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TSD 急性ストレス障害

 心的外傷体験を思い出すのは恐ろしいので、思い出させる場所や人を避けようとします。趣味や仕事に没頭して、なるべく気を紛らわせるように努力します。

 一方で、常に警戒している状態(過覚醒)になっています。不穏な動きがないか、加害者の動向を常にうかがっています。不安が払拭できず、神経は過敏で、加害者から自分の気配を消すように、息をひそめて生活しています。リラックスできず、心も体も疲れ切っています。

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心的外傷体験による精神的衝撃が、かくも危機的なのは、それが突然襲ってくるからです。その事件が起きるまで、おおむね世界は安全だという認知のもとに、多くの人は暮らしてきました。その平穏が、青天の霹靂のように崩れ去ったのです。PTSD症状は危機を越えた後に訪れる、正常な回避行動といえます。この急性ストレス障害は、しばらく続きます。
 逃げ出したい、こんな恐ろしいところから逃げ出したいと感じるのは、当然の事なのです。自分の弱さを叱って、立ち向かえと命じても、もう立ち向かえません。すでに身も心もボロボロになるほど、戦ってきたのです。
 胸の鼓動は、平穏時でも静まりません。原因不明の眩暈や微熱も、精神の危機を告げています。動こうとしても体が動かないほど、疲弊しているのですから、今、必要なのは休養です。生存の危機を感じて、アドレナリンが増加した脳の機能が正常に戻るには、しばし時間が必要なのです。
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テーマ: 不安定な心 | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 脳と精神

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