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恐怖に襲われたとき

 戦争中の国にいるのではない限り、いきなり建物の陰から敵兵が飛び出してくることはありません。ライオンに遭遇することもないでしょう。ですが、平和な社会にいても、特定の状況に対して恐怖を感じるシステムは、脳の中に備わっています。繊細で感受性が強い人ほど、そのシステムは喚起されやすいものです。
 平和な社会と言っても、人々の日常は小さな諍いに満ちています。繊細で感受性が強い人は、それを回避するために、距離を置いたり、嫌な相手には迎合的に接して、気に入ってもらうことによって平和を保とうとします。それでも、攻撃的な人の攻撃から逃れられないこともあるでしょう。

 恐怖を感じると、人は心理的にも肉体的にも、異常な反応を示します。命まで取られる事はない、相手の攻撃は、せいぜいこの辺りまでと、冷静な判断をしていても恐怖心は止まりません。当然、その対象や状況を回避する行動をとります。戦わなくては!!と思っても、竦みあがって動けません。
 そうした日常が数週間続くと、症状が体に現れます。動悸が止まらない、眠れない、手の震え、痺れ、頭痛、眩暈が止まらない、嘔吐感、胸やけ、食べ物の味が解らない、風邪でもないのに微熱が続く、そうした症状で疲労感も激しく、ぐったりして動けません。さらに続くと、ヘルペスなどに罹患することもあります。強烈なストレスは、体内の亜鉛を大量消費し、免疫の危機に繋がるのです。

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恐怖は、それに注視しすると、どんどん膨れ上がります。自分の弱さを知っている脳が、過剰に危機を意識しすぎているといえます。
 恐怖を感じると、脳内ではノルアドレナリンという神経伝達物質が分泌されます。ノルアドレナリンは、感じている恐怖を自律神経に伝達します。恐怖を感じる人の脳内は、神経伝達のバランスが崩れ、ノルアドレナリンが過剰に分泌されているといえます。自分は、そういう傾向の脳を持っていると認識しておくことも大事でしょう。
 器質的には、感受性が高く、内向的。心配性で慎重、真面目で、完璧主義の傾向を持つ人が恐怖感に襲われやすいものです。

 恐怖を増幅させず、症状を沈めるためには、その対象から、ひとまず目を離すことが大事でしょう。嫌がらせをする人が悔い改め、その性根が穏やかになることは期待薄かもしれません。それを望んで、迎合的に接しても徒労に終わる可能性もあります。
 無理をして、自分に負担を強いず、楽しめることに視点を移し、心の平穏を取り戻すことに努めましょう。趣味、スポーツ、ファンの選手を応援しているときだけ現実を忘れられるなら、とりあえずそれでいいのです。脳がくつろげることに、注視しましょう。

 恐怖は精神の危機ですから、ともすれば周りの人に救助を求めますが、まわりは、必ずしも専門家ではありません。そうした精神状態は、周囲にとっては付き合い難い存在となっていますから、さらに人間関係の問題をおこさないために、注意が必要です。
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テーマ: 不安定な心 | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 認知と癒し

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