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作話と虚言癖

 現実吟味能力が成熟していない幼児期では、空想的な虚言、作り話と現実が入り混じっているような表現は、多く見られます。
 『狼少年』は自分が語る虚言を周囲が信じ、注目を浴びることで、報酬回路を活性化させます。大人になってからも、この空想虚言癖を持つ人がいます。
 妄想性人格障害の、恐怖を核とした、迫害被害妄想とは異なり、その内容を自らが確信しているわけではありません。そうありたい自己像を演じているうちに、自らの虚言を率先して信じ込むようなところがあります。
 自分で自分を騙しながら、信じてくれる他者を探し、周囲の人たちを巻き込んでいきます。

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 細部にまでつじつまを合わせ、完全にとある人物像を演じきっているような場合、それを真に受ける対人関係の中で、幻想を共有する場合もあります。
  自分が演出する現実が、他者に受け入れられたとき、影響力が生まれます。自己顕示性や演技性の強いパーソナリティには、カリスマ性も備えていることも多く、その説得力のある虚言や、特異な価値観が、閉鎖的な小集団に強い影響力を持つことがあります。
 こうした空想的な世界観や偏った価値観に、巻き込まれないためには、その相手との関係性のみに埋没してしまわないことがたいせつです。
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テーマ: 不安定な心 | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 妄想性人格障害

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