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マインドコントロール症候群

 マインドコントロールは、カルトに限らず、日常の人間関係の中にも潜んでいます。滑り出した恋愛を瞬く間に難破させてしまう重大な要因でもあります。
 たとえば、付き合い始めたばかりの相手から、
「女性は髪を長くのばすべきだ」
と言われたら、相手の好みにあわせて、ロングヘアーにしようと思うでしょうか。それとも、どんな髪型にしようと私の勝手だと、内心いらだちを覚えるでしょうか。
 髪を伸ばし始めると、今度は、資格を取るために勉強を始めようとしていることに対して、「そんなことをして何になるんだ」とか「あの学校は二流だ」
そこで、
「家族にもそんなことは言われたことはないよ。うちの家族は、それぞれの自由を尊重してるから」
と返すと
「それは違う! その考えは間違っている! 君は○○というふうに、考えるべきだ!!」
  異議を唱えると、彼は激昂して、立て板に水のように持論を唱えます。
 こうした態度にとても傷ついたと、友人に相談すると、友人は、「それは彼の愛よ。心配してくれているのよ」と慰めてくれますが、釈然としません。
 こんなにも相手の自尊心を挫き傷つける、これが愛? 愛なら、「がんばれよ」と励ましてくれてもいいでしょ?

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社会に対して断固とした価値観を持ち、しかも、いつも自分の考えは正しくて「こうあるべきだ」と決めつけて譲らない人は、常に周囲をその基準に導こうとマインドコントロールしたがります。自分の世界観が世界のすべてではなく、単に好みの押しつけに過ぎないなどとは考えてもいません。
 「I'm Ok, You're not Ok」の論理で動いています。したがって、常に自分と異なる考えを持つ相手を「ディスカウント」してしまいます。
  ディスカウントされてうれしい人はいないと思われがちですが、不安に囚われている人、人生の意味を探している人、 「I'm notOk, You're Ok」の世界に住んでいる人には、カリスマのように見えてしまうこともあります。
 自律心の強い人、同じ 「I'm Ok, You're not Ok」の世界に住む者同士は、互いに譲らず、争いが生じ、瞬く間にきらめく恋も暗礁に乗り上げてしまいます。
  マインドコントロール症候群は付き合い始めたころに、多く発生しがちです。自分を変化させず、相手を自分に同化させる方が心地よいからです。ですが、たとえその主張が概ね正しい場合でさえ、それで相手をノックアウトしてしまっては、相手にとっては精神的暴力になってしまいます。
 ましてや人間関係には、完璧に正しい処方箋などありません。恋を愛に発展させるには、それぞれの違いを尊重して、 「I'm Ok, You're Ok」と思えることが大事といえるでしょう。
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テーマ: うつと恋愛 | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 恋愛依存

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