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モラルハラスメントとの遭遇

 モラルハラスメントの加害者は最初から加害者の顔をして登場するわけではありません。知り合った頃は、その立派な外面に惹かれ、親しくなったころ、やっと、その内面に触れることになるのです。もちろん、被害者は、関係性がまだ良好な頃から、何らかのきな臭い気配を感じてはいます。気付きながらも、期待や願望から楽観視しているといえます。
 そのうち、被害者の好意に慢心したかのような態度で、見下してきたり、意見の違いに激昂したりという態度を取られ、愕然とします。
 そこから受け取れるのは『キミを大切には思っていない。愛していない。ただ私の望むことをしてくれたら、付き合ってもいい。』というメッセージです。「私は利用価値だけの相手であって、対等に話し合える(愛し合える)相手とは思われていない」と悟ります。加害者に対して、憤りを感じます。
 そこから、相手を説得し、相手が絶対正しいと思っている世界観、倫理観が偏っていることを教えたい、相手を変えたいと願うようになります。

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自分を支配し、同化させようとしている相手を、自分の価値観に同化させたいと思うのです。どちらも相手を屈服させようとして、支配被支配のコントロール合戦にもつれ込みます。
 まだこの時点では、被害者は決別を決めているわけではありません。むしろ、この相手と、自分が夢見ている関係性を築こうとして、さらに暴力を引き出してしまいます。相手も同様に、自分が上に立つ上下関係を築きたいのですから、泥仕合になりがちです。
 加害者は思い通りにならない相手を脱価値化します。制裁を加えると宣言し、実際に実行します。その制裁に甘んじないなら決別を決めているのです。屈服しない相手は、『自分の自尊心や自己愛を傷つける相手』であり、排除の対象なのです。
 まだ、この関係性を修正したいと思っている被害者は、自分の感覚や価値観ではなく、加害者がどう思うかを自分の言動の基準にするようになります。それは本心から相手に同化したことではないので、ストレスが溜まります。
 最終的に被害者は加害者と距離を置くことを選びます。そして、後ろを振り返り、どれほどこの関係性のために犠牲を払っていたかを知るのです。
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テーマ: 恋愛依存症? | ジャンル: 心と身体

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