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自分の尊厳

 対等な人間関係において、相手からの要求や命令を受け入れ続けると、自分の尊厳という境界線が崩れていきます。心の境界線は目には見えませんが、この人と関わると不快だ、辛いと感じるときには、すでに壊れているものです。

 誰かと親密になりたいとき、誰かを好きになった時、ただ相手の支えになりたくて、見返りを期待せずに与え続けてしまうことがあります。だからといって、相手にとって「自由に扱える存在」になってしまっては、やがて苦しくなります。相手の言いなりになることに怒りを覚えるとき、そこにもう愛はありません。
 与えることと受け取ることのバランスが崩れた時、大きく傾いた時、その関係性は崩壊に向かいます。怒りは、「もっと大切にしてくれ」という、自尊心の悲鳴です。

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好きになった人との関係性を獲得したくて、私たちは自分の限界を超えて尽くしてしまうことがあります。また、精神的に辛いとき、支えられたいときも同様です。突然の不幸でパニックに陥っているようなときには、自己防衛機能は働きません。

 よい友人、よいパートナーとは、あなたの自尊心を支えてくれる人です。人の個性は、どう光を当てるかによって欠点にも長所にも見えます。欠点とみなして指摘し続けるような相手は、あなたの自尊心を次第に蝕みます。もちろん、あれこれ命令して、支配しようとするような人でもありません。
 自分のことだけを考えて、相手を道具扱いする思いやりのない人の、近くに居るべきではありません。そうした人に限って、「見返りを求めず与える愛のすばらしさ」を説いたりするものですが、奪うばかりの人に与え続けることは、自分の尊厳を踏みにじっている行為です。与えすぎる人にとって、ノーを言うことはわがままではなく、自分を守る態度です。
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