離を開けたいと感じる時、そこには自尊心の傷つきがあることでしょう。自己愛が充たされていないのです。周囲が満足に自分を評価してくれないといった不満も抱えていることでしょう。 他者から受け入れられ、良い評価を貰うことによって、その集団の中に居ることに安心感を得たいと考えていると、どうしても他人の目が気になります。当然気遣うことが多くなり、それは社交上のものであることが多い...