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抑うつと易怒性


 ちょっとしたことでイラッと来る、かっとなってキレてしまう。以前はこうじゃなかったのに、怒りっぽくなったと感じる時、ここ数年の自分史を振り返ってみましょう。失恋、離婚、死別といった大切な人との別れや、職場での人間関係の確執、あるいは離職など、喪失体験、負の体験が積み重なっていたり、それを補う新しい人間関係の構築がないといった状況が見えてくるかもしれません。
 内心、自分は負け組だと感じながら、それでも仕方ない、暗い顔をしていたら、よけいに人間関係が悪くなると、自分を励まし、あるいはごまかし、明るくふるまってはいませんか。
 ネクラが嫌われ、ポジティブがもてはやされるといった風潮がありましたが、良い時ばかりではありません。辛いときに辛さや寂しさを封じ込め、前向きにいようと努力していると、ちょっとしたことで、膨らんだ風船が破裂するように、封じ込めた感情が露呈してしまいます。易怒性は精神状態が悪くなっているあかしです。そして、破れても安全なところから破れてしまうのです。


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相手は家族や親しい友人、あるいは受け入れてくれそうな優しそうな印象を持った人という事になります。
 怒りを向けられた方としてはたまったものではありません。相手が上司やさほど親しくない知人である場合、対象として選ばれてしまったという事で、「軟弱そうに見られてしまったから選ばれてしまった」と、悪くすると自己評価まで低下してしまいます。そうならずとも、相手の怒りが感染してしまう可能性大です。自分の何が怒りを招いてしまったのかと、反省することもあるでしょう。
 怒りの背後にあるのは、不安や恐れ、傷ついた感情、自己憐憫などの抑うつ感です。そうと知っていれば、攻撃を向けられた時にも凹みにくくなります。相手が求めているのは「大丈夫?」という思いやりなのですから。
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