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集団の狂気 『集団浅慮』

 『狂気は個人のうちではまれであるが、集団ではありふれている』ということばがあります。「3人寄れば、なんとかの知恵」とことわざにあるように、ひとりの脳には限界があり、脳には別の脳の力が必要ですが、一方で個人ではとうてい考えられない狂気じみた判断を下してしまうのも、集団の力です。これは、『集団浅慮』と呼ばれています。集団の凝集性が高いときに起きてきます。
 その集団内の個々人が同じ見解を持ち、外部の異なった意見を受け入れないとき、
あるいは外部から隔離されているとき、問題を多方向から検討するゆとりが無いとき、圧倒的なリーダーへの同調が起きているとき、自集団の価値観が優位性や正当性を強めていきます。

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 集団浅慮の特徴は、自分たちは決して間違っていないという幻想を持ち、選ばれた手段や行動は、正当性があり倫理的にも正しいという信念を持つなどの、過大評価が起きていることです。
  自集団の正しさを合理化すれば、必然的に外部は間違っている事になり、対立姿勢を固めることになります。そして、一丸となっているかのような幻想を強化するために、内部の反対意見に圧力をかけ、暴走への拍車をかけていきます。  こうして、集団はその内部に抑止力を失ったとき、暴走し始めるのです。人間社会の混乱と動揺の本質は、独善と熱狂と神聖化といえます。
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カテゴリ: 認知と社会

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