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DV 個人と社会

 ドメスティックバイオレンスは、ともすれば、暴力を振るう側の発達障害、人格障害等の問題、被害者側の性格傾向等に注目しがちですが、社会的な関連も忘れてはなりません。妻への暴力は、経済的、社会的不平等の反映でもあります。 戦後の日本では、両性の合意に基づく一夫一婦制が採用され、男性は外に、女性は家庭にという役割分担も生まれました。女性の社会進出が進み、離婚率が増加した現代でも、まだこの家庭意識が、人々の潜在意識から消え去ったとはいえません。


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 D・ギティンスは「家庭は男性にとっては愛と憩いの場であっても、それを提供する女性にとっては職場である。」と述べています。
 こうした保守的な家庭観では、女性は男性よりも下の地位にあるとみなされやすいものです。女性に対する暴力は、男性の方が優れた性であり、一緒に暮らす女性や子どもは、所有物であって、思い通りに扱うことが出来るという優越幻想の極にあるといえます。
 日本国憲法では、個人の尊重と法の下の平等がうたわれています。にもかかわらず、配偶者からの暴力が、犯罪といえる行為をも含む重大な人権侵害であるにもかかわらず、最近まで問題視されず、警察も民事不介入とばかりに、関わろうとしなかったのも、大衆の意識の反映といえます。DVが三角形の頂点の一角だとすれば、根底をなしているのは、この大衆の無意識なのではないでしょうか。
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テーマ: 恋愛依存症? | ジャンル: 心と身体

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