Sponsored Link

FC2ブログ

被害者意識と被害妄想

 自分が誰かに陥れられた、辛い立ち位置に立たされた、など、被害を自覚するのは辛いことです。なるべくなら味わいたくない心境といえます。
 ところが、世の中には、被害者意識の強い人もいます。この、みじめな心境にもメリットがあるのです。
 被害者意識の強い人は、自分のミスで起きた不都合を、誰かに責任転嫁して自分を守ろうとします。周囲の同情を得るために、事実を少しずつ湾曲して、その創作された仮想の事実を自ら信じようとします。立場を有利にするための嘘を、そうと自覚できなくなり、虚構と事実の区別がつかなくなると、それは妄想性障害と呼ばれます。
 自らを被害者に位置付けたい人は、周囲の憐れみを乞うばかりで、責任を取ろうとはしません。問題を解決しようとはしません。ミスや問題を指摘する人物は、それが家族であっても、即座に加害者に位置付けられます。ただ、修理や修正が必要だから、そう告げただけだとしても。
 自分の仕事に間違いはない、交通事故を起こしたような場合も、原因は一方的に相手にある、と言い張ります。そうじゃないと指摘されることは、無実の罪に問われて迫害されることに等しいのです。
 

Sponsored Link

常に、自分が完璧でなければ安心できません。完璧だと主張して、異を唱える周りの人々は全て、自分の敵と感じるようになっていきます。周りが敵ばかりで信頼できないのでは、心の休まる暇もありません。悲観的な考えにとりつかれるのも、無理からぬことです。
 「周囲からわけもなく迫害されて、恐ろしい思いをしているのに、家族は誰もかばってくれない」「だれも支援してくれない、世話してくれない」などと、常に身近な人に文句ばかりを繰り返します。どれほど自分が不幸か、力説します。
 
 「誰も構ってくれない、世話してくれない」と嘆く被害者意識の強い人ですが、彼は誰の世話もせず、責任を引き受けず、ひたすら逃げて、家族の重荷になるばかりです。家族を養うために働こうなどとは、努々考えません。
 家族が、周囲の人が、自分を助けるべきだと考えています。それらの人々を、自分が支えようとはしません。一方的に、保護され、世話される寄生的な生き方を貫こうとします。
 
 何かあったら、悪いのは、常に相手です。違うと指摘する相手は敵で、自分は、常に被害者です。
出来事を、話すたびに少しずつ湾曲して、自分の都合のいいストーリーに作り変えてしまうのが、被害者意識が強い人の特徴です。

 被害者意識が強い人は、常に周囲に激しい怒りや恨みを抱いているので、傍にいると、精神的に消耗し、同時に、伝染したかのような憤りが沸き上がります。一緒になって周囲の人に怒るのではなく、この無責任でネガティブで、依存心の塊である被害者意識が強い人への、不快感から湧き上がる憤りです。
スポンサーサイト



カテゴリ: 妄想性人格障害

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する