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誰からも好かれたいシンドローム

 相手の出方を待って、相手の意向に合わせてしまう。自分が嫌だと思っている相手からも、好かれたい。だから、自分の感情や意見を出せない。
 人は誰でも、他者から受け入れられたいと願うものです。だからといって、相手から好感を抱かれたい一心で、迎合的な態度に徹するのは、得策とは言えません。それは、自分の本心を無視し、自分を傷つける行為だからです。

 子供のころ、いじめや虐待といった「拒絶」を経験した人は、無意識のうちに、嫌われるのは自分の個性や人間性に難があるからだと思い込んでいることもあります。ですから、自尊心を回復するために、誰からも受け入れられることを目指してしまうのです。他者から愛される自分づくりにあまりに一生懸命なので、それが自分をいじめている事だと気付いていません。
 明日、あの会に行かねばならない、あの人に会わねばならないと考えると、なぜか涙が溢れて、眠れないといった状態になると、かなり重症です。封印した心を、身体が語っているのです。
 自分の心の声に耳を傾けてみましょう。そして、それに従うこと、それが自分を大事にすることです。
 人間関係が辛いと嘆いているときは、これができていません。必死に好かれる個性を演じているのです。
 そうした努力の積み重ねにもかかわらず、周囲の目には、八方美人と映っていたり、必ずしも、努力は報われません。誰からも好かれる性格は、実は素を出していないので、親密な関係を築きたいときには、壁となってしまうのです。

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みんなから好かれる人になりましょうと、子供のころ、教わったかもしれません。仲良くしてもらえないのは、人格に難があるからだと、指を指して指摘されたこともあるかもしれません。人気者は、誰からも好かれているに違いないと、羨んだ記憶が、まだ鮮明かもしれません。
 ですが、大人になった今では、気付いているはずです。誰からも好かれている人など、実はいないのだと。
 性格も生きてきた背景も違う人たちのるつぼといえるこの社会で、誰からも好かれることは、実現不可能といえます。また、面倒な人に好かれると、厄介な物事に巻き込まれることになります。好かれない方が良い場合も、少なくないのです。

 嫌な相手の良いところ探しをして、なんとか良好な関係を築こうとするから、人間関係が辛くなるのです。嫌いな人は嫌いなままに、関わらずにいることが、相手にとっても幸いと言えるでしょう。自分にとってたいせつな人に、愛情を注ぐことができれば、それで充分です。
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