Sponsored Link

「自他の境界」

 人間関係に問題を生じるとき、自他の境界を越えてしまっていることがよくあります。また、そもそも自他境界意識の希薄な人もいます。
 成長した子供の日記やメールを勝手に見たり、持ち物を了解も取らずに第三者に譲ってしまう親というのが、その例でしょう。子供のものは何でも自分の自由にできると思うのは、境界の区別のない状態です。


 親子や恋人同士、パートナー関係でも、相手は自分の延長線ではありません。ひとつ屋根の下に暮らしていても、性格も、ものの考え方も違います。
 何かと干渉したり、何でも同じ感じ方、考え方をしてほしいというのは境界がない状態です。物の境界は解り易いですが、心の境界は見過ごされてしまう場合があります。すると、相手のプライバシーを浸食していることに気付かず、相手を自分の思い通りにしようとしたり、逆に相手の言いなりになったりということが起きてきます。
  話をして、相手と自分とは考え方も感じ方も違うのだと知るとき、その相手との間に安心感を得られなくなる場合もあります。孤独を感じる場合もあるでしょう。
 特に恋をしていると、違いを埋めて、相手と同化したいと願います。相手が自分と同じ価値観を持って、同じ考え方をしてくれることは、至福の条件に思えるかもしれません。


Sponsored Link

ですが、それは無理な注文というものです。相手の価値観や人間性に対して、浸食すると争いが起きます。
 相手は相手のままで、自分は自分のままで、無理なく付き合える心の距離感がたいせつといえますが、燃え上がる恋の情熱は、一気に相手との距離を縮めようとして、かえってしくじってしまうこともあります。
スポンサーサイト
カテゴリ: 恋愛依存

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する