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2016.07.29 (Fri)

自分の利益しか考えない人

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 誰かに何かをしてもらったとき、ありがたいと思うと同時に、申し訳ないような心境になるものです。今度は相手の力になろう、御礼をしなければという負債感です。
 自己愛性パーソナリティの人には、こうしたギブアンドテイクの概念がありません。やってもらって当たり前と思っているようにすら見えます。自分のことだけに一生懸命で、自分が目的地を目指すために、他者の動力を利用し、相手の負担や置かれている状況に全く目が向かない状態といえます。
 そのため、自分の勝手な期待が、相手の事情によって拒まれると、腹を立てることもあります。思い通りに人が動かないと、烈火のごとく怒りだすこともあるでしょう。それほど、他者への甘えが強いということですが、意外と自覚はないのかもしれません。
 自分に必要な持ち合わせがないときは、当然、周囲の人が自分の分を用立ててくれると思っています。「貸してくれる?」と打診するのではなく、出してもらうと勝手に決めつけています。しかも、借りたことを忘れ、返しません。あまりにももらうことに慣れすぎ、手荒く扱うことにも慣れすぎ、自他の境界があいまいになっているのです。
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テーマ : メンタルヘルス・心理学 - ジャンル : 心と身体

15:35  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.07.25 (Mon)

怒りの沸点が高い人

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 怒りの沸点が高い人は、余程のことでなければ人前で激怒することはありません。普段から他者の気分を害さないように心掛け、いつもニコニコしていて、周囲からは癒しキャラと思われているかもしれません。
 ですが、その傾向から、無神経な発言や、あつかましいお願いに人知れず悩むことも多いことでしょう。我慢を重ね過ぎると、いつの間にか溜まりすぎたストレスが爆発する可能性もあります。
 怒りの沸点が高い人は、抑制の強い人でもあります。怒りの感情は、相手を傷つけるから隠さねばならないという姿勢が、習慣化しているのです。人を傷つけてはいけないという信念を持っています。相手の方が、こちらの怒りを引き起こすような言動を取りつづけているにもかかわらず。

 何か弱味を握られているのか、それとも、怒れない理由があるのかと尋ねられることもあるかもしれません。ですが、理由などないのです。強固な抑圧が習慣化してしまっているために、他者に対して怒りを表現した経験がないのです。経験のないことには不安が伴いますので、さらに抑圧が続くことになります。

テーマ : メンタルヘルス・心理学 - ジャンル : 心と身体

15:10  |  認知と癒し  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.07.22 (Fri)

いじめの構図

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 いじめは、加害者と被害者の他に、加害者に加担して、一緒にいじめを面白がる子分のような存在、よくないことだと思いながらも何もしない傍観者たちによって成り立っています。積極的に加担する、あるいは楽しんでいる人たちはもちろんのこと、傍観者も共犯といえます。
 加害者は、罪悪感に乏しく、相手の辛い心情を察することができません。また、我慢することが苦手で、衝動的に行動しがちな傾向もあります。自分の中の苛立ちを、吐き出す場所として被害者を選んでいます。
 ターゲットは、いやなことを言われても逆らわない、おとなしい人が多いことでしょう。体格が小柄だったり、謙遜が癖になって、自信なさげに見えることもあるでしょう。

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15:44  |  いじめ 心理的暴力  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.07.19 (Tue)

無気力な人

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 「あ~しんど」「疲れた」と、口を開けばため息交じりの口癖ばかり。聞かされる方は、「私と居ると疲れるの?」「私と居ても、幸せじゃなさそう。」と、嫌な気分になるものです。
 「疲れた」が口癖の人には、他にも特徴的な傾向があります。一見して生気がなく、影の薄い印象を受けます。うつ病かな?と感じる人もいるでしょう。
 また、親しくなると、劣等感が強く、それを払拭しようと努力する意欲もないことに気付くでしょう。支えてほしいという依存心が、その根底に存在しています。

 何にそれほど疲れているのかといえば、今日、今、この時ではなく、これまでの人生そのものに疲れてしまったという人が多いものです。これまで、自分の存在を認められ、受け止めらてこなかった。そうした体験の積み重ねから、自分の存在の意味を感じることが、今もできないでいるのかもしれません。ですから、今も、周囲の反応によって、自分の存在意義を感じたいのでしょうか。
 今もまた、周囲からの反応が期待したものと違っていると、無気力になってしまい、人との関わりに気を使うこと自体、バカらしくなってくるかもしれません。「あ~しんど」「疲れた」は、今、それを聞いている人に向けられた言葉ではなく、背後に疲れる人間関係がある、もしくはあった、その愚痴を吐きだしていると考える方が自然かもしれません。疲れる関係の中で、なんとか存在を受け入れられたいとするよりも、ちょっとその関係から距離を置く勇気も必要でしょう。

テーマ : 人生を豊かに生きる - ジャンル : 心と身体

20:28  |  発達障害の周辺  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.07.17 (Sun)

あつかましい人

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 その人の初対面の印象を問われると、多くの人は、「テンションが高く、明るく、リーダーシップを発揮できる、よく気のつく人。」などと答えることでしょう。一種のカリスマ的光を放っていることも多いものです。
 ところが、暫くすると、その人の親切は、相手のニーズに沿わず、ただ自分を目立たせたいための上辺だけのポーズにすぎないのではないかと、疑うようになります。
 実は、非常に自己中心的な人なのです。基本的に、相手を見ていません。相手は、自分を輝かせるための道具であるかのようです。相手をダメな人だと貶めて、その相手を支える自分をアピールします。相手を傷つけるような言葉も、不用意に口にします。
 そればかりではありません。都合次第で、傍にいる人を平気で使用人扱いします。面倒な雑用は、他の人に押し付けて、自分は楽をしようとするのです。相手に迷惑をかけているなどとは、露程も思っていません。付き合いが深くなるほど、相手は傷つく事が多くなるでしょう。
 なぜ、こんなまねが平気でできるのか、振り回されているサイドには解りません。感受性の強い人には、自分がされて嫌なことは、相手にも要求できません。
 ところが、あつかましい人は、この一線を軽々と越えてしまいます。自他の境界があいまいといえます。

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11:17  |  自己愛性人格障害  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.07.15 (Fri)

過剰適応のデメリット

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 誰しも、他者から嫌われるのは気分のいいものではありません。できれば、好感を持たれたいものです。
 そこで、公の場では、我がままを抑え、気配りを披露するなど、自己演出を心がけます。その結果、思惑通り、周囲からの評価は良好に保たれます。表面的には、人間関係はうまくいっているように見え、自分自身もそう信じていたりします。
 ところが、本人も気づかないうちに、ストレスは蓄積されていきます。自分はよく自重し、がんばっている、これでいいのだと思っていると、我慢しすぎて自分自身を苛めている、という自覚も持てません。仕事や会合の前夜、頭痛が激しくなったり、わけもなく涙が溢れて眠れなかったり、といった身体症状が続く場合もあります。
 それでも、休むとか、辞めるといった選択肢があることに気付けません。さらに頑張って、笑顔を絶やさず、本音を封印し、周囲に合わせる事で乗り切ろうとします。

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16:37  |  認知と癒し  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.07.11 (Mon)

いつも他人を非難する人

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 誰かの言動に傷ついたとき、面と向かって抗議できない時、誰しも、友人知人に向かって、その人を非難する話題を口にしたくなるものです。理解や癒しを求めて、ついつい加害者の話題が多くなったりするものです。そして、相手がそうしたネガティブな話題を嫌がってると気付いて、消化不良になったりもします。
 一方、口さえ開けば、関係のない有名人の非難を繰り返しているような人もいます。聞かされる方は、うんざりし、だんだん苛立ってくることでしょう。ときに、その非難の矛先が自分に向かってくると、不安や恐れを抱くこともあるかもしれません。
 非難やバッシングを日常的に繰り返している人は、周囲から避けられてしまうことが多いものです。にもかかわらず、なぜ、関わりのない人たちの悪口ばかり口にするのでしょうか。

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12:51  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.07.08 (Fri)

タイムスリップ現象

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 過去の辛い体験が、映画のワンシーンを観るように、リアルに映像で蘇ってくる。そして、その時のやりきれない苦しい感情を再体験し、涙があふれ出す。このようなフラッシュバックは、タイムスリップ現象とも呼ばれています。その出来事が起きた日付や、登場人物の表情、声までも、まるで昨日のことのように蘇ります。
 一般的に、強い感情を伴う出来事は、記憶に刻印されやすく、時間の経過が浅い段階では、思いだされた体験と距離をとることは難しいものです。もう取り返しがつかない過ぎたことだと、自分に言い聞かせたところで、こみ上げてくる悔しさに翻弄されそうになることでしょう。
 また、長い時間が過ぎても、何か嫌なことがあると、連鎖的に、忘却の彼方から、かつての忌まわしい出来事が浮かびあがってくることもあります。この場合、次々と過去のいやな体験を思いだすのではなく、一つの出来事、最も苦しく、今も癒されていない傷跡だけが、繰り返し蘇るものです。記憶想起と同時に、当時の怒りや悲しみを追体験します。

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08:33  |  認知と癒し  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.07.04 (Mon)

自己正当化と他者否定

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 他者との間に対立が起きた時、人は自分の利害や感情を離れて、中立に物事を把握するのが難しいものです。どうしても、自分に害を与えた相手に非があり、それを改めてほしいという自分の訴えが正しいものだと認識します。
 ところが、相手が謝罪すべきと思っていると、謝罪をもらうどころか、その関係性の存続自体が危うくなります。たとえ、言い分が尤もだとしても、自分が非難されることに、苦痛を覚えるからに他なりません。そこで、相手は相手の立場から、自己正当化と他者否定を、自分が打ちこんだボールを、激しく打ちこんでくるかもしれません。
 悪いのはそっちだろう、謝れ、と双方、自分の傷の責任を相手に求めます。そのラリーに疲れ果て、ついに、関係性を解消してしまうことになります。

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