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満たされない恋

 苦しい恋は、報われないものです。苦しいというその時点で、すでに報われていないのですから。相手の期待に応えても応えても、何も返されてこない。辛い状況に置かれている。すると、耐えて耐えて耐えて、堪えて堪えて堪えて、さらに努力を重ねてしまう。満たされたいからこそ。 思いが強ければ、願い続ければ、いつか叶うと、成功哲学のマニュアル書に書いてあるかもしれません。でも、恋には通じません。状況やタイミングに左...

退職後トラウマ

 職場のハラスメントが原因で、退職を決意する人も少なくありません。我慢にも忍耐にも、限界があるのです。その限界を越えて耐え続けていると、とりあえず加害者から離れ、辛さから逃げようと考えるようになります。 ところが、被害を受けた期間が長いと、心理的なダメージを残してしまいます。上司の暴言やサディスティックな視線がフラッシュバックしたり、そのような上司になんとか気に入られようと、身の細る思いで努力する...

宗教カルト

 たとえ強大な力を自負するものがいたとしても、しょせんひとりの人間という存在は、か弱いものであることに変わりはありません。第一、その生命体としても限界を越えることはできません。 すると、人は、自らの限界を越える力を、そうした力を有する存在を、乞い求めるものかもしれません。太古、環境に翻弄されていた人類は、宗教に魂の救いを求めてきました。 不条理を生きる人の心を癒す装置として、宗教は機能してきました...

いじめと恨み

 有能な人は、時を惜しんで働いています。無能な人が、いじめを働くのです。その人の立ち位置が何であれ、いじめる人の自己イメージは共通しています。「私は人生の落伍者だ。」 傍目に、恵まれない人と見える人が、本人もそう感じているとは限りません。幸福感は、外から見える条件では計り知れないのです。 人の上に立つ地位を獲得しながらも、コンプレックスに苛まれ、心穏やかならざらずの人、そうした人たちの中にあるサデ...

恐怖

 他者から恐喝、脅迫をされるなど、身の危険を覚える事態に遭遇した時、恐怖のあまりパニック状態を招くことがあります。 逃げたい、でも、逃げ場所はない。誰も代わって戦ってはくれない。逃げてはいけない。ここで戦わなければいけない、など等、思考が脳裏を回ります。 恐怖感を抱けば、さらに不穏な思考が誘発され、そしてこの怖れが、さらに恐怖感を増長させてしまいます。こうなれば、もはや相手は人間ではありません。戦...

理解と許し

 あの人はなぜ、あんなひどいことをするんだ、傷つけるようなことばかり言うんだ、と憤るとき、私たちは相手を理解しえていません。解らないからこそ、相手を非常識だと非難するのです。 人はそれぞれ、生まれ持った気質も、生きてきた社会も違いますから、自分の常識は相手の非常識、相手の常識は、自分にとっては非常識極まりない驚嘆の世界です。 そこで、双方自分の常識こそ世界の標準、とばかりに正しさを振りかざして、劣...

被害者のプロフィール

 ハラスメント被害者として選ばれてしまうのは、基本的に、やさしく、どんな相手にも誠実に接することをモットーとしているような人でしょう。そうした道徳的な人が、ずるい人間に利用されてしまいます。相手が自分を扱うように、自分も相手を扱うという対人スキルが足りていません。誠意を持って接すれば、相手に受け入れられるはずというスキル一辺倒では、太刀打ちできない一握りの人たちに、捕食されてしまいます。 危険な人...

過剰な期待

 他者に対して過剰な期待を抱いてしまうと、その関係性は崩壊の一途を辿ります。当然やってくれると思っていたことを、相手がやってくれない。困ったことだと、その人を責める気持ちが湧いてきたときは、要注意です。 「こういう状況の時は、助けてくれるべきだ。」「他の人なら、そうするはず。」「連絡をくれないなんて。」などなど、相手が至らないと考えて憤りを覚えるなら、必要以上の期待を相手に課しているのかもしれませ...

アダルトチルドレンたち

 おそらく、完璧な家庭など、ないことでしょう。親といえども、それぞれの未熟性を抱え、それが子供たちに悪影響を及ぼすことも珍しくありません。 常に親から批判され続け、認められたり、ほめられた体験が少ないと、自分を受け入れることができません。対人関係で何か問題が生じると、自分だから嫌われる、苛められる、他の人だったら仲良くやっていかれるはずと、根拠のない思い込みをしてしまいます。...

モラルハラスメントの力学

 入社したての新入社員が、上司や先輩から理不尽な扱いを受ける、ありがちなことです。すると、新入社員は、何がいけないのか、自分の中に問題を探そうとします。他の人と比べて仕事に遅れはない、ミスをしているわけでもない。一つ一つ可能性を消去していくと、仕事以外の何らかの事柄が、相手の攻撃性に火を付けているようだと、なんとなく気付きます。 理由はよく解らないが嫌われているようだと知ると、相手の顔色が気になり...

誇大妄想のプロフィール

 誇大妄想傾向にある人は、 自分が他人よりも優れていると考えています。そのため、周囲の人が劣って見えます。そうした人たちが、自分の意見に従ったり、自分のために貢献するのは当然という感覚を持っています。自分の都合ばかり考え、周りの人たちがそれに配慮することを期待し、要求します。 逆に、周囲への配慮ができません。なぜなら、周りにいる他者には、関心もなく、重要な存在だとは思えないからです。 このタイプの...