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言いたいことを言う人

 人間関係のトラブルは、往々にして言いたいことを言ってしまうために起こります。
「私は歯に衣着せずものをいう人なの。でも、言った後は根に持たないからね。」
 それはそうでしょう。本人は言ってすっきりしたのですから。ですが、売られたケンカを買わずに我慢した人は、それから悶々とすることになります。相手に、「根に持たせる」のです。
 相手のどこに『地雷』があるかは、よほど親しくなければわかりません。自分としては、軽く意見したかった、それが相手のためだと思ったのかもしれません。
 とはいえ、相手の生き方、生活態度、価値観、仕事などに対して、批判ばかりしていては、人間関係はギクシャクしてきます。そこに、配慮がないからです。
 自分の考えが相手よりも正しい、優れている、相手が劣っているといった意識がそこに働いています。

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言われたほうとしては、どうでしょうか。
「そんなことは言われなくても分かっている。わかっていても、そうはできない。そうできない事情を知りもしないくせに、わかったような事を言うな。」
そうした反論がわくのではないでしょうか。
 人は相手の人生のすべてを知っているわけではありません。一部だけを見て、足りないところを勝手な想像力で補い、わかったような事を言うのです。
 本当に相手を心配し、愛情に基づいての発言なら、相手の自尊心を傷つけるような言い方はしません。そういう人の意見ならば、少々耳の痛い話にも、人は耳を傾けます。第一、相手が相手のままであることに対して、矯正しようなどとは思いません。お互いの立場や置かれている状態を慮りながら、心地よい距離感をつかんでいくことでしょう。
 建前だけで上滑りせず、本音を言える関係が大事だというのなら、その根底には相手を尊重する、相手への建前ではない好意が必要です。
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