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恋の終わらせ方

 「行かないで。あなたに去っていかれたら、手首を切ります。」
その時は本気でそう思った。
それほど必死だった。
にもかかわらず、暴言を残してその人が去ってしまったら、手首なんか、切れません。
ばかばかしくて。
もう充分、心はぼろぼろ、ずたずたなのだから、これ以上、身体まで傷つけることなんかできない!


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 追いかけては行きません。
思い直して欲しくて、軌道修正したくて、せめて今よりましな状態になりたくて、ストーカーのように追いかけて行きたいところだけれど、今も恋しいその人に、恐がられたり迷惑がられる存在になるのは惨め過ぎるから。

 「他の誰かにとられるくらいなら あなた 殺していいですか」
そんな歌の台詞を泣きながら歌いながら、その人と恋敵だった同姓が、祝福される様を遠目に眺めて、惨めさをかみ締めても、歌の台詞のような行動なんか取りません。
その人がどれほど魅力的でも、残りの人生棒に振るほど、重要人物なんかじゃないから!
世界中でたった一人、恋しいのはこの世でたった一人、だったとしても、たいせつな自分を、これ以上惨めな存在にできるほど、重要人物なんかじゃないから。
 馬鹿だったよ、未熟だったよと笑いながら、そして、ひとりで泣くのです。

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テーマ: 恋愛依存症? | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 失恋の処方箋

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