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2015.05.31 (Sun)

虐待と脳

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 成長期に虐待を受けた影響は、その後の人格形成に様々な問題をもたらします。ことばによる暴力、
侮辱や非難、貶め、脅し、卑しめる、嘲笑、など等。こうした暴言を連日浴び続け、加えて、疎外されるなど、救いの手がどこからも差し伸べられないような場合、子供にとって生きているこの日常が地獄のように辛いものとなります。
 そうした子供時代を過ごした人たちの脳を調べてみると、聴覚野を構成している領域に傷があることがわかってきました。弓状束という、上側頭回と前頭前皮質を接続して、音声情報をこの2領域で転送していると考えられる場所があり、成長期の心理的虐待で、この弓状束を構成している神経線維の軸索の数が減ってくるという所見も出て来ました。話す機能に問題はないにもかかわらず、すぐに言葉が出てこないのです。
 成人してからのうつ病、依存症、嫌な光景が繰り返しフラッシュバックとなってよみがえる心的外傷後ストレス障害(PTSD)、境界性人格障害なども、児童期の環境によって引き起こされることが想像されます。
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テーマ : メンタルヘルス・心理学 - ジャンル : 心と身体

10:29  |  脳と精神  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.29 (Fri)

平気で人を使う人

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 自分の利益しか眼中になく、そのためなら周囲にいる人を平気で利用する人がいます。指図したり、命令したり、頼みごとをするのに、少しも躊躇しません。引き受けてくれる人を、だんだん顎でこき使うようになります。
 さながら、他者は自分の用のために控えている道具であるかのようです。他人は、自分に仕えるために存在していると思っているかのようにも見えます。他者をどう使おうか、どれだけ自分に貢献してくれるかだけを基準に考えます。
 引き受けてくれても当たり前、相手がそのために掛けるコストは気にも止めません。与えられることに慣れすぎているせいか、ありがたみも感じません。したがって、感謝の念も湧きません。当然、お返しも考えません。
 引き受けてもらえない場合、相手が自分の期待に応えてくれない場合、自己愛的な怒りに駆られます。相手を責めることで、相手の罪悪感をかき立てようとしたり、引き受けてくれないと困ると、同情心を揺さぶろうとする技術にもたけています。心から感謝することはありませんが、決まり文句の感謝のことばを口にすることはあるでしょう。必要とあらば、相手をホメて、その気にさせます。
 他人が、自分のために尽くしてくれるのは当然と考えています。相手が思い通りにならない場合、「人の役に立とうとする自主性が少ない」等と、非難や怒りを向けます。

テーマ : 人生を豊かに生きる - ジャンル : 心と身体

10:51  |  DV-モラルハラスメント  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.28 (Thu)

依存と怒り

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 依存心の強い人は、他者から何かしてもらっても、当然と受け止めて、ありがたく感じません。よくしてくれる人には、さらに多くを要求します。そして、それが受け入れられなければ怒りを覚えます。
 相手からすれば、こんなに時間や動力を相手のために使っているのに、足りないと言って、憤りを向けられるのは納得できません。ですが、依存心の強い人は往々にして、自分の身勝手さに気が付いていません。問題はあちら側にあると、確信しています。
 頼りにされたら、必要とされていることをうれしく感じるでしょうか。ところが、依存心はその中に、強い攻撃心を抱えています。家族は支え合うのが当然だと言い張り、支えてくれと寄りかかってくるDV夫。支え合うという双方向のことばの元に、一方的に支えられることを当然として求めてきます。そして、得られない時には、愛情や利他心の希薄さをなじり、わたしにもっと多くを与えよと、要求を突きつけるのです。

テーマ : メンタルヘルス・心理学 - ジャンル : 心と身体

09:04  |  パートナーシップ  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.25 (Mon)

自己愛憤怒

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 他人を利用し、道具のようにこき使うこと当然としている人は、相手が期待通りに動いてくれないと、自己愛憤怒を起こします。これまで相手が自分に尽くしてくれたことが当然で、そうしてくれないのは相手が悪いと責めたてるのです。おかげで、こんなに困っていると、泣き落としで絡め取ろうとすることもあるでしょう。
 そもそも、道具のように扱っている対象に、関心や理解や、ましてや、愛情があるわけではありません。内心では見下していながら、その相手の利用価値ゆえに自分の傍に置こうとしている節があります。こうした人はまた、自分を有能に見せてくれる相手を、好んで傍に置きたがります。平等な関係など、望んでいないのです。

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09:44  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.22 (Fri)

反社会性パーソナリティ-悪意を抱いた人

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 「わたしの人生は不毛だった」失意の中で、そんなふうに感じることもあることでしょう。そんな時には、周りの人たちが幸福そうに見えるかもしれません。不運な人を見ると安堵する、そうした心境を覚えることもあるでしょう。
 だからと言って、自分の手で誰かの足を引っ張り、引きずりおろそうなどとはしないものです。多くの人は。
 悪意を抱いた人は、特定の誰かを執拗に攻撃します。ターゲットに選ばれるのは、反撃できない立場の人や反抗しない気弱な人が多いことでしょう。攻撃された人からすれば、攻撃されるような理由が見当たりません。仕事に落ち度があるわけでもなく、迷惑をかけているのでもありません。理由が解らず、戸惑うばかりです。

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17:33  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.19 (Tue)

断る勇気

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 「頼りにしてるから」などと言われたら、誰しも、悪い気はしませんね。自分の価値が認められたような気がして、うれしいものです。
 ところが、うまく人をおだてて、雑用にこき使う上司や同僚も、少なくありません。垂れ流すばかりで、責任を負わない「ことば」に、踊らされてはいけません。安易に引き受けてばかりいると、いつの間にか、雑用係扱いになってしまいます。
 誰にとっても負担の大きい雑用は、減らしていく方向で検討しなければいけないのに、引き受けてくれる誰かがいると、その人にどんどん押し付ける「丸投げ」状態になりかねません。押し付けられた人がダウンすると、別な誰かにその役割が回ってきます。雑用に追われるだけで終わってしまっては、せっかくの能力も見せ場がありません。人は得意分野で能力を発揮してこそ、生き生きと輝くのです。

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20:38  |  認知と癒し  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.15 (Fri)

自己愛人間

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 身勝手な人が、誰かを蔑んだり、さんざん利用した挙句、都合が悪くなると冷たい態度を取ったりという態度を示したら、いつかあなたにもそうした態度を取ることでしょう。今は仲がいいからといって、特別だとは思わないように。その人は、誰かに対して誠実であることよりも、自分の都合を満たすことを選ぶと予測する方が確実です。

 自己愛の強い人は、心の中に絶対的に受け入れてくれる保護者像を、今も抱いています。養育者と、心理的な分離ができる以前に留まっています。何でも許し受け入れてくれる、欲するものは与えてくれる永遠の父母なる存在を基準に、他者にもそうあることを求めます。他者は、自分の欲求を叶えるために存在し、利用価値のない者は軽んじられます。
 相手の立ち位置、相手の事情などは、面と向かって語られても心に留まりません。共感の域に達しないのです。

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08:32  |  発達障害の周辺  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.12 (Tue)

言いたいことが言えない

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 あの時、ちゃんと言っておけば良かった。と、後になって悔しい思いをした経験は、誰にも一度くらい覚えがあることでしょう。これが、習慣になってしまうと、人間関係が苦しくなります。
 雑談は平気だけれど、肝心なことが言えない、ことばを飲み込んで、我慢してしまう。こうした人は、何でも平気に口にする人から見ると、じれったく見え、その結果、なめられてしまうことになりがちです。
 なぜ、言いたいことが言えないのでしょう? 相手の関心を買いたいから、仲間に入れてほしいから、あえて迎合的に接する「戦略的な封印」を別にして、我慢を続けると、精神的な負荷が次第に募っていきます。そして、その人間関係そのものに腹を立て始めます。
 我慢には、期限があるのです。それに達すると、退職、絶交などの決別を考えるようになります。言いたいことを言えないままに、憤懣を胸に秘めたまま、絶交、退職すると、その相手はその時の姿のままいつまでも胸中に留まり、PTSDのように後々の人生を支配しかねません。
 いつまでも相手に対する怒りが留まり、相手を許し難く思うのも、言いたいことを言えなかったからではないでしょうか。相手の攻撃に対して、ちゃんとお返しをしなかったからではないでしょうか。一方的に攻撃を受け、相手を許しなさい、心の平安のためにといわれても、それはあまりに理不尽というものです。

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21:44  |  認知と癒し  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.11 (Mon)

泥仕合になる前に

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 料理や家事やプレゼント.....あの人の喜ぶ顔が見たい! そう思って動力を惜しまずにいるのに、なぜか付き合いが進展しない、あるいは長続きしないことがあります。これまで、見返りを求めるような態度や発言をしたこともありません。にもかかわらず、なぜ?
 自分がよかれと思ってやっている事柄も、もしかしたら、相手の望んでいる事ではないのかもしれません。さらに、相手の心理的負担になっているのかもしれません。
 相手との距離をもっと詰めたい、確かなものにしたい、そうした思惑が、尽くす行為の内側に潜んでいます。それを、自分の自覚よりも鋭く、相手は感じとっているのかもしれません。

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15:02  |  パートナーシップ  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.10 (Sun)

あなたを裏切る人

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 目の前にいない友人知人を貶したり、あざ笑ったり見下したりしている人は、陰ではあなたのことも同様に言っていることでしょう。面と向かって、見え透いたお世辞を言ってくれているからといって、安心してはいけません。自分は大丈夫、相手の役に立っているから、愛されているから、等と油断していても、状況は変わります。
 つきあっても大丈夫かどうかを判断する基準は、個別の愛着ではありません。その人に、他者、他の生命に対する慈愛の心があるかどうかです。
 他人を自分の手足のように顎で使う人は、あなたのことも親しくなればそうすることでしょう。図々しい人は、他人が自分のために何かしてくれても当然だと考え、親しくなればなるほど厚かましい要求をしてくるようになりがちです。
 動物を見れば、自分が食べるために与えられていると考える人は、他者に対しても、自分のために働いてくれる存在くらいに思っています。相手の持っている条件の何が、自分にどう役立つか、それが人間関係の基準になっているといえます。

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20:58  |  共依存  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.07 (Thu)

友人を必要としない人

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 一見して明るく、テンションが高く、吸引力があり、周囲に人が集まることが多い人、そうした人に友人が多いとは限りません。顔も広く、交友関係も活発なのに、なぜか安定して長く付き合っている友人がいない、そうした人にはいくつかの特徴があります。その人自身が、知り合った人と友人になろうとしないのです。付き合いもそこそこ長く、相手が友人だと認識していても、自分の中では相手を「知人」程度にしか思っていません。友人を必要としない人ともいえます。

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21:37  |  DV-モラルハラスメント  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.03 (Sun)

逆境と妄想

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 妄想性人格障害の人は、現実見当識そのものが完璧に損なわれているわけではありません。ただ、他者の言動の背後に不穏なものを読み取ろうとする傾向が著しいのです。
 妄想性人格障害の診断基準は、根拠もなく、他人が自分に危害を加えたり、だまそうとするのではないかという疑いを持つ傾向です。友好的な人に対しても、その誠実さや親切の意図を探ろうとします。吹聴されるのではないかと恐れて、自己開示できません。侮辱されたり、軽蔑されたと感じると、過剰反応を示して激怒したり、トラウマとなって、いつまでも相手を恨みがちです。根拠もなく恋人や配偶者の、心変わりを疑います。
 こうした傾向は、逆境の中では、誰しも心当たりがあるものかもしれません。もちろん、信頼は大切です。ですが、疑った方がいい人物も存在します。その判断を、わたしたちの脳は、必ずしも正確に下せているとは言い切れません。

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10:08  |  妄想性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.01 (Fri)

自己中心的な人

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 自己中心的な人は、他人にも都合や事情があるということがわかりません。いつも他者が自分の都合のために、動いてくれると考えています。
 無理難題を言ってくることも多いものです。やんわりと断ろうとすると、通じないことも多々あります。
 たとえば、自己中心的な人が会の参加者を募っているとします。その日は、仕事だと断っても、会社を休んで参加すべきだと説得されます。アルバイトなどの場合、当然有給休暇とはなりません。おまけに、賃金と同額の会の参加費を支払うことになります。双方で2日分の出費です。
 そうした、相手に与える損失など、自己中心的な人は全く考慮しません。ともかく会の参加者を必要なだけ集めること、それしか眼中にありません。

テーマ : 癒し・ヒーリング - ジャンル : 心と身体

09:40  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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