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おとなの脳 老化する脳

 生まれたばかりの頃、脳はまだ未熟です。神経細胞間のネットワークが未完成なのです。外界の刺激によって、ネットワークは充実していきます。
 未熟な状態で生まれた脳は、小児期に外界からの刺激によって、徐々に構築されていくのですが、その構築にもっとも時間がかかり最後にできあがるのが、前頭葉です。
 この部分は理性、思考、合理性などを担っています。おとなになるというのは前頭葉が完成されることです。また、おとなになってからも、前頭葉の成熟は続くといわれてます。

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こうして経験によって練られ、成熟を重ねた脳にも、やがて老化が訪れます。
 脳の断層写真で見ると、老化した脳には脳室拡大や萎縮による隙間が見られます。脳の容積は20歳代をピークに、減少するといわれています。
 年を取ると、融通が効かなくなる、頑固になるといわれますが、辺縁系の興奮を、前頭葉が御しきれなくなるのです。固定した考えや、一つの関心事に捕らわれ、他の関心事への切り替えが出来なくなったり、ストレスに対して脆弱になったり、心的外傷からの回復が、若い頃に比べて遅くなります。また、感情の暴走、キレやすくなる人もいます。我慢や相手の立場への共感は、前頭葉の仕事だからです。
 加齢に伴って脳が縮む最大の原因は脳内の小さな血管の動脈硬化だといわれています。動脈硬化を早める食事や生活習慣を改善することが、加齢に伴う脳機能低下の予防にもつながります。

 

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カテゴリ: 脳と精神

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