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回避依存とモラハラ

 モラルハラスメントの加害者は、加害の自覚がありません。自分は正しいことをしているという概念で、自己防衛しています。つまり、それが規則や慣例に基づいたことなら、相手を害しても良いのだという論理です。そこには、相手の痛みに対する感性がありません。正しさの主張が防衛ですから、当然、反省もできません。
  何らかの正当な条件(性別、学歴、職種、知能指数)などにより、相手より自分の方が、人間として『格が上』という意識を持っています。エリート意識(優越コンプレックス)です。相手が自分に従ってくれて当然、サポートしてくれて当然と思っています。こうした意識からは、感謝の心は生まれません。自分の思いどうりに働いてくれる相手でなければいらない、というメッセージを発しています。
 相手は、「自分はこの人に愛されていない。ただ利用されているだけ。」というメッセージを受け取り、だんだん元気がなくなっていきます。
 傍にいても心の距離が遠いのです。モラハラ加害者も自分のわがままに、内心は気付いていますので、第三者の前では、別人のような「いい人」を演じます。二人きりのときは「○○子」とパートナーを呼び捨てにしていても、公の場では「うちの○○子さんが」とさん付けにしたりします。これは逆です。
 公の場で、自分の子供に敬語を使って失笑を招いたりするのですが、単に日本語の使い方を知らないだけでなく、そこには自己像の演出の過剰といった、心理的な理由も潜んでいるかもしれません。「いい人を演じる」ことで取り繕おうとしている姿です。

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こうしたモラ夫、モラ恋人は、自分が責められる局面に立つと逆上します。相手を理解し、受け入れ、許す代わりに、裁き、拒絶し、責め続けるのです。自分を正当化し、相手を裁き、拒絶し、責め続けていたら、当然、相手から裁かれ、拒絶され、去られる現実を引き寄せることになります。
  それでも、「自分の思いどうりに動いてくれる相手じゃなかったからいらない」と、去っていった相手に執着しません。
 モラハラ加害者は、人に執着することを恐れています。愛着のある相手に去られることを恐れ、他の複数の異性や、仕事、趣味といった、複数の情熱の対象に「保険」を掛けているといえます。
  モラ傾向のある人は、自尊心は高いのですが、その自尊心が周囲からの風当たりで揺らぎやすい特徴があります。そのために断固とした権威に依存して、自己正当化に汲々としたり、弱者には神のごとく君臨したがります。モラハラ加害者の心理には、絶壁に立って怯えている幼児のような心もとなさがあるものです。
 常に正しくなくともいいのです。人はよく間違うものです。間違う自由も、それを修正する権利もあります。
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コメント

その後

アドバイスありがとうございます。
この記事の拍手が14にもなっていることにそれだけ多くの人が苦しんでいるのに表面化しないというのが、やはりモラハラ気質の典型なのでしょう。

私の場合、妻は周囲の人からは善人でありだれもそんな疑いも持ち合わせていないでしょう。

コメントにあった
>人を傷つける言動に自尊心が痛むのが、健全な心の状態だと思います。

まったくその通りですが、ちょっと矛盾していませんか?
人を傷つけると思える言動は避けるでしょうし、自尊心は自己愛で成り立っていませんか?

対象によって変わるだろうし、すべてはその関係性のなかで成立しています。
様々に絡み合った関係性のなかで生きているのですから。

とりあえず今は何事もなかったように平穏を装っているのですが。

さて・・・

2008/12/05 (Fri) 12:55 | sumika #kXS2wp52 | URL | 編集

コメントありがとうございます。
言葉から受ける精神的な痛手は、身体的な暴力よりも、後々までも残ることがありますよね。
でも、第三者の目に客観的に傷の深さが判らないので、刑罰の対象にはなりにくいです。
それだけに、当事者も罪の意識を持ちにくいといえるかもしれませんが、
人を傷つける言動に自尊心が痛むのが、健全な心の状態だと思います。
良い方向に舵取りをしていかれることを祈っています。

2008/12/03 (Wed) 22:15 | 美優 #- | URL | 編集
妻のこと

いつも拝見させていただいております。納得させられる記事やおやっと思うこともありますが、今回はじめてコメントしたくなりました。
モラハラという言葉を知らなかった私は、知ってから妻の言動・態度などこの一言で頭がクリアーになり今ではすっきりしています。

結婚して13年になりますが、3年ほど前に突然に「嫌だ」からはじまりセックスレスに突入。何が原因か皆目検討つかづ。冷戦状態のまま2年が経ったころ、いくつかの不審に気がつきいろんな方法でチェックを入れると不倫しているなと、様子を伺っていました。

なかなか確信までいたらず、問題を整理していたところこのブログにたどり着きモラハラ気質と断定するにいたりました。

モラハラ夫が通常のように書かれていますが、モラハラ妻のほうがより過激かと。

その後のことはまたコメントさせていただきます。

ひとまず、では今後も読ませていただきたいと思っています。

2008/11/28 (Fri) 09:35 | sumika #kXS2wp52 | URL | 編集

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