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嗜癖する社会

 社会は、そこに生きる人々に、無言の圧力を与えています。「社会のニーズに従って生きること。」「誰かの役に立つ人間であること。」それがたいせつなことであり、人としての価値であると、教えられてきているのです。
 すると、社会や他者にとって利用価値のない個人は、生きる価値がない人間ということになります。これはたいへんです!!必要のない人間という烙印を押されないために、周囲から役に立つ存在と認めてもらわねばなりません。社会のニーズに従うべき、という発想が生まれます。それが高じると、趣味の分野にまで広がってしまいます。

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「みんなが○○しているから、そうする」たとえば、ご近所がみんなそうしているから、子供にピアノを習わせる、時代に遅れないためにパソコンを習う、社会に奉仕できる人であろうとしてボランティア活動をする、これらはいずれも好きでやっていることではないので、それ自体に喜びはありません。それらを周囲が認めてくれるときに、初めて喜びが生まれるのです。
 ○○が好きな人が集まって、小社会ができるのではなく、所属している社会から外れないために○○をするのでは、趣味でさえ、しなければならないことになってしまいます。
 自分の好みに合わない活動から生まれる成果は、疲弊です。ですから、せめて、感謝されないと割が合いません。
 仲間はずれになりたくないから、悪い評判を立てられたくないからと、わたしたちは往々にして、楽しめない活動に参加しがちです。人間関係をたいせつにしなければならないからと、自分に言い訳しながら。
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テーマ: 不安定な心 | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 共依存

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