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心理的恐喝

 人間関係には心理ゲーム的側面があります。人間関係の中で行なわれるパワーゲームが高じれば、職場にありがちなパワーハラスメントやモラルハラスメントに移行しますが、パートナーや恋人、友人といった親しい関係性の中で行なわれる心理操作は隠微であるだけに、発信者は無論のこと、受信者も気付かない場合があります。気付かないままに、不快になり、混乱していくのです。
 心理的恐喝とは、「思い通りにさせてくれなければ○○してやらない。」と要求を突きつけてくることです。こちらからの「お願い」をはねつける手段として使われることも多いものです。親しい間柄だからこそ知っている情報を使って、屈服を勝ち取ろうとするのです。
 愛されたい、受け入れられたいと思っているなら、「もう付き合ってやらない。付き合って欲しければ××という条件を飲め」という要求を出してきます。

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心理操作の中でもっとも強烈で解りやすいのは、こうした「制裁を加えるタイプ」です。
「彼女のことをとやかく言うようなら、君とはもう別れる。」
 二言目には離婚を口にする、職場なら解雇をチラつかす、こうした制裁を加える人が求めるのは、上下のある人間関係です。こちらの事情や心情は意に介しません。単なる口先だけの脅しでなく、本当に実行する決意を持っています。
 彼の心の中には、頑固な超自我が居座っています。「こうあるべきだ、こうあらねばならない。」というたった一つの正しい答えが彼の中にはあるのです。人の数だけ常識があり、人には自らの責任の名において選ぶ権利があることを知りません。それだけ、世の中が多様であることを知らないといえます。
 自分の持っている道徳観だけが唯一の正しい道徳であり、自分はそれを教える立場にあると思っています。そして、相手は指導しなければならない劣った存在だというわけです。そこで「言うことを効かなければ見捨てるぞ」という発想になります。
 いずれにせよ、恐喝する相手に対する共に生きようとする姿勢はないのです。相手が言うことをきかなければさっさと他の誰かと取り替えてしまうこともありますし、逆に相手を失う不安から、暴力で支配して押さえつけようとすることも多いものです。
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テーマ: 恋愛依存症? | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 共依存

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