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自分しか守らない妄想性人格障害

 妄想性人格障害は、脳の機能不全に寄り、他者を信頼する力と、現実見当識が損なわれた障害です。他者の善意の言葉にも「裏」を読もうとします。料理に毒を入れられた、盗聴器を仕掛けられている、といった根拠のない不安から、家族と食卓も囲まず、逆に自分が家族を盗聴することもあります。
 家族が、自分を暗殺しようとしていると考えているわけではありません。被害妄想は、他者すべてに向けられ、自分を加害する特定の個人を指摘することはありません。

 他者と会話(交渉)する技術が稚拙であるために、実社会で理不尽な憂き目にあってきたことも多々あっただろうと想像されます。相手に媚びることによって、打開しようと試みる傾向が強いのですが、
これは自身の胸中に、相手への怒りを生み出します。こうした経験が積み重なるにつれ、他者は自分を加害する存在となっていきます。

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いずれのパーソナリティー障害の人も、対人関係が破綻しやすいという共通点があります。こうした状態は、内面に強い依存心を生みます。守ってくれる人、支えてくれる存在を、常に求めています。誰しも、他者との良い交流を求めるものですが、この人の依存欲求は、巣立ち前の幼児の状態に似ています。保護者を求めるばかりで、自ら与える心を持ちえないのです。
 その結果、最も守るべき存在、家族に最も依存し、しばしばその依存が暴力の段階にまで達します。家族を利用対象と意識しているわけではないのですが、寄りかかり世話を焼かせることで、利用しつくします。幼い子供も、保護し支える対象というよりも、自分の世話を焼く存在と位置づけます。子供が言うことを聞かなければ、「子供なんか作ったって、なんの役にも立たん。死んでしまえ。」と暴言を吐く始末。

 他者が危害を加えようとしていると怯える虚弱なパーソナリティーのように見えますが、その内心は凍てついて冷淡です。妻にはDV、子供にはネグレクト、ペットには危害を加えます。この夫と離別しようとせず、言いなりになる妻は、子供を守れません。妻も又、依存心が強く、夫の異様さに悩みながらも、自分にしがみついて去っていかないパートナーを求めています。
 子供は早々に、親を見限ります。居てほしくない存在になっていきます。
 人格障害の人は、被害者の顔をしたがります。同情されたがり、いくつになっても、傍に居る人から尽くされたい、守られたいと考えます。親になることができません。良きパートナーにもなれません。
 妄想性パーソナリティー、自己愛性パーソナリティー、境界性パーソナリティーなどなど、表出する特徴は異なっていますが、その核心は、自分以外の生命、妻、子供、ペット、友人、等々に注ぐ慈愛の念を持てません。子供が勝っているペットに向かって「お茶も入れてくれない役立たず」などと言います。子供が怪我をして泣いていると、「キャーキャーと虫唾の走る声だ。私はもっと大けがをしたことがある。」と吐き捨てて放置。相手の痛みに共感はできず、治療の考えも浮かびません。
 自分を守る事で精いっぱい。家族には、なんで、もっと尽くしてくれない、守ってくれないと、暴力で挑みます。妻を機械のように酷使しますが、妻が倒れると、死なれては困るので、かいがいしく看病します。自分が何か、人に害を与えたような場合、それを自覚できないのも、パーソナリティー障害の特徴です。
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