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妄想に生きる人

 妄想の大半を占める被害妄想は、不安や恐怖を感じる大脳辺縁系や大脳基底核の機能が亢進し、妥当性を検討する前頭葉の機能が落ちていると起きてきます。 不安が暴走した脳は、その不安をさながら現実であるかのように描き出し、それを癒すための想像を、また描くものです。
 統合失調症圏内の妄想は、精神医療の領域ですが、微細な妄想は、周囲もそれと気付かず巻き込まれ、多くの混乱と不幸の原因となってしまうことも少なくありません。
 被害妄想の傾向のある人は、妄想がもたらす利点に依存しているといえるかもしれません。

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 ねちっこく、
「私は悪くないのに、誤解されてばかりいる。」といった愚痴を長々と話せば、聞かされるほうは、慰めなければならないような状況に置かれます。ここから、自分を被害者に仕立てて愚痴を言えば、慰めを得られると、学習するのかもしれません。疾病利得にも似た、保護されたい欲求を感じます。
もう一つは、自分自身が、罪責感を引き受けることを拒否しているといえます。自分自身の言動の何が、この結果に結びついていたのかに目を向けなければ、その経験から学べません。そこから、「私は悪くないのに、いつも誤解されてばかりいる。」といった被害者意識が生じてくることにもなります。
 人は誰しも、過剰なストレスの中に身を置き続けると、ネガティブな認知を採用するようになっていきます。すると、現実よりも妄想の方が、居心地が良くなってしまいます。妄想は、現実逃避の手段なのです。
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テーマ: 不安定な心 | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 妄想性人格障害

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