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2007.09.30 (Sun)

妄想と狂信

新興宗教に傾倒する人の中には、妄想性障害を持っている人もいます。
「根拠のない事柄への確信」
妄想と、狂信は、似通っているのです。
「目には見えないけれど、天には超越した絶対的存在なる唯一無二の全能の神がいて、その神からわたしは受け入れられ、愛されている。」という着想は、安心感をもたらし、気分を良くしててくれます。
また、確認できないので、現実によって裏切られることがありません。
 決して心変わりしない幻の恋人を慕うように、こうした観念に依存する人は、発達早期の段階で自尊心や自己愛に深刻なキズを受けていることが多いといわれています。その傷つきを想像的に補おうとする過程で、誇大自己的な妄想念慮が肥大してきたと考えられます。

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 虚栄心やが強く、自慢話や他者批判が多いことが特徴です。自慢や知ったかぶり、その一方で、『他人の魅力・価値を否定する言動』によって自己の優越感や自尊心を辛うじて保っているのです
 引き下げる相手を、自己満足のために利己的に利用しているのですが、『その相手の存在が自分の幸福を脅かそうとしている』という念慮が強いために、罪悪感を覚えることなく、攻撃性や復讐心をあらわにしてきます
こうした傾向は、自分を特別な人間と思い込む自己愛性人格障害と似ています。


 相違点は、不平、愚痴の多さです。これは、自分の能力に対する『劣等性コンプレックス』を抱え続けているためであり、能力を獲得して相手をしのごうとする努力を怠ってるためです。
根強い不満感を抱いたまま、病的な嫉妬心を相手に向けます。この特質にによってパーソナリティが特色付けられています。


傍目には、ツンとすまして、高慢で、打ち解けない人物という印象を受けます。『他人への猜疑心』の強さは、自分自身の能力や対人スキルに対する自信の欠如から発しています具体的な根拠もないのに、相手の真意を悪意に読み取り、激しい怒りの感情を妄想的に抱いています。
しかも、自分が抱いたネガティブな憶測が妥当かどうか、相手を前にして検討してみる作業をしません。問いかけて、事実確認をしないのです。
不安を覚えた相手から、「解らないことがあれば尋ねてね」と話しかけられても、沈黙し、背を向けて、自分の中の憶測を確信していきます。憶測を真実にしてしまうのです。当然、それは相手の真実から乖離していきます。


他人の幸福や成功』に対する嫉妬感情も異常に強く、隣人の不幸によって、自らを慰める傾向が顕著です。
不幸な人を見れば、救済者を志願しますが、人の不幸に嬉々として目を輝かせる様は、相手からの反感を買います。


また、拗ねたりいじけたりする否定的な態度を取ることが多く、他人と親密な人間関係を取り結ぶことができません。
この自我の脆弱さの故に、超越した絶対神への狂信が生じてくると考えられます。

テーマ : 統合失調症 - ジャンル : 心と身体

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