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ナルシシストの嗜癖

 自分のしていることに対して、他者から良い評価や承認をもらうと、安心できます。さしずめ、得点1でしょうか。逆に、批判を浴びると、くじける場合もあるでしょう。こちらは減点1。
 だからといって、強迫的に他者からの承認や拍手ばかり求めて、そのためならば、かなり無理してしまうのは、これはもう依存症といえるかもしれません。
  誰しも自分を輝かせたいと願うものですが、風のように移ろう頼りなげな他者の評価に頼るのは、心もとないかぎりです。
 他者依存に傾きすぎると、絶対的に不変な、誤りのない判断や、そこから来る輝かしい評価がほしくなります。すると自分の頭で考えて判断するよりも、マニュアル書に従うほうが安全と考えるようになります。赤信号は渡ってはならない、青信号は渡らねばならない。「ねばならない」思考が増えていきます。

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現実には、赤信号でも渡らなければならないときがあり、青信号でも渡れないときはあるものですが、マニュアル思考では、こうした個々の事情に共感できる心が育ちません。こうしてみると、権威主義的人格は、安全嗜好から作られるのかもしれません。
 ナルシシストは、常に得点をもらい続ける優れた自己を愛するがゆえに、ありのままの自己を愛せません。人間らしい自然な姿を、周囲の目から、そして自分自身からも隠しています。安全なレールの上から滑り落ちることを恐れているのです。
 良くない噂ひとつで、今いる社会から鉄槌されると、本気で恐れているのなら、こう呟いてみましょう。
「そんな噂でつぶされるほどの存在でしかないのだろうか、自分は?」
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テーマ: 不安定な心 | ジャンル: 心と身体

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