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支配の形 搾取

 支配には、支配されている人が、そうとは気付きにくい隠微な形をとるものもあります。「あれこれと要求が多い人」がそれです。そうした人に限って、こちらからの頼み事は軽く受け流してしまいます。
 頼み事をしてくるときは、急に声音のトーンが上がり、優しくなったりもします。しかも、その内容は、こちらには荷の重い、過ぎた要求であることも多いものです。
 そして、聞き入れたとしても、望みの叶った後は、感謝のことばもありません。あったとしても、白々しいほど、お世辞的な態度です。
 要求を断ったら、今度は相手がその決断に対して罪の意識を抱くような態度をとります。罪の意識にからめとって、相手を操ろうとするのです。わたしが悪かったと、自分を責める殊勝な態度を周囲にちらつかせながら、激しく相手を切りつけるます。
 こうした一連の言動を計算した戦略として自覚を持って行っている場合もありますが、無自覚のうちに行われている場合も多いものです。そうした場合、人間関係に問題が生じると、「いつもわたしは誤解されてばかりいる」と周囲にねちねちと嘆いたりします。そこにもまた、周囲からの同情や賛同を得ようとする意識が、無自覚なまま働いています。

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 搾取する人 チェックポイント
☆ 自分のことは、つまらないことでも自慢する。
☆ 決して人を褒めない。人前では慇懃な態度で、表面的に見え透いた賛美をすることはあっても、陰に回れば手厳しく批判してこき下ろす。
☆ 自分の罪をやたらと嘆いてみせる。返す刀で、やたらと他人を罪に定めて裁く。
☆ 斜に構えてねちねちとした陰湿な態度。
☆ よく知らないことまで知ったかぶりをする。
☆ 遠まわしに、堂々と相手に対する敵意や反感を示す。嫌味を言う、声を掛けられても挨拶や返事をしない、揚げ足を取るなど。声音や語調に敵意を込めることをためらわない。

 こうした人は、自らもまた、依存の対象からの支配に甘んじていることが多いものです。そして、自分のしたいことはないのかと思うほど、相手の要求に従って日常の行動を決めていたりします。陰湿な敵意は、布の網目からにじみ出る欲求不満ともいえます。自尊心と経験が足りません。

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