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怒りを出せない人

 怒りを覚えても怒らない、怒りの感情を表現しない人は、そもそも、怒りを表出する経験が乏しいのかもしれません。怒りを覚えたとしても、すぐに抑圧してしまう癖が身についてしまっていると言えるでしょう。
 成長期に家庭や学校で、いじめ、虐待などを経験してきた人は、「ありのままの自分でいい」という感覚が育っていません。そこで、笑顔などの、受け入れられる感情を演出し、怒りを表出することを恐れます。成長期を通して、「受け入れてもらえない、受け入れてもらいたい」という思いで生きてきたのです。周囲に、当然受け入れられる感情しか見せないのは、不思議ではありません。
 怒りの感情がわいた場合、どう扱っていいのかわかりません。怒る人は嫌われるという思いから、封印しがちです。常に穏やかな自分でなければ、他者に受け入れられないという恐れが、そこにあります。それほどに、周囲に受け入れられる自分になりたいのです。拒絶され続けた過去があるからこそ、受け入れられたいのです。

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温厚であることで、人間関係のトラブルは少なくなります。多くの人は、常に尖っている人よりも、温厚な人を好ましく感じることでしょう。実は、そこに落とし穴があります。同じように温厚な人ばかりでなく、他人に害をなす人も、温厚な人を好むのです。反逆されて傷を受ける可能性が、少ないですから。
 イヤなことに耐え続け、やり過ごそうとする姿勢一辺倒では、加害的な人に振り回されてしまいます。相手のイライラをモラハラという形で受け止めるドアマットや、感情のゴミ箱扱いにされたり、ノーを言わないと、雑用係にされたり。相手の思うように使われてストレスが溜まり、その関係性から距離を置きたくなります。

 表面的な付き合いに終始せず、親しい関係性を築くには、互いの限界を教える必要があります。これは耐えられない、という事柄は、はっきり口にしなければ相手に伝わりません。「そんなこと言われたりされたら嫌だろう」と、多くの人が感じるような事柄でも、解らない人は解らないのです。
 他者の痛みが解らない人に、こちらの感情を教えることは、双方の理解のために、必要なことなのです。こちらが怒ると、相手が傷つき、その結果、ふたりの付き合いが壊れてしまう、これを恐れて我慢し続けると、その相手と付き合うこと自体が嫌になり、自分から幕を引きたくなってしまうからです。
 相手を失いたくないからこそ、何をされても我慢し続け、そして、限界に達して、自分から相手を捨てた。どうして、こんなことになってしまったのか、こんなはずじゃなかったのに.....と後悔する前に。
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テーマ: 自分を愛する | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 認知と癒し

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