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仕切りたがる人

 やたらと周囲に指示命令を出し、場を仕切る人がいると、わたしたちは強くストレスを感じます。とかく上に立ちたがり、周囲の人の器量を低く見積もりたがる同僚や友人に対して、内心憤りも感じることでしょう。 それは、自分の行動に対して自由がないといった感じであり、そのもやもやした気分を掘り下げていくと、自尊心の痛みがあります。些細なことをいちいち指図されたり、命令されて、それに従う自分の姿に、情けなさを感じ...

妄想に生きる人

 私たちは外界を、とりわけ他人の心の中を、あるがままに見ているのではなく、自分なりの解釈を持って見ています。時に、その憶測を真実と思い込み、誤解します。そうした傾向が高じると、何でもない出来事に、危機的な演出をして大騒ぎしかねません。安心を得るためには、自分が感じた解釈の妥当性を、検討してみることが必要です。 ところが、妄想性人格障害の人は、誤解だと解っても、なお、不信を拭えない場合が多いものです...

回避依存症

 回避依存症とは、誰かと親密になることを内心怖れて、回避している人のことです。表面的には如才なく、モテている人も少なくないことでしょう。 ところが、近づこうとする人は、心の壁を感じたり、相手の関心が自分には無いと感じてしまうことが多いものです。まさか、その心の根底にあるものが、嫌われることを怖れる心理だとは、思いもよらないことでしょう。 本当の自分を知られたら、見放されるのではないか、そうした不安...

自分を愛するレッスン

 愛されるにはどうすればいいかというマニュアル書は、数多く見かけます。たとえば、今、何が求められているか、何をすればいいかを常に考え、慌ただしく人のために奔走すること。 確かに、よく気配りのできる人だという評判を得られるかもしれません。ですが、やがて疲れてしまいます。自分を脇に置き、人を優先しているからです。  愛は惜しみなく与える、などと言われますが、それが行為のみに留まるのなら、自己犠牲にすぎ...

適応障害

 誰しも、思いがけない出来事や、新たな環境、困難な状況に直面することがあります。わたしたちは、その都度、自分にもたらされた環境の変化に馴染んでいくことを迫られます。 例えば、パートナーと死別した場合、その人のいない人生を歩まねばなりません。そうした変化が唐突であればあるほど、適応力が及ばず、普段のその人らしくない振る舞いや、不眠や頭痛といった身体症状が現れることもあります。 適応しがたい環境から離...

デッドゾーン

 ある人との友好関係のためにエネルギーを投入するとき、自覚しているいないにかかわらず、その人に対する期待があります。ところが、どうも相手が、自分の期待に沿ってくれそうではなく、二人の関係が、これからよくなっていかれるとは思えなくなってしまつたとき、わたしたちは未来にあきらめや、絶望を感じています。 こうした局面、デッドゾーンに陥ると、もう頑張れない、といった心境になります。頑張る意味を見失ってしま...

自己中心に生きる人

 自己中心的な人には、他人の痛みが解りません。相手が何を考え、どういう人生の背景を背負っている人かなど、知ってはいても、それは知識だけで相手の心情を慮れるほどに深くは見えていません。自分にとって、都合がいいかどうか、役に立つかどうかの視点に立って世界を見ているかのようです。 また、常に、自分は相手よりも優れているといった自負心を持って、相手に臨みますから、話し相手を凄く不快にさせます。相手の、自分...

外的コントロールという甘え

 あなたがとある人から、使い走りばかりさせられたり、上から目線な態度を取られるような場合、その理由は、おそらくあなたが優しいからでしょう。 いえ、内心、いまいましく思っているから、決して優しくないと、あなたは応えるかもしれません。ですが、相手にはあなたの心の中は解りません。見えているのは、従順な態度だけです。すると、どうしても、扱いやすい人となって、その存在に重きを置かれません。 新しい集団に参加...

メサイアコンプレックス

 困っている人を見ると、何か力になりたいと感じるのは自然な心の動きです。優しい人といえるでしょう。ですが、自分にとってあまり負担にならず、相手にとって有益なものでなければ、余計なおせっかいとなってしまいます。相手に対する知識や、直観力が問われます。 自分が有能な存在であるために、人を救いたがる人を、メサイアコンプレックスと呼びます。共依存の片方の担い手です。メサイアコンプレックスは、自分が救世主に...

健全な人間関係

 健全な対人関係は、与えるものと与えられるものとのバランスが取れています。支配-被支配 利用する側-される側といったアンバランスな関係性にはなりえません。 このバランスが崩れると、負担を強いられる側が悩むことになります。支配的な人に対して、情緒的な依存が強すぎるから、悩むようです。 「この人がいないと、一人では生きていけない。」恋に落ちた時など、こうした心理状態になる人も多いことでしょう。これは、...

正しさの病理

 成長の過程で、自己肯定感をなくしてしまう人は少なくないことでしょう。周囲の大人から、常日頃、ありのままの個性を否定されると、自分の存在に対して自信を持てません。すると、受け入れられるためには、本来の自分ではない別の個性を演じる必要があるのだと考えるようになっていきます。自分で自分を受け入れられず、恥じるようになるのですから、自分いじめの極みです。 親は、「あなたのためを思って!」と信じ込んでいる...

失恋の癒し方

 遠く遠く遠く、時間が過ぎ去ること。失恋を癒してくれるものは、究極には時間だけなのかもしれません。時間が過ぎることで、不意に蘇ってきては動揺せずにはいられなかった忌まわしい記憶も、次第に薄らいでいきます。その人の傍らで生きることだけが唯一の幸せと感じていたけれど、気がつけば、その人を思い出さない日常にも慣れてきています。 そうなれるまで、どれほどの時間がかかるかは、人それぞれでしょう。1ヶ月かもし...