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恋と執着

 この人と一緒に生きていきたい、もっと多くの時間を共にしたい、そうした思いが強くなると、不信や不安や不満が、心の中に忍び込んできます。あの人は、何を考えているのだろうか?遊びのつもりなんだろうか?等など。 喜んでもらいたい、幸せを感じてもらいたい、そのために自分にできることは、できる限りを尽くしてあげたい、そう思っていたはずなのに、いつの間にか相手の動向が気になってきます。恋は依存や執着を生んでしま...

不安定な対人関係

 第一印象は素晴らしく見えた相手も、付き合っているうに様々な側面が見えてきます。すると最初の尊敬が地に落ち、軽蔑の対象になることもあるかもしれません。特に、ボーダーライン・パーソナリティの人は、対人評価が極端から極端に移り変わります。 一目で、この人は素晴らしい人だと情熱的に心惹かれた相手に、予想外の部分を見つけると、相手を手厳しく非難せずにはいられません。時にその怒りは爆発的に激しく、徹底的な攻...

共感性の欠如

 約束を直前で反故にしてしまったら、相手は迷惑するだろう、感情を害するだろう、その結果、自分の信頼は失墜するかもしれない、その相手との関係性も危うくなるかもしれない。そのように先を見越して、わたしたちは少々無理をしても、自らの発言に責任を持とうとします。 ところが脳の健全な活動に何らかの弱点があると、注意範囲が狭くなり、思慮深く先のことを考えられなくなります。共感性の欠如とは、他者不在なのです。当...

崩れやすい自尊心

 「ここは、こうした方がいいよ。」と親切心からアイデアを出しただけなのに、相手にキレられてしまった。「人それぞれ、やり方がある。」と言って、洗練されない我流を通そうとする人に、「ま、いいけど。関係ないし。」と、引っ込めながら、プライドを傷つけてしまったかなと感じるようなシーンは、オフィスなどでは誰しもお馴染みかもしれません。 ありがたく受け取った方が当然有利なのに、曲げられないプライドとは何でしょ...

復讐心

 過ぎ去ったはずの遠い過去の記憶が、ある日あるとき、ドラマのワンシーンを見るように蘇り、同時に激しい怒りと憎悪、悔しさに涙ぐまずにはいられなくなる。その褪せることの無い怒りのスパイラルの底には、復讐心が芽生えているのかもしれません。 相手から恥辱を受けた、退路を断たれて息の根が止まるほどの激しい攻撃を受けた、相手は余裕で侮蔑の眼差しを向けてきた。理不尽に被害を受けたという怒りと、辱められたという概...

見えない敵意

 人には、本能的に備わった危機感知システムがあります。自分に向けられた敵意や反感を、空気のうちに感じ取るのです。何となく、直観的に、嫌な感じを受ける。その時、相手は見え辛い形で敵意を表出しています。 嫌味や皮肉を言う、こちらの発言の揚げ足を取る、これらは親しい間柄では悪意なくかわされることもあるので、周囲の人には気付かれにくいものです。ですが、当事者には、はっきりと不快感が突き刺さります。敵意があ...

対人距離

  互いの個性を理解し、少々のことは許しあえる友好的な関係は一日にして成らずです。初対面や顔見知り程度の相手と接するときは、当たり障りのない話題から入り、お互いに相手の人となりを測りあうものです。 ところが、時折、そうした過程を跳び超えて、いきなり家族に接するような態度で、ずかずかと相手の心理的領域にまで踏み込んでくる人がいます。 その一方、もうかなり長い付き合いなのに、いつまでも他人行儀で、打ち...

 怒りの処方箋

 怒りは自然に湧く感情ですから、怒りを感じないようにコントロールするのは難しいものです。第一に、怒りは怒るだけの理由があるからこそ、湧いてくるのです。自分には責められるべき非はないのに、ひどすぎると怒りがこみあげてくるのです。相手の理不尽な発言、行為に対して「許せない」場合などに感じます。 相手にも理由があるのだ、いいところだってたくさんあるはず、こんな小さなことで怒ることはない等と、自分を宥めて...

怒りの表出

 誰にでも、キレてしまう瞬間はあります。不当な扱いを受けた、必死に守ってきたものを傷つけられた、そんな時に、いきなり怒りが沸点に達してしまうことがあります。 その時、自分が何を大切に守ってきたか、そのために日常どんな犠牲を払ったり、忍耐を自らに強いていたかが解ります。良い評価を得るために、一つひとつの仕事を丁重に迅速に誠意をもってこなしていた。ところが、心無い人が、ほんの気晴らしに、悪い評判を吹聴...