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忘れられない病理

 一方的に不利益を被る、一方的にハラスメントにあう、それに対して、自分は何ら抗議できなかった。賠償を受けなかった。これ以上の損失や被害を防ぐために、相手から離れた。 こうした場合、離れたからと言って、すっきり忘れられるわけではありません。人間関係のバランスシートが大きく傾いたまま終焉を迎えているのです。終わった後も傷ついた記憶は消えません。 相手に賠償してほしい、詫びてほしいという、自分の痛手を回...

一緒にいると疲れる人

 人間関係は喜びの源になることもあれば、悩みの種になることもあります。後者の場合は、その人と過ごした翌日には、ぐったり疲れていたり、頭痛が止まらなかったり、悶々として眠れず、不眠症に陥ったりすることでしょう。あなたを悩ませるその人には、次のような特徴はないでしょうか? ☆ いつも明るく、おしゃべりが大好きです。友人も多く、顔は広いようですが、あまり親友と呼べる人はいないように見えます。思慮が浅く、他...

自分の価値

 子供のころ、いじめにあって疎外されていた。子供のころ、親からいつもダメ出しばかりされていた。こうした生育期の経験は、自己肯定感を蝕みます。「すべての人に好かれる自分になりたい」といった願望を無意識のうちに抱くようになるかもしれません。やがて、それが対人関係の姿勢にも表れることもあります。 人が不快と感じそうなことは言わない、失言しない、言葉を選ぶ、頼みごともできない、指示命令も出さない、そして、...

過換気症候群

不安や緊張にさらされたとき、強い精神的ストレスを感じた時などに、呼吸が急に早くなり、動機や頻脈も現れて、心臓病ではないかと、救急車を呼ぶ人もいます。発作自体は、30分から60分程度で自然に収まります。救急車が病院につくころには、収まっていることが多いものです。 呼吸は、脳にある呼吸中枢からの指令で、調節されています。この呼吸中枢が、過度の緊張やストレスで刺激されると、脳が呼吸が不足しているように勘違い...

非難のスパイラル

 非難は、非常に有害です。自分の思い通りにならないからと言って、相手を非難すれば、その人間関係は壊れていきます。 そうした人は、自分サイドにどういう問題点があって、相手がそういう態度に出たのか、自分側の原因を見ようとしていません。常に、相手の中に非難していい問題点を見つけます。  希望や自分なりの努力にも関わらず、どんどん業績が落ち、内心自分の能力に自信の持てなくなっていたAさんは、ある日、同僚のB...

優越コンプレックス

 人を非難したり批判ばかりする人、あるいは見下してばかりで、他人の価値を認めない人、あなたにも心当たりあるかもしれません。他人の良さが目に入らない人は、自分の良さにも注目できないでいるといえます。自信を失っている状態なのです。 その態度はあんまりだ、などと抗議しようものなら、追い詰められた心境になって逆上されかねません。仕事もうまくいっていないようだし、余裕がないんだな、と遠巻きにしてそっとしてお...

うつ病になりやすい人

 今日一日のことを考えなさい、うつ病を癒すカウンセリングでよく言われる言葉です。わたしたちは、過去のいやな出来事を思い出して、改めて憤慨したり、先のことを案じて、どんどん不安になっていきます。 未来が見えなかったら、それはそれで幸せかもしれませんが、ある程度予見できてしまうために、怖くなるのです。うつ病になりやすい人は、そうでない人よりも、人生に待ち受ける危機に対して見通しが効くのです。 そして、...

あなたに逢えてよかった

じゃあ、またねと手を振って別れるとき、いつも後ろ髪を引かれる思いです。もっと、ずっと、ずっと一緒に居たくて。 じゃあ、またねと別れる日常の何気ない別れが、永久の別れになりはしないかと怖くなるのです。もっと、ずっと、ずっと一緒に居たくて。 いつの日にか、永久の別れが、二人を引き離してしまうと知っています。その日は、突然来ることもあると知っています。だから、何気ない日常の一コマ一コマが、きらめく光のよ...

ブラック企業 上司の本音

 連日、些細なことで上司から罵倒されたり、ねちねちと嫌味ばかり言われていたら、抑うつ状態に陥り、いずれ休職や退職に追い込まれることになりかねません。個人経営の小規模や事務所など、経営者の横暴が野放しにされやすい環境で、限度を知らない嫌がらせは起きやすいといえるでしょう。 陰湿な攻撃は、執拗です。「ここまでするのか」「良心の呵責を感じないのか」と訝るほどの執拗さです。しかも、一方で、もう一人の社員を...

アルコールとうつ気分

アルコールには、気分を高揚させる作用があります。人間関係に起因するストレスを抱えているとき、誘われた飲み会で愚痴をこぼして共感を得たりして、落ちこんだ気分が一時的に晴れた経験をした人も多いのではないでしょうか。すると、心地よさを求めて、機会あるごとに飲み会に参加したり、そうするうちに耐性ができて、お酒に強くなることもあります。 けれども、アルコールは長期的には、抑うつ傾向を高めてしまいます。気分の...

人間関係の保険?

 もう、あの人とは関わりたくない。寂しくても構わない。一人ぼっちの方がまだまし!!そんなふうに憤りを感じるようになったら、今一度、その相手との関係性を見直す時に来ているのかもしれません。 私たちが人付き合いに充足を感じるとき、時間やエネルギーや幾ばくかの金銭を支払っても、それは苦痛にはなりません。逆に、この人と関わると失うばかりで得るものが何もないと感じるような人間関係に、人は次第に疲れていきます。...

ストレス性睡眠障害

 ストレスと不眠には、深い関わりがにあります。緊張を強いられる対人関係を過ごした夜や、旅先など普段と違った場所では、一過性の入眠障害が起きやすくなるのです。 通常、自律神経が作用して、夜になると自然に眠くなります。ですが、精神的な緊張や興奮が加わると、この自然なリズムが乱れ、夜になっても交感神経優位の状態が続きます。 血圧や脈拍の上昇は鎮まらず、胸がドキドキして一向に寝付けません。早く眠らないと明...

直観力と繊細さ

 初対面の人なのに、わけもなく嫌な予感を抱いたり、どんな人なのか知らないにもかかわらず、親密感を抱いてしまったり、直観は私たちに瞬時の決断をさせてしまいます。その判断材料はどこから?と、問われても、答えるに足りる資料はありません。なんとなく、なのです。 情報を統合して吟味する大脳の前頭前野を通さずして、判断が下されているのです。最近の脳科学で、この直観には大脳基底核の尾状核が関わっていることが解っ...

亜鉛欠乏と鬱症状

 亜鉛は、人体では鉄の次に多い必須微量元素です。食品由来で、人体に取り込まれます。過度のダイエットや食欲不振で、亜鉛不足が生じます。 亜鉛が不足してくると、免疫力が低下し、風邪をはじめ、様々な感染症に罹患しやすくなります。ナチュラルキラー細胞とT細胞の活性化に、亜鉛が関わっているのです。また、亜鉛は細胞分裂に必要なミネラルなので、新陳代謝の活発な場所に、影響が現れます。皮膚の炎症やその治りにくさ、...