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反社会性パーソナリティ

 声が大きく、明るく、初対面の人にも躊躇なく話しかける。遠目には、魅力的な人に見えます。堂々としていて、カリスマ性を感じる場合もあるでしょう。
 このパーソナリティの人は、感情が薄く、恐怖や不安も感じにくいので、大胆さが目立つのです。ですが、関わっているうちに、相手の言動に常識を逸した感を、覚えることでしょう。親しく関わった相手に、深い傷を残していきます。

 関わる人は、この人に他者への共感が乏しく、思いやりがないことに、まず気付きます。一緒に居ても、相手の心情には目もくれません。見ているのは相手の足下、どれだけ利用価値があるか、搾取できるかでしょう。
 他者としても、常に自分の欲求にしか関心がないので、非常に利己的です。誰かの言動に、心煩わすことも少ないでしょう。批判も意見もバリアではじき返すので、反省もできません。フラットな友人関係よりも、優位に立ち、相手を支配できる関係を好みます。そのためには、ある相手には恫喝し、別な対象には空涙を流して見せます。
 この人の辞書に、協調性という言葉はありません。自分さえ良ければ、自分が搾取した相手が困っていようと、知ったことではありません。自分の言動が他人に迷惑をかけているという認識が、驚くほど欠いています。
 身から出たさびで追い詰められても、言い訳や自己正当化で、「勝利」を目指します。利益のない謝罪はしません。口が達者で説得力もあるので、丸め込まれる人も少なくないことでしょう。表向きは、良いことを言って周囲から賛同を得る事にも、熟練しています。
 ただ、その行動は、自分が利用するために他人は存在しているという哲学で貫かれています。そこに、利用される側への配慮はありません。

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不安や後悔に揺らぐことのない心は、退屈を覚えます。幼児のような退屈です。大人は、人間関係にもまれない静かなひとときを憩いと感じますが、人間関係にもまれても心が決して波立たないでいると、退屈なのです。したがって、いつも刺激を、より大きな刺激を求めます。そこで、たいていの人が恐れをなすような事を、平然とやってのけるのです。危機的状況で、この人は英雄になることもあります。
 危機的状況も、この人は軽く、楽観的にとらえます。また、近視眼的で、長期スパンで結果を考えようとしません。
 その場しのぎの嘘や、快感を得たいがための部下いじめで、いずれ自らが窮地に立つのもこのためです。
 「なぜ、すぐばれる嘘を?」「なぜ、部下に無謀な仕打ちを?自分が椅子を追われる結果になるかもしれないのに」と、周囲は首を傾げますが、この人は、その一瞬の快楽のために自分の未来を投げ出しかねません。恋煩いの人が、普段の冷静さと打って変わった行動を取ってしまうように。

 遠目に素晴らしく見え、心惹かれたとしても、この人と長期的にフラットな関係を維持するのは、至難の業と言えそうです。
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